
前回:コムトゥヴができるまで#4
はこちらから↓
https://note.com/sop_mei_fr/n/n994f544b8372
【夢に近づくつもりが 、1時間早く来て怒られた】
専門学生の入学してすぐ僕は名古屋マリオットアソシアホテル内のビュッフェレストラン「パーゴラ」でアルバイトを始めました。
「料理人として早く成長したい」
そう思って、出勤時間の10時よりも1時間早い9時に現場へ。
掃除でも何でもいい。とにかく学びたかった。
…でも厨房に入った瞬間、怒られました。
「勝手に来るな」
「それは“サービス残業”になる」
「法律違反なんだよ」
え?ってなった。
修行って、そういうもんじゃないの?
そう思ってた自分にとって、衝撃でした。
どれだけ熱意があっても、“正しいやり方”じゃなきゃ逆効果になる。
企業で働くことで頑張る方向性を考えるきっかけになりました。
夢を叶えたくてした行動が、逆に人を困らせることもある。
この経験、今でもずっと心に残ってます。

【貧乏臭い料理作んな!】
母の味で育った僕に、上司は『貧乏臭い料理作んな!』と叱っていただいた日々
専門学校とマリオットホテルでのアルバイトで、
僕が一番苦労したのは「料理の基礎がなかったこと」です。
母は一人で僕を育て、料理の時間もほとんどなし。
だから塩の加減、包丁の持ち方、食材ごとの基本
“当たり前の動作”をちゃんと知らないまま作っていました。
仕上がる料理は薄味。
でも上司や先生は通常の味に慣れていて、
「味が薄いは!こんな貧乏臭い料理つくんな!」と怒られる日々
自分の正しいと思っていた味と、皆が美味しいと思う味のギャップに本当に悩みました。
でも今思うと、その薄さが舌を敏感にし、
微妙な味の違いを見抜く力になっています。
苦労は僕の武器になった。
母の味から学んだ、大切な経験です。

【宗教にハマった父が突然現れた日】
専門学校2年目、成績はトップクラス。
就活も順調で、名古屋マリオットホテルに内定をもらい、未来は順風満帆だと思っていました。
そんな時19歳の僕の一人暮らしの家に離婚した父が突然やってきました。
再婚相手は宗教の偉い人で、「この宗教に入らないと⚪︎ぬ」と父も信仰を押し付けてきました。
「成績や就職は俺の祈りのおかげだ」と、延々4時間、説法と説得が続きます。
一人暮らしの部屋で、父と宗教の偉い人の圧力に押され続ける時間は、息が詰まるようでした。
当時から僕は完全拒絶。
宗教そのものは否定しませんが、他人の信仰を押し付けられるのは問題だと痛感しました。
この経験は、僕にとっての学びになりました。
自分の価値観と他人の価値観は、決して同一化できない。
押し付ける、押し付けられるべきではないと。

続く…
植田和宏シェフと一緒に働く仲間を募集します
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コムトゥヴができるまで
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