プロジェクト概要
初めまして!駒場演劇祭です。
東京大学駒場キャンパス内にある駒場小空間でショーケース型の演劇祭を開催します。
2/22と2/23の二日間開催で、当日は20分劇をいくつも上演します。
また駒場演劇祭運営は、駒場演劇祭を盛り上げるべく「脳内On Stage!」「先人曰く」の二つのサイドプロジェクトを取り仕切ります。
詳細はホームページで!→ 駒場演劇祭ホームページ (komaba-engekifes.framer.website)
自己紹介
初めまして、駒場演劇祭を企画しました平田隼大と申します。現役の時は劇工舎プリズムとESSドラマセクションを兼サーしており、プリズムでは19代、ESSでは20代でした。
演劇は大学から始め、学年が上がるごとに演劇が占める生活の割合が増していき、3年にはプリズム3夏の作演を、4年の10月にはプロデュースを立ち上げESS20卒公の作演をやりました。
自分は今修士1年で、本当は大学院に入ったら演劇をやめて起業サークルにでも入ろうかと思っていました。しかし駒場で「演劇祭」をやってみたいなんて面白いことを思い付いてしまい、離れられず今に至るというわけです。
本企画は、僕が現役のころ「あったらいいな」と思っていたものです。
どうぞ、ご支援のほどをよろしくお願い致します。
このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトは駒場演劇祭というメインプロジェクトと、「脳内On Stage!」と「先人曰く」という二つのサイドプロジェクトにより成り立っています。プロジェクト別に実現したいことを述べたいと思います。
~駒場演劇祭~
演劇人による演劇人のための演劇祭を駒場で実現したいと考えています。演劇に関わっていると生じる「やってみたいこと」、あるセリフだったり、絵だったり、始まり方だったり、終わり方だったり、そんなアイデアを消化できる場を作りたいのです。
このような場が本当はあってもいいけどないんです、なぜかというと誰もやったことがないから。つまり演劇祭を駒場小空間でやるという前例を作り、後世のためノウハウを蓄積するという意義も兼ねています。
~脳内On Stage!~
劇作をしたいと思ったとき、様々なハードルがあることに気づきます。脚本はもちろんのこと、照明や音響の演出、役者稽古、等々。サークルに所属している間は人間関係により自分の表現が制限され、何かやりたいと思ってもできないことがあると思います。引退して作ろうと思いたっても母体がない(=システムがない)ことの大変さに気づき、これまた結局やりたいと思ってもできない現実が待っています。このような「劇作をしてみたいという気持ちがあるけど手を出せなかった・出せていない」人向けに、作るきっかけを与えようとするのがこの「脳内On Stage!」プロジェクトの目的です。
~先人曰く~
この企画を構想している段階で、たくさんのOB・OGさんにお話をさせていただきました。駒場演劇を経て演劇を続けている人が思っていたより結構いて、存じ上げていなかった先輩方もいました。自分が不勉強だったのもありますが、逆に言うと本当にちゃんと探さないと目につかないところにいる現状をもったいないと感じました。このプロジェクトは、そんな演劇とあらゆる形で関わり続けている先輩方の話を聞くというものです。これを通し、今まで希薄だった駒場演劇界隈内の上下のつながりが生まれればいいなと考えています。
プロジェクト立ち上げの背景
ここまでで書いたことと重なる部分もありますが、このプロジェクトは僕が「あったらいいな」と思っていたものです。単発的なアイデアを軽い気持ちで披露できる場、重たい腰を上げてくれる身近な場、遠い先輩とつながれる場、そんなあったらいいなと自分が思っていたものをすべて欲張って詰め込んだものです。
僕は今となってはこのような企画を立てたり、作演をやってりしていますが最初からそうだったわけではありません。プリズムでは最初映像しかしていなかったり、新公では制作としてロビー番しかしていませんでした。自分の欲望に気づいてあげるというのは難しいもので、その欲望を叶えるというのはもっと難しいことなのです。僕はできました、たまたま。できたからこそ「いや、できるようになるハードル高すぎるだろ!!」と思い、このようなプロジェクトを始めたのです。
おそらく、芸術という観点で見るとみんながみんなで貪欲にぶつかり合って作品を作りあうのがいいのでしょうが、そこはさすが東大のサークルと言いますか、秩序なりを気にしてしまうのです。そこは僕が「欲望を開放しろよ!!」と声をかけても変わらないのです。しかし、このプロジェクトを通して、ぜひ自分の欲望に少しでも従順になってもらえればと思っています。
