おはようございます。こんにちは。こんばんは。
監督の北林佑基と申します。
皆様、たくさんのご支援ありがとうございます。
コメントを読んでとっても心がぽかぽかしています。
今回は僕のお仕事を少し紹介しようかと思います。
とくに力を入れたのは "ビデオコンテ" になります!
最初は孤独な監督(ビデオコンテ作成)
大まかなストーリーをずんがんさんと監督補佐・編集の松本くんと話し合い、ある程度のストーリーを固めたあと、私が取り組んだのはビデオコンテの作成でした。
※ビデオコンテとは、絵コンテの動いたバージョンのようなものです。
決して人形で遊んでるわけではありません。実はこれ、お仕事なんです!(笑)
みんな信じてほしい…。そう切に願います。
フライングタイガーで購入したデッサン用の人形を使って、家の中で人形たちを動かし続けました。ストーリーが決まっていても、どのタイミングで、どうのように人物を配置して、どのような動きをして…というのは無限のパターンが存在してます。それを僕たちが吟味して道を選び進んでいきます。
Googleマップが見られない状態で道を進むかのように「ここだ!」と思って進んで「違った!」と言って、元の場所へ戻っていき、また「うーん」と考えて模索する。その繰り返しでした。
創作するときはいつもそうですが、一日中考えあぐねて、ただ歩数計の数だけが増える日もあれば、ふと妖精が通ったかのようにいっきに全てが解決する時もあります。日常でも奇跡が起きるように、創作でも奇跡が起きたりします。それをじっと待ちます。いわゆる「奇跡待ち」です。「奇跡待ち」は考え続けた者にしか訪れないはず…。そう信じて考え続けます。どうすれば面白くなるのか…?
僕たちはダウンタウンだ!(ビデオコンテひとつめの完成)
そんなこんなで、松本くんや真子の力も借りて、ビデオコンテ第一稿が完成です。
ここから「もっと面白くするにはどうすれば良いのか?」を会議していきます。
ダウンタウンさんのネタ作りで、「まずストレートな漫才を作って、そこからひねっていく。」と聞いたことがあります。「僕たちはダウンタウンだ!」と自分たちを鼓舞して、根気よくさらなる改良を加えます。ビデオコンテを作り直していく過程は、具体的なアイディアの層を重ねていく感覚に近いような気がします。
3回目のビデオコンテ作成時は、少し規模を大きくして、アングルチェックに入っていきます。
本来のアングルチェックを僕は知らないのですが(汗)
僕たちのアングルチェックでは、俳優部が入る前に、我々の信頼しているスタンドインをお呼びして、演技も込みでカメラ位置を探っていく作業です。
スタンドインのメンバーは、制作応援の町田くん、はるきくんと美術部の真子に演じて頂きました。決まったロケ地を想定して、モノを配置し、コンテに沿って撮っていきます。
ここで我々の選択が成功しているのか?の最終チェックです。
しかし、いくら頭の中で考えてもうまくいかないのが、面白いところです。実際にやってみると、次々と問題が出てきます。
頭の中だけの作業と実際に体を動かしてやってみるのとでは雲泥の差があります。それを実現できたのは、スタッフの存在です。多くのスタッフが今作のMVに尽力してくださったおかげで、本番前に多くの気づきや修正を加えることができました。スタッフのみんなには感謝しかありません!!!
完成!!!!
そうして出来上がったビデオコンテを最終的に絵コンテに戻します!
これで完成です!!!
総シーン数18、総カット数74の絵コンテが出来上がりました!
カット数が多くて撮影も大変でした…笑
最後に
ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。
〈映画のようなMV〉と公表した以上、妥協はしたくないと思い、入念に準備を重ねていきました。自分で言うのもなんですが、それが少しでも伝わったらなと思います(笑)
またまた、ここから週2回ペースで活動報告を更新していく予定です!
・僕の背中を支えまくっている【監督補佐/編集】の松本。
・今作の世界観と裏テーマを担った【美術】の真子。
・みんな大好き現場のムードメーカー【スチール】のキエさん。
・僕たちのしたい!を全て叶えてくれた【撮影】の中村くん。
・彼ら3人がいなかったら、現場は成り立ちません!現場を下から支えてくれた【制作】の在原さん、はるきくん、町田くん。
各部署の想いもどうぞ楽しみにしててください!