こんにちは、インディゴ気仙沼の藤村と申します。
突然ですが上の奇怪な画像、これは何でしょう?朝鮮人参?はては日本山人参?
いいえ!中国では「板藍根」(ばんらんこん)と呼ばれ親しまれている生薬で、わたしたちが自社農場で育てている染料植物「パステル」の根っこです。
農場では青色を抽出するために夏中、パステルの葉を収穫しています。収穫の季節が終わって残るのが、外気温が低くなってもう十分な青色色素がとれない葉と、地中にたくましく下りている根。
どうにかしてこの素晴らしくかわいい子どものような根を活かし、世の皆さまに喜んでいただける方法はないものだろうか。
そうしてたどり着いのが、中国で2,000年以上に渡って育まれてきた、深い知恵と実績のある伝統医学「中医学」の考え方。
中医学では健やかに暮らせる実践方法として、体質に合った病を生薬を摂取することで病を未然に防ぐ という方法があります。
生薬には植物の葉、茎、根、花、果実などのほかに、鉱物や動物などが原料となるものも。有名なものとしては、枸杞子(くこし)や、棗(なつめ)、なじみのあるものだと、生姜、シナモン、胡麻なども、中医学では生薬の一つに定められています。
今回の「パステル茶」に原材料として使っている「板藍根」(ばんらんこん)は、風邪やインフルエンザが流行する時期に、中医学では葛根湯のように頼りにされている生薬です。
漢方の本場である中国では「板藍根」を煎じて飲んだり、うがいをする習慣があるそうです。また中国の小中学校では、板藍根を煎じ液を喉に吹きかけ、風邪の予防に活用されてもいるそうです
日本ではあまりなじみのない「板藍根」ではありますが、東洋医学的な薬効は清熱・涼血・解毒であり、西洋医学的には解熱・抗炎症・抗菌・抗ウイルス作用などと解釈することができます。基礎研究においても板藍根は抗菌作用の幅が広く、多くの種類の細菌の増殖を抑制することや、多くのウイルスの働きを抑制し、インフルエンザウイルスの増殖も抑制する研究が報告されています。
もっと分かりやすく日本でもなじみのあるものだと、「養命酒」の原料としても使われていることでしょうか。
そんなパステルの根「板藍根」と、葉「大青葉」(だいせいよう)をブレンドした「パステル茶」。本プロジェクトで3/9(木)23:59まで、先行予約販売しています。
純国産ものとなるとかなり珍しい「板藍根・大青葉茶」!!!!!!
ご興味を持っていただけましたら、お早めのご参加をお願いいたします!