現在、慶應義塾大学SFCで活動しているつなぐつながるプロジェクトの中山雄太です。私がこの活動に参加したきっかけとしては、自分の祖父母が震災当時から福島県の浜通りに住んでいて、自分自身も震災直後に福島県に赴いて、東日本大震災の非常に悲惨な情景を目の当たりにしました。その悲惨な情景を目の当たりにした瞬間、当時小学2年生だった私は、なんとかしてこのような悲惨な震災を繰り返したくないと思うようになりました。東日本大震災から12年経ったいまでも、県や市が避難施設や津波避難タワーなどの設置してはいますが、実際には震災以前に存在していたその土地の風土や雰囲気はほとんど失われており、政府が言ってるように本当に復興がなされているかと疑問に思いました。そこで、被災地にとって何か力になれるような活動はないかと探していたところ、ちょうど代表の小林さんが震災に関する活動をおこなっているのを偶然見つけ、『これは入るしかない!』と思いこのプロジェクトに参加させていただきました。 現在に至るまで私はつなぐつながるプロジェクトとして、主に12月22日で行われたイベントの企画や下調べ、プログラムの中でクラウドファンディングに対する応援メッセージ役を努めさせていただきました。イベント後はつなぐつながるプロジェクトのメンバーで神奈川県版のクロスロードを作成したいと考えています! 今後、クラウドファンディングが目標金額にまで達成したら、夢団の高校生らと一緒に効果的な防災方法や伝承の方法について考えることができるようなイベントを実行していきたいと考えています!どうか応援よろしくお願いたします!
今回、イベントの企画運営に携わっております、つなぐ、つながるプロジェクト(慶應義塾大学有志団体)の芦田美弥妃と申します!私たちプロジェクトメンバーは、震災や防災に対する問題意識を持って集まった慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の学生です。災害大国、日本に生きる者として、3.11の記憶が風化しないよう、そして当時体験したことのない世代へと繋ぐと共に、近い将来起こると予測されている首都直下型地震や南海トラフ地震といった大規模災害に備えて、東日本大震災の教訓を繋ぎ、さらに地域の人々と繋がって防災行動を浸透させていきたいという想いから、「つなぐ、つながるプロジェクト」を立ち上げました。大事な街も人も思い出も守るために、今を生きる私たちに何ができるのか、震災体験の伝承、教訓や防災の発信活動を行っている釜石の高校生と想いを共有し、伝承活動の一環としてどのような取り組みが出来るかを考えています。私自身、震災当時は小学校2年生でした。小田原の海から約3分の場所で、経験したことのない揺れと窓から見える海の違和感、夜中まで防災無線が鳴り続け、国道1号線の車の渋滞でテールランプが赤黒く部屋の中を照らしていて怖かったのをよく覚えています。それから10年が経ち、高校3年次に新型コロナウイルスの感染拡大を経て喪失感や無念さを味わったことから、当時高校生で東北に居て被災された方々が感じたこと、直面した状況を想像し、震災から10年の節目に東日本大震災に思いを馳せ、語らい、災害についての当事者意識を高めるイベントを開催しました。SFCで地震学者の大木教授の講義を履修したことや、オーラルヒストリーについて学び、改めて震災の伝承やこれから先より多くの人の命が助かるためにできることを考えたいと思い、活動しています。先日行われたクラウドファンディング開始記念防災イベントである『釜石×横浜 ー3.11の教訓から私たちの防災を考えるー』では、「3.11の教訓を伝承し、防災行動に繋げる」というテーマで、パネルディスカッションに登壇させていただきました!YouTubeにアーカイブもございますので、ぜひご覧ください〜!つなぐ、つながるプロジェクトといたしましては、震災を体験した人や世代と、体験していない世代を繋いでいくために何ができるかを考え、私たち大学生なりの視点を活かしてイベントを企画していきたいと思います。みなさま、クラウドファンディングへのご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします!
