本著に寄稿する著者紹介をシリーズでお届けする”達人紹介 ”。
第8回目は、この2名の ”コーヒーの達人” をご紹介します。
高妻孝光(こうづまたかみつ)
宮崎県日南市出身。明治薬科大学を卒業し、金沢大学薬学研究科で薬学修士、同大自然科学研究科で学術博士号を取得。専門は生物無機化学で、生命現象における金属イオンを含んだタンパク質の構造と機能の研究に従事。薬剤師免許、スキューバダイビングインストラクター資格を有する。コーヒー歴50年。
コーヒーという飲み物は、とても不思議な飲み物である。どうして?こんなにも健康や美容と関係しているのか、とても興味深い。コーヒーを飲んで健康生活をおくる上で、科学的に確かなことを理解していると、食生活や運動との関係についても考えることができる。本書では、ごく簡単な身体の化学的仕組み、カフェインをはじめとするコーヒー中の化学成分の性質とその作用、そして健康や美容との関係や、コロナウィルス感染症との関係等について簡単に紹介する
山本光弘(やまもとみつひろ)
株式会社ヒロコーヒー 代表取締役社長
昭和33年9月16日生まれ、大阪府吹田市出身。
18歳でコーヒー専門店(喫茶)起業後、コーヒー豆販売に可能性を見出し自家焙煎メーカーとして喫茶と販売併設店舗の業態で多店舗化。
2000年ごろからはいち早く「認証コーヒー(サステイナブルコーヒー)」に取り組み、コーヒーの生産地に自ら赴いて生産者と交流を深め情報を得る事で認証コーヒーに付加された社会的な価値を、まだ消費者の認知が低いころから訴求し続け、現在では取り扱うコーヒーの7割超を認証コーヒーが占めるまでになる。
こうした活動は組織運営だけにとどまらず、コーヒーを通して持続可能な社会の必要性を学ぶ金沢大学特別講座での講師や2018年からは国連ミッションSDGsの宣言を行なっている。
日本スペシャルティーコーヒー協会、日本コーヒー文化学会の理事を現任。