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京都の商人・職人が語った『生活史』をもっと多くの人に届けたい!

京都・中京民商の創立70周年を記念して500冊限定で制作した『京都 中京民商 商人・職人 生活史』。古都・京都のど真ん中で、様々な仕事に携わってきた商人・職人たちが語るそれぞれの物語のおもしろさに、予想を超える大反響をいただきました。この本をより多くの人に届けるために増刷します。

現在の支援総額

341,300

42%

目標金額は800,000円

支援者数

102

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/06/19に募集を開始し、 102人の支援により 341,300円の資金を集め、 2023/07/25に募集を終了しました

エンタメ領域特化型クラファン

手数料0円から実施可能。 企画からリターン配送まで、すべてお任せのプランもあります!

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京都の商人・職人が語った『生活史』をもっと多くの人に届けたい!

現在の支援総額

341,300

42%達成

終了

目標金額800,000

支援者数102

このプロジェクトは、2023/06/19に募集を開始し、 102人の支援により 341,300円の資金を集め、 2023/07/25に募集を終了しました

京都・中京民商の創立70周年を記念して500冊限定で制作した『京都 中京民商 商人・職人 生活史』。古都・京都のど真ん中で、様々な仕事に携わってきた商人・職人たちが語るそれぞれの物語のおもしろさに、予想を超える大反響をいただきました。この本をより多くの人に届けるために増刷します。

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ごあいさつ

みなさん、こんにちは!

京都・中京民主商工会(中京民商)です。2回目の挑戦です。1回目の挑戦は70周年記念本『中京民商の生活史』の制作資金を集めるためのものでした。ご支援いただいたみなさま、本当にありがとうございました。おかげさまで、素晴らしい本を完成させることができました。部数限定の制作でしたが、大好評を得て、もっと多くの人に届けたいという思いが強まってきました。増刷の資金を得るために、2回目の挑戦をすることになりました。

中京民商とは?

中京民商は、京都市中京区で営業する自営業者(小法人・個人事業主・フリーランス)でつくる団体です。会員は約250人。京友禅、京象嵌、京焼・清水焼など伝統産業に携わる職人から、飲食店、クリーニング、理美容、銭湯など日常生活に密着した業種まで様々です。みんなで経験と知識を持ち寄って、経営と暮らしの問題を解決するために力を合わせて活動しています。

創立70周年を記念して部数限定で本をつくりました

中京民商の創立は1952年8月21日です。2022年に70周年を迎えました。これを記念して、会員に「商売・人生」を語ってもらい、生活史として編んだ本を制作しました。制作したのは500冊です。このうち250冊は中京民商の会員用(1冊1,000円で販売)で、残りの250冊を一般用(1冊2,200円〔税込〕で販売)としました。

本づくりにあたって参考にしたのは、社会学者の岸政彦さんが編集された『東京の生活史』(筑摩書房)です。会員から「聞き手」を募集し、事務局を含め9人の「聞き手」が、「語り手」となった34人の会員の生活史を聞き取りました。

取り組みを進めるうち、会員の語りを収録するのにふさわしい、装丁にこだわった本にしたいという思いが強くなり、当初組んだ60万円の予算を150万円まで引き上げて、クラウドファンディングにも挑戦しました。

おかげさまで、2023年2月20日、とても立派な本が完成しました。全体で343ページ。本のデザインも、掲載されている写真の撮影も会員によるものです。表紙カバーには、語り手である手彫りはんこ店で作ってもらった印鑑を1冊ずつ手押ししました。

この本の制作は、創立70周年の記念事業でしたので、まずは中京民商の会員に届けること、その上で、日頃から中京民商の活動に協力していただいている方々にお届けすることを考えました。

絶対におもしろい本になる、全国各地の多くの人に読んでもらいたい……という思いもあったのですが、本を制作・販売した経験が全くなく、どの程度の販売が見込めるのか予想がつかなかったため、全体で500冊の制作にとどめました。

予想を超える反響、もっと多くの人に読んでもらいたい!

本が完成してから、一般向けには、中京民商事務所に加えて、オンライン注文フォームでの販売を行いました。また、京都市中京区内のいくつかの書店さんにも、販売をお願いしました。

この本について、京都新聞に取材していただき、3月23日の朝刊に大きく掲載されました。

また、本を取り扱っていただいている書店の店主さんがラジオで紹介してくださったり、実際に本を手に取って読まれた方が感想をSNSに投稿してくださったりしたこともあり、反響はじわじわと広がっていきました。

全国各地から注文をいただくとともに、取り扱っていただいている書店さんでの売れ行きも順調で、完成から約3ヶ月で、一般販売用に確保しておいた250冊のうち、200冊を売り切ってしまうことになりました。

こうしたなかで、いくつかの図書館さんから購入の問い合わせをいただいたり、いくつかの書店さんから「ぜひうちでも取り扱いたい」というご連絡をいただいたりするようにもなっています。

まだまだ、多くの人に読んでもらえる可能性があるという手ごたえを感じています。追加で増刷するために、クラウドファンディングに挑戦します!

