7月中旬:向拝の唐破風のきれいな曲線は下地から美しいですね。7月上旬:再利用する材と利用しない材を見極めながら工事を進めます。
5月下旬:瓦下地の防水層が見えますが、これは現代に近い工法です。5月中旬:石州瓦のこの姿は見納め? 植物の生命力は強いですね。5月上旬:建物全体を囲い、工事期間中の建物保護と、作業エリアを確保します。
6月下旬:登る部材は「垂木」で細い飛び出ているものは和釘。腐りません。6月中旬:しっかりした下地ですが、写真中央の登る部材「隅木」の損傷が進んでいます。6月上旬:瓦下地の下には、何やら2重下地のような不思議な構成が見えます。
クラウドファンディングにご協力頂きました皆様に感謝申し上げますと共に、遅ればせながらの工事進捗様子を報告させて頂きます。 尚、当山の状況により報告が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。4月22日には秘仏御本尊を本堂に遷す遷座祭を、4月29日には着工式を行い、GW明けから実際に工事に入りました。まずはお堂全体を囲い、屋根、そして小屋裏を順次解体して進められています。現場の外観:建物全体を囲い、中で作業が進められています。手前右から:瓦屋根を下地まで撤去した状態です。建物本体の手前においてある横材から3cm程度の細いものが見えますが、屋根下地材を止めていた「竹釘」です。左手前から:軒先の横材に7cmくらい細い「和釘」が見えます。 左奥から:軒先右側の損傷が進んでいますが、中央の大きな部材「隅木」はわりとしっかりしています。右奥から:屋根も軒先も弧を描いており、建物の良さが感じされます。
久々の活動報告になります。観音堂の大規模修繕着工日が来年(令和7年)の4月からとなり、あと1年は現状のままでいなくてはなりませんが、この歴史文化を守り伝える、という強い意志のもと、着工までの1年間を祈りの時間としたいと思います。今日は写経体験のリターンを初めて行いました。実は昨年12月に一度お申込みいただきましたが、雪の為延期。本日午後2時にお越しになり、最初に写経をする般若心経についての説明、写経の作法についての説明をした後、手や口を水と塗香で浄め、姿勢を正して合掌礼拝した後、私が唱える般若心経を黙読していただき、浄書。山寺の静寂な空気に浸りながら約1時間、1文字1文字丁寧に仏の教えを写していただきました。終了後には御本尊の前にて、今度は一緒に般若心経を唱え、最後は回向を唱えて終了。別室にて抹茶を召し上がっていただき、清々しい気持ちでお帰りいただきました。自宅で写経をしようと思ってセットを購入されても未だされたことがないとのこと。もちろん自宅で心静かに写経ができればいいのですが、環境的になかなか難しかったり、どうしても目の前のことを優先してしまって写経が後回し、ということもあると思います。予め申し込んで写経の時間を確保し、そして静かな環境に身を置くことで、心が清々しくなる写経ができると思います。今回は支援者とそのお姉さんが別口で申し込まれ、一緒に体験していただきました。写経体験料は通常1,000円ですので、支援者以外の方でも事前にお申込みいただけたら体験していただけます。支援者の中で他にも写経体験を希望された方がありましたし、座禅体験、護摩祈祷を希望された方があります。期限はありませんが、またお気軽にご連絡、お申込みください。お待ちしております。






