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はちみつに続く可能性の宝庫!!『シルク』配合・天然酵母のパンをつくりたい!!

シルクの繭に含まれる「セリシン」は血圧、血糖を下げ、タンパク質も豊富で美容や健康に効果を期待できる優れた成分です。毎日食べるパンに機能を付加するとともに、環境への負荷の少ない自然由来の素材を活用することで、気候変動対策を行います!

現在の支援総額

1,757,811

175%

目標金額は1,000,000円

支援者数

268

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/01/25に募集を開始し、 268人の支援により 1,757,811円の資金を集め、 2023/02/26に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,757,811

175%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数268

このプロジェクトは、2023/01/25に募集を開始し、 268人の支援により 1,757,811円の資金を集め、 2023/02/26に募集を終了しました

シルクの繭に含まれる「セリシン」は血圧、血糖を下げ、タンパク質も豊富で美容や健康に効果を期待できる優れた成分です。毎日食べるパンに機能を付加するとともに、環境への負荷の少ない自然由来の素材を活用することで、気候変動対策を行います!

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プロジェクトオーナーの清水和輝です。

この数日、知り合いの中で、Twitterのある投稿が少し話題になっていました。
ご支援いただいた方からも質問を受けました。

コオロギは食糧危機を救う手段にはなりえない。
1)エネルギーコストが見合わない → 換気・保温が必須
2)空間コストが見合わない → 鶏の方が効率的なのではないか
3)栄養価の問題 → 餌を企業秘密にして専売したいのではないか
4)ダニや病気を無視している
つまり、コオロギ養殖にはハードルがあり、一般農家や業者が容易に参入できないようにして、元締めが利益を総取りし、新たな利権が発生するのではないか?


さて、今回のシルクのパンにもつながる話ですが、一学生に過ぎない僕の意見を聞いてください。

僕自身、「昆虫食=コオロギ」が現状、認知だけが先行し、実際に普及していない現実を目の当たりにしてきました。

それは、一緒に活動してくれているメンバーも含め、実際に、いろんな場面で消費者に直に触れてきた僕自身が一番よく知っていることです。

実は、ずっと思っていたことがあります。

姿・形がダメだということでパウダーにしたり、コオロギの名前を「クリケット」と言い換えたり、それは消費者の根強い抵抗感に対して誠実に正面から応えていないと思ってきました。
タンパク質が多くても、大豆ミートでいいじゃないかと言われたら、反論できないのではないかと内心思っていました。
フードロス対策になると言われても、そもそも、ロスを出さないような仕組みをつくる方に注力すべきであり、ロスありきでコオロギの餌にする前提で仕組みを作るのは本末転倒ではないかと考えてきました。

国や大企業は積極的に昆虫食を推進するのに、消費者がそっぽを向いているのはなぜでしょうか。
投資家向けのクラウドファンディングでコオロギ事業は多くの資金を獲得していますが、一般消費者向けのクラウドファンディングは桁が2つ違うくらい、悲惨な結果に終わっているものがほとんどですし、よく見たら、明らかに自分で購入しているような自爆営業のようなCFもいくつかあります。

なぜでしょう?

フードテックという言葉はよく聞きますが、そこには「食」の楽しみが置き去りにされています。
培養肉、昆虫食・・・そもそも代替タンパク源という表現自体、文化的な生活を送る人間の本質的な営みである「食」をないがしろにしているんじゃないかなと思います。
「食」というより、「餌」です。

もしかしたら、本当にSDGsの名の下に、食べられもしないコオロギを大量に生産して、結局は資本主義という制度のもと、利権が発生しかけているのかもしれません(一学生である僕には知る由もないですが)

Twitterの意見のとおり、コオロギは現状のままではSDGsの達成には貢献できないでしょう。
僕が考える理由は、どれだけ生産しても、食べる人がいないからです。
気候変動の原因の大きな要素である「畜産」に一石を投じるくらいに、コオロギが食材として普及していないからです。