※第1版では表紙カバーの印鑑を1冊ずつ手押ししましたが、第2版は印刷となります。販売価格は同じく2,200円(税込)です。第1版と同じく出版社を通さない自費出版です。

こんな感想が届いています!

岡田知弘さん(京都大学名誉教授)

団体の〇十年記念誌というのは、通常、団体として歴史を年表や写真を使って編集するスタイルですが、この本はまったく違う内容です。会員でもある編集委員が、34人の会員さんにインタビューし、その人の人生、商売、仕事の話を聴き取り、それを会員さんによる装丁、寄付とクラウドファンディングによる資金集め、そして自主出版と販売という形で、何から何まで自力で作った340頁を超える労作です。

自費出版といっても、大手出版社以上のクオリティの高さがあります。会員さんや編集委員にも、企画やデザイン、印字のプロがいる大都市圏の民商さんの個性が光ります。

中京民商では、だいぶ前から内部循環型経済をつくるための、「ぐるぐる循環ネットワーク」を立ち上げ、お店や法律事務所などの事業所を結び、紹介するユニークな活動を展開してきました。それが結実したわけです。私も、一文、寄稿しましたが、個々の会員さんのインタビュー内容が何よりも魅力です。


山本理恵さん(京都ランドリーカフェ)

京都のまちは昔も今も、変わらず商人であふれる。個人で事業を営む生活史にこそ、日常のドラマティックなロマンがたくさん! いつか何かでオーナー業を夢見る若者たちは必読。京で暮らす職人・事業主たちの「笑いと涙」がいっぱいの一冊。<中京>まちの小さな物語にあっぱれ!

白坂有子さん(アイリッシュパブ ノーム)

京都の中京区は、昔で言うところの『洛中』にあたる。華やかな祭りや多くの文化遺産などを有する、世界でも屈指の観光都市である京都。しかしながら、その文化の土台は、実はそこで暮らす人々の生活文化にある。そして、京都の町衆たちの生活文化は、今も昔も、その『洛中』の人たちが中心になって支えてきた。この本にあるのは、現代の洛中に暮らす人々の、リアルな生業と生活の言葉の数々である。1,000年以上の歴史と風土が、何気ない平凡な日々の話の中にじわりと滲むのを感じたとき、あなたはリアル京都に触れたのだ。


お金の使い道

第1版の制作には、デザイン料や印刷・製本費などで、結局のところ137万円かかりました。このうち、クラウドファンディングや本の販売収入で回収できたのは110万円ほどで、残りの30万円弱は中京民商の財政より持ち出す状態になっています。本をつくる上でのお金のやりくりの難しさを痛感しています。

読んでいただいた方からは大絶賛していただいている本なので、1人でも多くの人に読んでもらえるようにたくさん増刷したいのですが、あいにく手元にお金がありません。500冊の増刷をめざして、必要な経費について大よそ以下のような見通しのもとに、 80万円をクラウドファンディングで調達することを目標にします。

印刷費・製本費 60万円
リターン制作 6万円
手数料 14万円
合計 80万円


リターンのご紹介

1,000円のご支援
●オリジナルしおり2枚セット
※すでに本を購入したという方にもオススメ!

1,500円のご支援
●増刷記念オンライントークイベント&交流会
増刷を記念して、語り手・聞き手・編集委員が語り合います。9月26日(火)午後7時~午後8時30分、オンライン配信(zoom)。当日の視聴が難しい方には録画を限定公開します。

1,800円のご支援
●『京都 中京民商 商人・職人 生活史』(第2版)1冊
※通常2,200円(+送料185円)のところ、1,800円(送料込み。ただしキャンプファイヤーのシステム手数料250円が別途必要)で販売します。送料も考えればかなりオトク。この機会をお見逃しなく!

2,800円のご支援
●『京都 中京民商 商人・職人 生活史』(第2版)1冊
●オリジナルしおり2枚セット

3,000円のご支援
●『京都 中京民商 商人・職人 生活史』(第2版)1冊
●中京民商70周年記念にゃかしょうくんコースター3枚

3,300円のご支援
●『京都 中京民商 商人・職人 生活史』(第2版)1冊
●増刷記念オンライントークイベント&交流会
増刷を記念して、語り手・聞き手・編集委員が語り合います。9月26日(火)午後7時~午後8時30分、オンライン配信(zoom)。当日の視聴が難しい方には録画を限定公開します。

4,000円のご支援
●『京都 中京民商 商人・職人 生活史』(第2版)1冊
●中京民商70周年記念にゃかしょうくんトートバック1枚

5,000円のご支援
●『京都 中京民商 商人・職人 生活史』(第2版)1冊
●中京民商の週刊ニュース「中商週報」を半年間メールでお届け

10,000円のご支援
●『京都 中京民商 商人・職人 生活史』(第2版)1冊
●馬場商店の鰻の蒲焼(1尾)

30,000円のご支援
●『京都 中京民商 商人・職人 生活史』(第2版)1冊
●京焼・清水焼絵付師 上坂妙さん作ペンダント

50,000円のご支援
●『京都 中京民商 商人・職人 生活史』(第2版)1冊
●京都市中京区半日観光ガイド(ランチ付き、記念本に登場する語り手との交流あり。日程は2023年9月以降で支援者様と調整します。コースは支援者様の希望を踏まえて決定します。交通費・滞在費は支援者様の負担となります)


