SMDクランプ(150mmアーム)のクランパ先端には、長軸1.0mm×短軸0.6mmの半楕円の溝(切り欠き)を設け、1608サイズのチップ抵抗やコンデンサ、Φ0.25(AWG30)等の単線等をクランプし易くしています。
クランパ先端をユーザ用途に合わせてカスタマイズするには、ステンレスを削る必要があります。
その場合、もし失敗したら元に戻せないリスクが伴いますので、あくまでもユーザ責任で行なって頂く必要があります。
オリジナルは加工せずにそのままで、クランパをカスタマイズする方法を以下に一例としてご紹介します。
【手順】
①ガラスエポキシ等の基板の端材を、先端がクランパ先端より少し突出する程度に切り出し、所要の形状に加工してアダプタとします。
(加工性、耐熱性、入手性の点でガラスエポキシが最適と考えます)
②熱収縮チューブを用いてクランパ裏面側に固定します。
これだけです。簡単ですね。
▼アダプタをクランパに熱収縮チューブ(透明なので判り難いかも?)で固定し、Φ0.25(AWG30)単線をクランプした様子
▼熱収縮チューブと一緒にアダプタをクランパから外した様子
余談ですが、SMDクランプの押圧測定も、同じ要領で長めの棒状アダプタを作り、透明熱収縮チューブでクランパに固定した物で以下の様に行ないました。
▼押圧測定用アダプタ
▼押圧測定の様子
(2018/4/15)