確かに、日本においては、フタホシコオロギやイエコオロギの養殖には、温度管理が必要であり、その点で環境にいいかどうかというと疑問符がつくのは事実です。
しかし、この意見に反論することは可能と考えています。
具体的な数値は持ち合わせていませんが、おそらく、温度管理が必要な点などを考慮しても、きっと牛や豚などの畜産よりは環境負荷は圧倒的に低いのだと思います。
昆虫の食用利用は、国連の報告書でも2013年に報告されており、可能性が示されているような代物ですからそれくらいの検証はしっかりなされていると言えるのではないでしょうか。少なくとも、Twitterで適当なことを言っている人より、国連の調査の方がしっかりエビデンスもあるんじゃないかとは思います。

必要なことは、需要をしっかりと喚起することです。
イベント、講座、SNS・・・微力ではありますが、消費者にしっかり向き合う、僕が最も力を入れてきたことです。

「清水和輝が行っているので食べてみよう」

そう言ってもらえるような取り組みをしてきたつもりです。

ただ、限られた時間で活動してきた学生の僕にとって、心の底から普及啓発するにはコオロギは自己矛盾を起こしているのは事実でした。
(もちろん、味は美味しいし、少なくとも僕が作っているものは野菜や魚の屑しか食べていないので安心・安全なのですが、いろいろ抵抗ある人や聞く耳を持たない人に食べてもらうための論理的な説明ができない)

そこで、僕なりにどうすればいいのかというのを真剣に考えてみたのがシルクです。
単なるタンパク源としてではなく、食べることによる明確なメリットを打ち出せるからです。
昨年、声をかけていただいた断糖高脂質ダイエット「#金森式」の提唱者・金森重樹さんは、「コオロギはオメガ6脂肪酸が多いがカイコはオメガ3脂肪酸が多くバランスが良い、可能性があるね」と言ってくださいました。

この出会いもまた、僕に『シルク』は食材として大きな可能性を秘めているのだと確信させるに至りました。
そして、第1弾としてリリースしたシルク煎餅は、江戸時代創業・銀座の老舗、松崎商店に開発いただきました。

シルク煎餅

繭を取り除いた後の蚕のサナギを用いて、オレガノやクミンなどのスパイスを用いて世界中で愛されるオリエンタルな味わいに仕上げたアップサイクルな商品です。
しかし、蚕のサナギの独特の風味はスパイスと合わせないと食べにくいので、好みが分かれます。
また壁にぶち当たります。
もっと踏み込んで、圧倒的に普及できるものはなにか?カイコにしても、パウダーにしたところで、昆虫そのものです。
そこで、誰もが知っていて抵抗感がなく食べているもの、「はちみつ」に着想し、姿形でもパウダーでもない「シルクの絹糸」を活用することにしました。絹糸に含まれる「セリシン」というタンパク質です。

セリシンには糖尿病、高血圧を始め様々な効果が期待できる機能性のタンパク質が含まれています。
こうして、悩みぬいて完成したのが、このセリシンを配合した「シルクパン」です。
今回、冷凍パンのオプションをつけたのは、ロスが生じにくいからです。そして、養蚕はもともと日本の伝統産業でもあり、桑畑が増え、緑化が進むことを願っています。

群馬県桐生市・NEXT NEW WORLD本社にて

実際に養蚕してみましたが、昔は日本に200万戸も農家があったということで、日本に根差した伝統産業です。大規模な温度管理なども不要です。
さらに、シルクは食品以外に、アパレルはもちろん、医療品、化粧品などいろんな用途があるので、素材としてロスが出にくいと考えました。
いろいろ、悩んで、今、このタイミングで世間に出して支持を得られるのは、シルクの絹糸を使った食品なんじゃないか、というのが僕なりの3年間の活動の答えです。
ただ、その他の素材を否定するわけではありません。コオロギだけでなく、マゴット、ミズアブ、いろんな研究が進んでいます。
いろんな選択肢があっていいと思います。
今は過渡期にあるので、賛否両論がせめぎあっているのだと思います。
大阪で子供たちを対象に昆虫食の体験イベントをした際の写真です。みんなの楽しそうな活き活きとした表情をみてください。
きっと、この子たちが大きくなる5年後、10年後、世の中はもっとドラスティックに変わっているでしょう、未来は明るいと信じています!
僕は今、このタイミングで出来ることに全力で取り組みます!!

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