こんにちは、エファの高橋です。
本日は、来週6/17(土)に開催するエファのシンポジウムのご案内をさせてください。
登壇されるのは、メタバースやVR領域の研究者で、自治体やNPOの活動支援などもされている宮田和樹さん。
私が以前宮田さんにお会いしたときには、「三宅島クジラ鼻水プロジェクト」なる興味深いご計画について、とても楽しくお伺いしました。
宮田さんの講義と、エファ海外事業担当 鎌倉とのディスカッションを無料で聴けるチャンス!
ぜひお誘い合わせの上ご参加ください!
<シンポジウム企画趣旨>
エファジャパンは「すべての子どもたちが可能性と創造性を発揮し、自分ものがたりを描ける社会に」をビジョンに掲げ、カンボジア、ラオスの子どもたちの教育・福祉支援事業を行っています。
近年は、障害がある子どもたちが、アクセシブル(自身にとって利用しやすい、円滑に利用できる)な教材を通じて生きるための情報を得て、能力を発揮できるように、本だけではなく、布絵本やマルチメディアDAISY(デジタル録音図書)の開発を進めています。
今度のシンポジウムは、デジタルカルチャーの研究者で、青山学院大学総合文化政策学部非常勤講師・デジタルストーリーテリングラボ代表教員等を務めている宮田和樹さんをお迎えし、テクノロジーによる情報格差の解消、障害者や高齢者、地域や状況により情報にアクセスできない人たちにも、情報が届らえるようになるだけでなく、より豊かな物語体験を創造し、人々と共有できるようになる未来についてお話をいただきます。
メタバースやVR(仮想現実)、ChatGPTなどで話題の生成AIなどの新たなテクノロジーがアクセシブルブック(見る本、聞く本、触る本)とつながることで、誰もが自分の物語を描ける社会や地域の実現できるようになりつつある現在を、これまでの歴史や事例にふれながら紹介いただきます。一部、デモを交えたりしながら、そうした技術の一端にもふれてもらえたらと思っています。
<シンポジウム概要>
アクセシブルな物語の未来:メタバース、VR、アクセシブルブックが拓く世界
■日時:2023年6月17日(土曜日)15:00~17:00(開場:14:30)
■会場:会場参加とオンライン参加をお選びいただけます。
会場:JICA地球ひろば(東京都新宿区市谷本村町10-5 JICA市ヶ谷ビル内)
オンライン:後日Zoomのリンクをメールにてお送りします。
■参加費:無料(要申し込み)
■内容:
15:00 開会の挨拶
15:05 アクセシブルな物語の未来:メタバース、VR、アクセシブルブックが拓く世界(宮田和樹さん)
・アバターを使ったデモンストレーション
・ストーリーテリングで感情や経験を共有する
・仮想空間でのコミュニケーションや共創を可能にするメタバースやVR技術
・テクノロジーで情報格差を解消する
16:00 パネルディスカッション
宮田和樹さん×鎌倉幸子(エファジャパン 海外事業担当)
16:30 質疑応答
16:50 これからのエファの挑戦
17:00 閉会
<シンポジウムのお申込み>
<登壇者紹介>
宮田和樹(みやた・かずき)
研究者(デジタルカルチャー)。青山学院大学総合文化政策学部非常勤講師・デジタルストーリーテリングラボ代表教員。所属学会:日本バーチャルリアリティ学会、日本情報教育学会
1972年、愛知県犬山市生まれ。慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程修了。人類学やメディア論をベースに、メタバースやVR領域での自治体やNPOの活動調査や支援、及びVR能や演劇など新たな文化的活動の実践にも協力。ラボ生が制作したVR作品「在宅茶会」はIVRC2020で仏Laval Virtualの招待作品に選出。地図絵本アプリ『ベアフット ワールドアトラス』では日本語版の制作とナレーションを担当、AppStore 5周年記念の「ベストアプリ10点」に選ばれた。著作翻訳に、デジタル・トラヴェローグ「デジタルブーメラン」、ブルース・チャトウィン「ノマドという可能性」(『10+1』No.8、INAX出版、1997)など。現在、日本の電子出版のパイオニアである株式会社ボイジャーで書籍『アクセシブルブックのすべて:見る本、聞く本、触る本』を準備中。
■本件に関するお問い合わせ先
認定NPO法人エファジャパンエファジャパン
担当:鎌倉幸子(かまくら・さちこ)
〒102-0074 東京都千代田区九段南3-2-2 九段宝生ビル3F
TEL: 03-3263-0337 FAX: 03-3263-0338
Email: info@efa-japan.org