武蔵ワイナリーの栽培は、棚仕立てで雨除けが付いています。これで病気がほぼ抑えられ、農薬不使用での栽培が可能になっていて、あとは害虫をどうするか、糖度をどうやって上げるかということになります。
害虫は置いといて、栽培手法ですが、植物の成長ホルモンを利用した自然栽培という手法をもとに、樹勢を強めようとしています。
一方で、ブドウ栽培の本にはもれなく樹勢を弱め、ブドウの成長を抑制して、ブドウの実に栄養が行くようにしなさいと書いてあります。
武蔵ワイナリーの栽培方法は、常識とは真逆の方法だという事です。やることは、脇芽を取り、枝の成長点を一点に集中させ、徒長枝を何本もつくることです。脇芽を取ることにより、有用な成長ホルモンが分泌され、根も同様に伸びます。5m、10mの太い枝を何本も伸ばします。
特に、最近拡張した畑は木の生育方向も揃え、斜面を上に上に伸ばしています。画像はメルローですが、古い圃場よりも着色の良い立派なブドウがぶら下がっています。栽培方法の改善により、栽培が困難と思われた品種まで出来ているという事です。
ブドウの栽培適地とは思われない埼玉県比企郡小川町で、最高品質のブドウを栽培することに成功してしまいました。最高品質のブドウで、最高のワインをどんどん造っていこうと考えています。
是非、武蔵ワイナリーに注目してください!