現在の準備状況
プロジェクトは順調に進行しております。
リターンについて
この企画を主宰している平田からメールにて無限大の感謝の気持ちが届きます。
予定
これまで
9月中旬~ 情報公開
10月頭~ 各プロジェクト始動、脳内On Stage!の各イベントの募集開始
10月中旬~ コラム投稿
これから
11月頭~ 駒場演劇祭参加募集、各種WS開催
12月頭 駒場演劇祭参加団体発表
2月 駒場演劇祭本番
資金の使い道
項目 | 予算 |
舞台 | 70000 |
照明 | 5000 |
音響 | 5000 |
映像 | 5000 |
広報 | 35000 |
制作 | 50000 |
その他 | 81000 |
合計 | 251000 |
※その他:企画運営費、会場費、WiFiレンタル料
※目標金額は手数料を引いて必要資金に達するように設定されています
最後に
構想を始めてからもうすぐ一年、ただの夢で終わらせたくない、やるなら今年しかない今しかないと意気込んでここまで来ました。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る活動報告【駒場小空間の舞台を考えてみよう!】
2024/02/05 19:48駒場小空間の舞台を考えてみよう! やりました!1/28に元劇団綺畸の遠藤周さん、竹中信乃さんを講師として迎えた『駒場小空間の舞台を考えてみよう!』を開催しました!講師のお二人の経験から編み出されたフレームワークに沿って架空演出レジュメの舞台プランを考えました。内容駒場小空間の舞台を考えてみよう! は以下のような内容でした。自己紹介&好きな舞台美術の紹介↓フレームワークの紹介↓『山月記』をテーマとした架空レジュメの舞台プランを考えてみよう↓みんなに発表!舞台美術を考えるときどうしてもたくさんのことを一挙に考えてしまいがちで、どの順番で何を考えればいいのか、何を大切にしなければいけないのかを見失いがちです。また、舞台セクションにあまりなじみのない人とのコミュニケーション面で悩まされることが多い印象です。遠藤さんと竹中さんが紹介してくれたフレームワークでは演出の人が創りあげたいものを分析、要素分解し、それら要素をうまく合わせた舞台設計をする形をとるものでした。演出目線でも嬉しく、舞台美術担当にとってもうれしいフレームワークです。『山月記』を超現代風アレンジしたもの、ミュージカルアレンジしたもの、外国語アレンジしたもの、など様々なバリエーションの舞台版『山月記』作品レジュメを1人ひとつ読み込み、フレームワークに沿って舞台プランを作ってみました。1時間20分とちゃんとしたプランを考えるには短いと思われる時間でしたが、皆さんフレームワークを駆使し、こだわりが詰まりまくった素敵なプランを作ってくれました。まとめ今回は駒場小空間の舞台を考えてみました!舞台美術に関するワークショップは稀で、しかも駒場小空間という特殊すぎる空間においてはなおさらです。舞台美術は先述したようにどこから考えればいいのかわからず、発想待ちの「0」状態が続いてしまうことがしばしばありますが、本ワークショップで使用したフレームワークを使えば合理的なプラン案を「0」ではない「10」くらいからの状態で考えることができます。ワークショップに参加した人数は少々少なくはありましたが、本ワークショップで紹介されたフレームワークが少しずつ普及すれば幸いだと感じます。 もっと見る
活動報告【体験!ダブルデック ~演劇はスポーツだ~】
2023/12/18 18:37体験!ダブルデック ~演劇はスポーツだ~やりました!12/16に劇団ダブルデックの皆様+劇団ダブルデック常連役者様を講師として招いた『体験!ダブルデック ~演劇はスポーツだ~』を開催しました!合計7人がワークショップに参加し、劇団ダブルデック稽古を3時間体験しました。内容体験!ダブルデック ~演劇はスポーツだ~は以下のような内容でした。自己紹介&劇団ダブルデックの紹介↓名前鬼~劇団ダブルデックバージョン~↓劇団ダブルデックではどのように作品を創ってるの?↓「シンデレラ」を劇団ダブルデック風に演出したら?!会話劇を主とする劇団綺畸出身者が立ち上げた劇団ダブルデック、会話の中でも「反応すること」を大事にして劇を創りこんでいるとのこと!それは最初の名前鬼から見れました。鬼に捕まったら「やられた!」