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京都の商人・職人が語った『生活史』をもっと多くの人に届けたい!

京都・中京民商の創立70周年を記念して500冊限定で制作した『京都 中京民商 商人・職人 生活史』。古都・京都のど真ん中で、様々な仕事に携わってきた商人・職人たちが語るそれぞれの物語のおもしろさに、予想を超える大反響をいただきました。この本をより多くの人に届けるために増刷します。

現在の支援総額

341,300

42%

目標金額は800,000円

支援者数

102

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/06/19に募集を開始し、 102人の支援により 341,300円の資金を集め、 2023/07/25に募集を終了しました

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現在の支援総額

341,300

42%達成

終了

目標金額800,000

支援者数102

このプロジェクトは、2023/06/19に募集を開始し、 102人の支援により 341,300円の資金を集め、 2023/07/25に募集を終了しました

京都・中京民商の創立70周年を記念して500冊限定で制作した『京都 中京民商 商人・職人 生活史』。古都・京都のど真ん中で、様々な仕事に携わってきた商人・職人たちが語るそれぞれの物語のおもしろさに、予想を超える大反響をいただきました。この本をより多くの人に届けるために増刷します。

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――このお店は植村さんが継いでるんですよね? たしか、お母さんから。

そうそう、三代目。初代はおばあさんで、お母さんで、私なんですけど、だいたい八〇年ちょいぐらいかね。それがね、ちゃんと聞いてへんのですよね。歴史を。そやけど、おばあさんが戦前に。このへんって、お寺やとか芝居小屋とか、そういうお寺にお参りに来て、お芝居を見て帰らはるみたいな土地柄っていうかね。そういうとこやったんで、まあ、茶店みたいにおうどんやとかおぜんざいやとか、やったみたいなんです。

そんで、戦争で、小麦粉やとかお砂糖やとかが、だんだんなくなってきて。お参りして遊びに来てっていうのもだんだん少なくなってきて。やっぱり、女の人が働く場所っていうのがあらへんかったんですよね。みんな男の人は戦争に行かはる、女の人が家を支えなあかん、みたいになって。まあ、京都やったらね、そんなに戦争できつうやられてへんから、そこんとこで働きに、いろんな地方から女の人が来はるわけですよ。で、そんな女の人を預かったりしはって、こんな狭いとこですけど、女の人が寝泊まりしはったり、自分のお家とか借りるとこを持ったりして、ただで働きに来はるんです。

――へえー。

で、ここでお客さんにご飯食べさせてもうたりして、売り上げに協力をしはるわけです。で、そのころって、けっこうチップをくれはるわけですよ、お客さんが。それを貯めて、自分で木屋町でお店出したりとか、田舎に帰ったりとかっていうことをしはるわけです。そういう人らが、まあ、一〇人くらい、いはったんですかね。こんな小さいとこに。で、店も、もうちょっと大きかったらしいんです。向こうに小上がりがあったりとかして。様子もちょっと違ったんですよね。

……続きは『京都 中京民商 商人・職人 生活史』で!

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