熱い想いをいただき、おかげさまでファーストゴール250,000円を達成できました!この場を借りて皆さまに厚くお礼を申し上げます。ありがとうございます!
せっかくなので 3/9(木)23:59までの残り7日間でネクストゴール500,000円を目指すため、 新たにリターン品を2つ追加しました。
早速ご紹介します!
今回お茶の原材料としている「パステル」。もともとわたしたちは、青色の顔料を抽出するために育てていました。
アブラナ科の植物で、和名は「細葉大青(ホソバタイセイ)」というそうです。
パステルは藍植物の一種ですが、一説によると藍植物は、虫から自身を守るために辛く苦い物質を生み出したといわれます。
パステルの生葉をかじってみると、ビリッ!とした辛みが広がります。
日本で藍染めの主な原料となっている「タデ藍」も、「蓼(タデ)食う虫も好き好き」ということわざがある通り、辛く苦いのが特長です。
この苦味物質は植物の体内にある間は無色透明で、酸素に触れた途端に青くなる性質を持っています。収穫のときに鎌を入れたところから薄い青になっていくのが、何年たっても不思議で仕方ありません。まるで化学実験を見ているかのよう!未だにわくわくします。
刈り取った葉っぱは、畑のすぐそばを流れる川から汲んできた水に浸け、なるべく自然の営みにおまかせし、様子を見ること数日。
詳しい工程はお見せできないのですが、最後にはこのようなターコイズ色に仕上がります。植物からこんなに綺麗な天然の色を取り出せるなんて、ほんとにすごい!!
さらに天日干しすること数日。ついにパステル顔料が完成!
そして、パステル顔料に自然由来の媒染を加え、温度に気をつけながら醸造作業。しばらくすると、染められる状態になります。
染料の表面はテラテラとしたブルーですが、割ってみると中は鮮やかな銅色。このコントラストがまた綺麗で。ムラなく染料が入っていくよう、生地を休みなく揉み、定期的に甕(かめ)から引き上げて、色を乗せていきます。
濯ぎを終えての干し場の光景。
”藍染め”と聞いて皆さまが想像するような円熟した濃い藍ではなく、パステルで染めた生地は、淡くミルキーな色を醸し出します。甘く切なく、優しくメロウな青。
今回追加したリターン1つ目は、純国産板藍根・大青葉使用「パステル茶」1袋と、幻の染料パステルで染めたタオルハンカチ1枚のセット 10,500円 (25セット限定) です。
パステル茶も気になるけど、幻とまで呼ばれるほど貴重な「パステル染料」がどんな色を出すのか気になる!見てみたい!という方におすすめです。
幻の染料パステルで1枚1枚手染め、大判・厚手のしっかりしたタオルハンカチです。
追加したリターン2つ目は、純国産板藍根・大青葉使用「パステル茶」1袋と、幻の染料パステルで染めたストール1枚のセット 39,000円 (5セット限定)。
パステル茶も気になるけど、貴重な「パステル染料」がどんな色を出すのか気になるし、むしろ纏(まと)いたい!わたしもパステルの風になりたい!という方に。
幻の染料パステルで1枚1枚手染め。するんっ、とろんっとしたしっとりやわらかな手触りで、ストールとしてだけでなく、肩にかけてショールとしてもお使いいただけます。
写真は2016年冬にパステル栽培に着手してから、ずっと伴走してくださっている農家・児島さんと。
気仙沼の青い恵みのリターン品、良ければお試しください!