演技をし、周りもそれに「えっ?!」と反応するというルールから始まり、いろいろなルールを付け加え最終的には超カロリー消費型基礎練になりあがっていました。後半では「シンデレラ」の脚本を使い普段劇団ダブルデックで行われるような演出のつけ方でひとつの劇を創りました。普段なら絶対思いつかない動きや演出のオンパレードでとても刺激的でした。これほどエンタメに振り切った「シンデレラ」は今までになかったでしょう。「シンデレラ」の最後には劇団ダブルデックの伝統芸も差し込んであり、見事に「体験!ダブルデック公演」が完成しました。まとめ今回は劇団ダブルデックの稽古を体験しました。劇団ダブルデックはワークショップを開催することがあまりないらしく、大変貴重な体験となりました。劇団内固有の稽古方式や、大事にしているものなどに触れられて、またひとつ自分の中で幅が広がりました。あと、たくさん笑っていました。とにかく笑顔のあふれる3時間でした。劇団ダブルデックの皆様、劇団ダブルデック常連役者の皆様、参加者の皆様、ありがとうございました!ラジオ報告ワークショップ後に行われたラジオ企画、今回は「演劇と会社員の両立」についてゴロ六郎さんに伺いました。コロナが流行するまで毎年公演を打っていた劇団ダブルデック、主宰のゴロ六郎さんはどのような想いで会社員になっても続けたのか、劇団ダブルデックの演出スタイルはどのように出来上がっていったのか、ぜひラジオをご覧ください!!こちらで視聴できます↓https://www.instagram.com/komaba_engekifes/ もっと見る
活動報告【演出座談会】
2023/12/18 17:43演出座談会やりました!広田淳一さん(アマヤドリ)、荒川大さん(劇団ハーベイ・スランフェンバーガーのみる夢)、齋野直陽(啓蒙ヌードル)のお三方をお招きし、演出座談会を開催いたしました。2時間の予定が、議論が白熱し3時間にまで及び、演出業についてたくさんお話しました。プログラム演出座談会は以下のプログラムで行われました。1.演出家の仕事って何?2.役者とのコミュニケーションは如何に?3.スケジュールはどう組む?4.参加者テーマ内容たくさんの議論がありましたが、トピック 1.~3.について主宰者である平田が感じた重要要素についてまとめたいと思います。見どころを繋げた動画もございます!ぜひご視聴ください。1.演出家の仕事って何?演出家に求められる仕事はいろいろとあるが、単純な演出業に加え主宰業や、特に日本においては演技指導業なども含まれることが多い。しかし本質的に演出家が担うべき役割は「決める」係であり、ゆえに一定の責任を負う必要も生じる。2.役者とのコミュニケーションは如何に?平田オリザさんみたく間や立ち位置などのみを指示するスタイルもあれば広田さんみたく内面のことしか言わないスタイルもある。稽古外でのコミュニケーションなども大事だが、関わり方をこっちから強要することはまずできない、難しい。劇団を持つと共通言語が複数公演を通じて使えるためコミュニケーションという意味ではとても都合が良い。厳しいことを言うにしても、ベースに「愛」があればそれが伝わり、悪いようにならないものだ。3.スケジュールはどう組む?ひとつの議論でというわけではないが上がった観点など↓齋野さん→早く通すことを目標に稽古を進める荒川さん→悪い場がひとつでもあると作品が崩れ兼ねないためそういう場を重点的にやる広田さん→序盤にいっぱい時間を割く、序盤が固まれば後半の場はその基礎をもとになんとかなる演出家を長くやると、作品作りにおいて今までを度外視する変化が「間に合う」かどうか感覚としてわかるため、無茶振りなどをできるようになる(してほしくないけど)。まとめかっちりとまとまった会ではなく、良い緩さで演出家や演出業についていろいろと聞けた3時間でした。学生として感じたことがある悩みポイントから、学生としては想像できえない悩みポイントまで広い幅を知れた会で、開催から二週間たった今でも一緒に行った運営員と演出座談会の内容を引用しあっていたりします。広田さん、荒川さん、齋野さんがそれぞれ10歳差ほどだったのも議論が面白くなった要因かと考えられます。当日は楽しい脱線も多く、流れでいろいろと話が発展しそこに面白みもあったのですが、さすがに3時間は長いと思いその場にいなくても客観的に面白いだろうなと思われる箇所を繋げた動画を作成しました。ぜひ動画をご視聴ください!! もっと見る
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