
本著に寄稿する著者紹介をシリーズでお届けする”達人紹介 ”。
第2回目は、この2名の ”コーヒーの達人” をご紹介します。

鈴木誉志男 (すずきよしお)
1942(昭和17)年生まれ。本会「地域文化研究委員会」委員長を永らく務める。
コーヒーと地域文化の関わりを探究、2003年に『日本人のコーヒー店』を上梓するなど著作多数。徳川15代将軍慶喜公、水戸11代藩主昭武公、渋沢栄一、岡倉天心、ローガン・J・ファクス、小野友五郎、鷹見泉石の功績を称える「七賢人珈琲」を開発。また、東京駅ステーションホテル、筑波大学、千葉大学、東洋大学学祖・井上円了の歴史を物語化した珈琲も商品化する。
生まれ育った街には「大日本帝国陸軍水戸飛行場」があった。戦後は連合軍に接収(米軍水戸爆撃場)され、1973(48)年に返還(現・国営ひたち海浜公園/ 面積350ha)をされる26年間に及ぶ進駐軍との交流やPX商品に憧れた食文化を紹介。本稿では、コーヒーと文化史の切り口から「日本のアメリカンコーヒーの発祥地」は、かつての在日米軍基地であったことを解説した。

小山伸二 (おやましんじ)
1958年鹿児島生まれ。東京都立大学法学部卒業後、柴田書店に入社。出版部に所属し、食文化の書籍、コーヒー関連の雑誌編集に従事。1988年より辻調理師専門学校に転職。同校および立教大学観光学部(2018〜2022)で食文化の授業を担当。日本コーヒー文化学会常任理事。出版社兼コーヒーロースター「書肆梓&クラウドナインコーヒー」代表。詩人としても活動。詩集に『きみの砦から世界は』(思潮社)、『さかまく髪のライオンになって』(書肆梓)など。著書に、コーヒーと詩を論じた『コーヒーについてぼくと詩が語ること』(書肆梓)。
「コーヒーの旅、旅のコーヒー」概要
1980年代から始まった極私的なコーヒーの旅。個人的でささやかな旅だが、そこで出会った人たちは個性派ぞろい。関口一郎さん標交紀さん、田口護さん、森尻純夫さん。そして大坊勝次さん、森光宗男さん。
記憶と彼ら自身の本を手かがりにたどる旅。この旅は、たんなるノスタルジーということではなく、21世紀の現在にまっすぐつながるはずだ。世界中の若い世代に愛されつづけているコーヒーの、未来に届けたい旅の物語だ。