横浜の皆さんはじめまして!岩手県釜石市で、夢団をはじめとした地域で活動する高校生のサポートをしている、三陸ひとつなぎ自然学校(略称:さんつな)の伊藤です。2011年3月11日に発生した東日本大震災では、生まれ育ったまちが一瞬で消え去るという経験をしたのち、翌月の2011年4月よりボランティアコーディネートから活動をスタートしました。世界中から訪れる皆さまの協力をいただきながら、一緒に汗をかきながら地元地域を取り戻すために活動を続け、長く続く復興まちづくりに責任を持って取り組むことを目的として2012年に”さんつな”を設立しました。〜「復興」は地域の誇りを取り戻すこと〜2013年、「復興」の定義は人それぞれだということに気づきました。津波で破壊されたまちが元に戻る・・・。仮設住宅の入居者がゼロになる・・・。それぞれ正しい定義だという前提のもと、さんつなとして最も大切にする旗印として「復興=地域の誇りを取り戻すこと」としました。震災前に比べて圧倒的に人口は減ってしまうだろう。でも、すごくいいまちになった!ということを感じながら住み続けたり関わり続けたりする人が至るところにいる状態が、さんつなの考える「復興」であり、そこを目指して活動を続けています。〜震災10年以降を見据えた人材育成〜青春時代を過ごす大切な”家”である仮設住宅に愛着を持ちながら住む人を増やすことを目的として、ハートのマグネットで仮設住宅を彩るプロジェクトを立ち上げた高校生震災当日は何も出来なかった・・・。中学生に手を握られながら命からがら逃げ切った経験を紙芝居にして、当時の自分と同じ小学4年生に防災授業を行なった高校生地域課題に立ち向かうことで育っていく高校生たちの伴走を重ねるうちに、理想的なまちが10年そこそこで出来上がる訳がないのだから、更に先を見据えた次世代育成を復興期で行うことが必要なのだということに気づき、高校生が地域での活動を通して育つための伴走を本格化させていきます。〜震災の記憶が残る最後の世代〜2019年9月・・・世界的なラグビーイベントが行われた釜石鵜住居復興スタジアムには、1万4千人もの人が訪れ、ラグビーを楽しむと共に、防災の大切さや感謝の気持ちを伝える高校生の言葉に耳を傾けました。その活動をきっかけに、大震災の記憶がある最後の世代として、次の世代にその記憶や教訓を伝えていこうと、釜石の高校生による防災・伝承活動グループ「夢団〜未来へつなげるONE TEAM〜」は2020年1月に結成されました。しかしながら、その2ヶ月後から本格的にコロナ禍に突入してしまったために、常に制限を受けながら活動を続けることとなります。それでもコツコツと活動を重ねることで、現在は4代目の代表の世代まで引き継がれ、メンバーも50名(現役の高校生世代のみの人数)まで増えるなど年々活動が活発化しています。この度、夢団の高校生が横浜を訪れて”震災の記憶が残る最後の世代”として防災啓発活動や同世代交流を行う機会をいただくこととなりました。これまで制限を受けながら活動を続けてきた夢団にとって、地元を離れて行う伝承活動は大きなチャレンジとなります。3月の活動では、釜石の夢団と横浜の若者たちが協力して防災意識の向上に寄与することで、お互いを高め合う育ちの場になることになります!”未来のいのちを守る”ためには多くの若者の育ちが必要不可欠となりますので、ぜひご協力お願いいたします!さんつな[三陸ひとつなぎ自然学校]代表 伊藤 聡
私は、今年3月横浜総合高校に校長を退職し、今は高校生の体験活動を応援するNPOを立ち上げて代表として活動に取り組んでいます。 今回は、「夢団」をお迎えし、3月4日に一緒に行いたい活動の概要をご説明します。 横浜市立横浜総合高等学校(以下“横総”)の生徒が主催するこのイベントは横総の生徒が第一次産業体験でお世話になった各地の物産を販売し、利益で防災備品を購入して横総の所在する地域に寄贈するイベントです。今回は「夢団」にも参加していただき、災害伝承や防災啓発活動を行ってもらう他、ミニ展示や来てくださった方との雑談、美味しい釜石物産の販売、汁物のサービスなどを横総生徒と一緒に行います。 ・日時:2023年3月4日(土)10時~16時ぐらい(コロナ状況、荒天中止あり) ・場所:弘明寺商店街かんのん橋(市営地下鉄、京急弘明寺駅下車徒歩5分) 「高校生の体験交流活動を通じて、商店街と他都市の高校生とを結ぶ。」 今回の企画が“横浜”と“釜石”の架け橋の一助になればと思い、頑張って準備を進めています。ぜひ、実現に向けてご支援よろしくお願いいたします。
こんにちは!今回、このクラウドファンディングの運営をする『釜・横トライ!』の実行委員長を務めます、慶應大学2年の小林美月です。この度は、多くの方よりご支援賜わりまして誠にありがとうございます。実行委員長である私の自己紹介を今回記載させていただきたいと思います。高校時代、幼少期よりご縁のあった山梨県北杜市の活性化を考えたいと思い、北杜市のさまざまな方にインタビューなどの活動を行ってきました。その中で、さらに地域活性について学びたいと考え、現在通っている慶應義塾大学総合政策学部へ入学しました。まちづくりの活動を行う中で、昨年、よこはまユース主催のイベントに関わらせていただき、岩手県釜石市の東日本大の復興や伝承活動に関心を持つようになりました。昨年から2年ほど釜石の方々や学生さんと関わる中で、自分がいままで体感することのなかった危機感やそれに対する強い想いを感じ、このまま復興が風化され、また同じような被害を増やしてはいけないという教訓のようなものを感じ、プロジェクトを立ち上げるという決断に至りました。今の高校生は、東日本大震災を体験する人と体験しない人の狭間にいる「3.11を体験する最後の世代」です。この高校生がいま震災の伝承を行うことに大きな意味があると感じています。この活動が釜石市内、被災地内に留まるのではなく、より多くの人に知ってもらうため、まずは私の住む横浜に伝承しにきてもらうことが大きな一歩につながると思っております。防災意識のある人は、いまはごく僅かです。少しずつ増やすためにも高校生が伝承する機会を増やす必要があると思います。応援よろしくお願いいたします。