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

実施スケジュール

6月19日(月)クラウドファンディング スタート
7月25日(火)クラウドファンディング 終了
8月中旬以降 リターンのお届け


最後に

「三方よし」(売り手よし、買い手よし、世間よし)の精神で、人びとに喜ばれることを第一に心がける自営業者は、地域の経済・社会にとってなくてはならない存在ではないでしょうか。この本を通じて、日本の各地域で小規模な事業を営んでいる人たち、これから小規模な事業を始めたいと考えている人たち、そしてまた、そういった小規模な事業者を応援したいと思っている人たちとつながることができればうれしく思います。

最新の活動報告

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  •  京都・中京民商事務局長の山元歩美です。増刷へのクラファンの締切がいよいよ迫ってきました。7月25日(火)23時59分までです。この本を読んでくれた方々からいろいろな感想をいただいています。「面白いね」「あそこのお店の人にそんな歴史があったなんて」「昔の京都の話が出てきて懐かしい」など、新たな発見があってそれを報告してくれるような感想も多いです。京都の中京区を中心に働いている商人・職人の方たちの話なんて、なかなかじっくり聞くことがないと思います。本当にたくさんの人に読んでもらいたい! いろんな人が働いているということ、こういう人たちの商売の上で私たちの生活が成り立っているんだということがよく分かります。小規模な事業者が安心して商売を続けられるような社会をつくることは、人と人のつながりを大切にする社会をつくることにほかならない、と感じさせてくれる本です。「三方よし」の精神で頑張る自営業者は地域の経済・社会にとってなくてはならない存在です。小規模の事業者は淘汰してしまえという乱暴な考え方がまかり通る世の中になってしまわないように、京都の中京区で頑張る中小零細事業者を応援する取り組みを進めていきたいという気持ちを強くしています。それぞれの語り手のお話がとても面白いだけでなく、地域での人と人とのつながりを記録したものとして非常に意義のある本です。しかし、宣伝力の不足もあって、本好きの人たち、京都好きの人たち、小規模事業者を応援したいと思っている人たちに、まだまだ情報を届けきれていません。最後の最後まで頑張りますので、SNSでの拡散などのご協力、よろしくお願いします! もっと見る

  • リターンを追加しました!『京都 中京民商 商人・職人 生活史』の増刷を記念したオンライントークイベントです。そもそもどういう経緯でこの本づくりが始まったのか。語り手は自分の語りが本になったのをどう感じたのか。聞き手は語りを聞き文字に起こしていく過程で何を感じたのか。本づくりの経験のあるメンバーがいないなかで、どうやってこのような本の形にしていったのか。語り手、聞き手、編集委員が語り合います。 どの「語り手」が来るかはお楽しみに!9月26日(火)19時から20時30分。Zoomでオンライン配信します。その時間帯の視聴が難しい方には録画をお送りします。本をすでに購入して読まれた方にも強くお勧めしたいリターンです。イベント試聴のみは1,500円、本1冊とイベント試聴のセットで3,300円です。残り4日です。最後まで頑張りますので、拡散よろしくお願いします! もっと見る

  • ――このお店は植村さんが継いでるんですよね? たしか、お母さんから。そうそう、三代目。初代はおばあさんで、お母さんで、私なんですけど、だいたい八〇年ちょいぐらいかね。それがね、ちゃんと聞いてへんのですよね。歴史を。そやけど、おばあさんが戦前に。このへんって、お寺やとか芝居小屋とか、そういうお寺にお参りに来て、お芝居を見て帰らはるみたいな土地柄っていうかね。そういうとこやったんで、まあ、茶店みたいにおうどんやとかおぜんざいやとか、やったみたいなんです。そんで、戦争で、小麦粉やとかお砂糖やとかが、だんだんなくなってきて。お参りして遊びに来てっていうのもだんだん少なくなってきて。やっぱり、女の人が働く場所っていうのがあらへんかったんですよね。みんな男の人は戦争に行かはる、女の人が家を支えなあかん、みたいになって。まあ、京都やったらね、そんなに戦争できつうやられてへんから、そこんとこで働きに、いろんな地方から女の人が来はるわけですよ。で、そんな女の人を預かったりしはって、こんな狭いとこですけど、女の人が寝泊まりしはったり、自分のお家とか借りるとこを持ったりして、ただで働きに来はるんです。――へえー。で、ここでお客さんにご飯食べさせてもうたりして、売り上げに協力をしはるわけです。で、そのころって、けっこうチップをくれはるわけですよ、お客さんが。それを貯めて、自分で木屋町でお店出したりとか、田舎に帰ったりとかっていうことをしはるわけです。そういう人らが、まあ、一〇人くらい、いはったんですかね。こんな小さいとこに。で、店も、もうちょっと大きかったらしいんです。向こうに小上がりがあったりとかして。様子もちょっと違ったんですよね。……続きは『京都 中京民商 商人・職人 生活史』で! もっと見る

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