こんにちは、虫秘茶の丸岡です。
1月、冬真っただ中ですが、少しずつ日が長くなってきたようにも感じます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて今回、「季節の虫秘茶定期便」は冬の発送をもって最後となります。毎回、どの種類をお送りしようか頭を悩ませていましたが、これで終わりと思うと寂しいような、ほっとするような気もします。特に冬の定期便は一年前の最初から悩んでいまして、というのも多くの樹木が葉を落とし、虫が眠りについている季節だからです。そこで今回は、(生産自体は夏~秋に終えているのですが)冬でも青々とした葉をつけている常緑樹の虫秘茶をお届けします。
以下、今回のラインナップです。
・アラカシ×クチバスズメ
アラカシはブナ科に属する、いわゆるドングリの木です。街路樹としてあちこちに植えられており、街中でも山の中でも目にする植物です。冬の間も青い葉をつけ、ちょうど今の時期ですと新芽をつけて春に備えています。アラカシの虫秘茶はさっぱりとした味わいで、ほのかにスパイシーな香りが感じられます。どこか森っぽさがあり、派手さはないものの密かに人気を集めている種類です。フンの大きさにも注目してみてください。
・チャノキ×ヨモギエダシャク
チャノキも冬の間ずっと緑の葉をつけており、真っ白な可愛らしい花も咲かせます。チャノキといえば緑茶や紅茶といった、最も一般的なお茶の原料となる植物です。このチャノキの主要害虫こそがヨモギエダシャクで、今回の虫秘茶の生産者です。お茶の葉っぱを食べさせたらどうなるのかと、頻繁にご質問をいただきます。まさにその答えをお届けしておりますので、ぜひ一般的なお茶との違いに注目してお楽しみください。
ここまで4回に渡りお付き合いくださりありがとうございました。虫秘茶の定期便はまさに可能性を横に広げる試みでした。今後はさらに横にも縦にも掘って掘って広げていきますので、どうぞ虫秘茶をよろしくお願いいたします。
虫秘茶・丸岡