こんにちは、インディゴ気仙沼の藤村と申します。
さて、今回新しく開発した純国産板藍根・大青葉を原材料とした健康茶「パステル茶」ですが、2022年6月から取り組み、何回かの試作と、試作品を試飲していただいてのアンケートを経て、ようやく完成させることができたものです。
ところが、「これ、お茶にしない方がいいのでは…?」と関係者から声が出るくらい、開発の過程では紆余曲折ありました。
というのも、今回活かしたかった根の「板藍根」(ばんらんこん)はもともと、中国では喉に効くとされる生薬の食材。
未病ほか臨床現場の治療でも使われているなどの報道もあり国際的に注目され始めているものの、味の良さではなく、あくまでも薬効があるとされる天然由来の医薬品としての位置づけの原料です。
なので試飲会場でも、「ものすごくおいしい!」と言ってくださる方がいる傍らで、「香りさえも二度と嗅ぎたくない」とまでのお好みの開きがあり、わたしたちとしても、お茶として皆さまのセルフケア生活に寄与したい!という強い想いがあったものの、果たしてお茶でいいのだろうか…という戸惑いが出てきたのは、一度や二度ではありませんでした。
根の「板藍根」(ばんらんこん)はお茶として焙煎加工すると焙煎香が良い方に働いて、ごぼう茶やトウモロコシ茶のような大地の香りがするお茶となりました。アンケートでは圧倒的に男性が「好き」と答えてくれる、土の深みを感じさせる味です。
ところが独特の香りと、苦みがある。”健康茶を飲んでいる”感は強いけれども、日常のなかでさりげなく摂っていただきたいお茶なのに、最初から食味の間口を狭める必要もないのではないか・・・。
葉「大青葉」(だいせいよう)はわかりやすく言うとハーブティーで、さわやかな香りと、飲んだ後のさっぱり感が、アンケートでは女性に人気の味。
しかし男性からは「草を飲んでいるような感じがする」。「もともとハーブティーを飲まないので、良さがわからない」などのご意見をいただきました。
ご家族やお仲間と、性別や味の志向関係なくお楽しみいただけるお茶にするには、どうすればよいのか。そこで考えたのが、板藍根と大青葉をブレンドすることです。
そうして迎えた何回目かの試作。
それぞれ別々に洗浄・乾燥・カット・焙煎した板藍根と大青葉を 1:1でブレンドしてもらったところ……なんということでしょう!
お湯に触れた茶葉は、まずは玄米茶のような香ばしい香りが立ち上がり。口に含むと、葉の甘味に続き、コクのある根の深み、そして爽やかな後味が残る。
ブレンド茶にすることで葉・根それぞれが持つ風味が互いの良さを引き出し、嗜好品や、性別や味の志向などによって一部の方にしか刺さらない独特の味ではなく、 普段のお食事や、お煎餅のおともなどにもぴったりの味に着地させることができたのでした。
テトラ型テーパックがひと袋に7個入っており、1週間飲み切りタイプとなっております。
なんとなく身体の不調を感じていて、その日のうちになんとかしたいという方や
人混みの中に出かけていったから、自宅でセルフケアできれば、という方にお飲みいただければ幸いです。
商品化前の食品検査により、カフェインを含まないことが分かっています。おやすみ前や、ご家族の団らんや来客時に、大切な方とお楽しみいただけるとうれしいです。
さて、クラウドファンディングも後2日!3/9(木)の23:59までとなります!
ご共感いただいた方、板藍根茶のお試ししてみたいという方、奮ってのご支援をお待ちしております!どうぞよろしくお願いします!