クラウドファンディングは、残りおよそ1ヶ月となりました。
たくさんのご支援、本当にありがとうございます。
特別支援学校では、スケジュール等の関係上、
受注前ではありますが、すでにバッグのパーツづくりがスタートしています。
普段、私が障がい者支援施設に仕事を発注するときは、
こちら側が3割適度ルールを決めて、残り7割は、
作り手の感性で仕上げてもらいます。
今回も同様に、ルール以外のやり方は、ほぼ学校側に任せて、
生徒たちの感性に賭けています。
埼玉県立入間わかくさ高等特別支援学校に
オーダーした縫製は、こういうものでした。
ぐにゃぐにゃでもいいから、
自由に好きなように、ミシンステッチを4本入れて欲しい。
すると、「他社の受注品に影響がでないように、
できればまっすぐに縫わせてもらいたい」とか、
「ぼくたち、自由は習っていません!」とか
先生からも生徒からもいろんな声が聞かれました。
ですが、最終的には、私の意思を優先してくれて、
あえてぐにゃぐにゃの自由な縫い方にトライしてもらっています。
私たちが学校に渡したサンプルは、画像の通り。
ゆるやかに、右に左にミシンステッチを走らせています。
ところが、あがってきたのはこちら。なんと個性的!
サンプルに忠実な子。
まっすぐなラインが得意な子。
そして、グラフィカルな柄を作り出す子。
これが、彼らとコラボレーションする楽しさ!
狙ってできるものじゃない。
この自由さは、見る人の感性を大いに刺激します。
「なるべくたくさんの生徒が携わるようにしていますので、
独創的な仕上がりもありますことを、ご理解いただけると嬉しい」
という先生からのメッセージ。
その独創性は期待以上でした。
私には真似できない彼らの感性を
みなさんにお届けできる日が本当に楽しみでなりません。
入間わかくさ高等特別支援学校の服飾デザインコースの生徒たちが一部制作する
2wayトートバッグ「なかよしのともだち」(16,000円)は、残り10点。
1点ずつステッチが異なります。柄は選べません。届いてからのお楽しみです。
彼らの「チャレンジとセンス」がつまったトートバッグから、
みなさんにもなにかを感じとってもらいたい。