前回:コムトゥヴができるまで#19はこちらから↓目次「昼は前菜、夜はバー。それでも僕は朝から厨房に立っていた」「ナッツしか出ていなかったバーで、僕は初めて“料理人”になった」「料理はキッチンで完結しないと、初めて知った夜」「昼は前菜、夜はバー。それでも僕は朝から厨房に立っていた」サービスの1ヶ月が終わり、ようやくキッチンに入る話が出ました。ただし条件付きでした。昼はレストランの前菜のサポート夜は3階にあるワインバーの料理。出勤時間も「昼過ぎでいいよ」と言われていました。でも、僕はそれを選びませんでした。キッチンの流れが知りたくて、仕込みが始まる朝から出勤させてもらっていました。結果、朝から仕込み → 昼は前菜のサポート→ 夜はバー気づけば、ほぼ一日中厨房にいる生活。正直、誰にも求められてはいなかったと思います。評価が上がるわけでもないし、給料が増えるわけでもない。ただ一つだけ理由がありました。「この店が、どう回っているのかを知りたかった」誰が、どのタイミングで、何を見て、何を判断しているのか。一日中いるからこそ、料理より先に“空気”が見えるようになりました。忙しくなる前の静けさ。仕込みで決まる夜の流れ。前菜の一手が、バーの一皿に影響すること。その全部が、一本の線でつながっている感覚。ただ、今振り返るとこうも思います。あの頃の僕は、学びたいというより、置いていかれるのが怖かっただけかもしれません。でも、その必死さごと、この店は受け入れてくれていました。それだけで、前の店とはまるで違う世界でした。「ナッツしか出ていなかったバーで、僕は初めて“料理人”になった」カルチェラタンに入ってしばらくして、夜は3階にあるワインバーの料理を担当することになりました。とはいえ、「バータイムの料理を作る」と言われても、正直ピンときませんでした。なぜならその当時、このお店のバータイムで出していた料理は、ナッツなどの簡単なものが中心だったからです。フレンチのコース料理は作ってきましたが、ワインバーで、何を、どう出すかは、これまでの自分の経験だけでは判断できませんでした。そんな中、シェフにこう聞かれます。「植田、何作りたい?」その一言で、頭が真っ白になりました。作りたいものを聞かれる経験自体が、ほとんどなかったからです。僕が提案したのは、これまで学んできたフランス料理の伝統料理でした。派手ではないけれど、自分が好きで、ワインと一緒に食べたらきっと美味しいもの。正直、「これでいいのか」という不安はありました。でも、自分が作りたいものと、お客さんが喜びそうなもの、その重なるところを必死に探して提案していました。するとシェフは、「それ、いいじゃん」と言ってくれました。このあと、バータイムで料理を作りながら、目の前でお客さんの反応を見ることになります。そして僕は、料理が“評価される怖さ”より、“届く喜び”の方が大きいことを、この場所で初めて知ることになります。「料理はキッチンで完結しないと、初めて知った夜」バータイムで料理を出すようになってから、僕の立ち位置は一気に変わりました。キッチンの奥ではなく、目の前にお客さんがいる場所で料理を作る。ワインを注ぎながら、料理を出しながら、「これ、なんですか?」と聞かれる。その一つ一つに、言葉で答えなければいけませんでした。正直、最初は怖かったです。料理を出した瞬間に、反応がその場で返ってくるからです。美味しければ笑顔になるし、微妙なら、表情でわかる。逃げ場はありませんでした。でも、だからこそ得られるものもありました。「これ、ワインと合いますね」「こういうの、もっと食べたい」そんな言葉を、直接、目を見て言ってもらえる。キッチンで黙々と作っていた頃には、決して味わえなかった感覚でした。料理が“評価される”というより、料理で会話が生まれる。その瞬間が、たまらなく嬉しかったのを覚えています。この夜、僕は初めて思いました。「ああ、自分は“料理を作る人”じゃなくて、“料理で人と繋がる仕事”をしたいんだな」とこのバータイムでの経験が、このあとの付き合わせ担当との引き継ぎそしてシェフとの衝突へと、確実につながっていきます。でもそれは、また別の話です。
こんにちは!フレンチレストランComme tu veux(コムトゥヴ) マダムのソプラノめいちゃんです♪お店の営業や日々の活動の中で、よく「レストランのまかないって、毎日フレンチを食べているの?」と聞かれることがあります。実はフレンチに限らず、和食や中華など色々なジャンルのものを食べているのですが、その中でも私の一番の好物が「カレー」です。今回は、週末の食材を無駄なく美味しく消費するために、かずおシェフが厨房でよく作ってくれる「最強キーマカレー」の動画を新しく公開しました!みじん切りを一瞬で終わらせる、厨房の相棒キーマカレーといえば、玉ねぎ、ニンジン、セロリなど、大量の野菜を細かく刻む作業が一番大変なポイントだと思います。動画では、プロ仕様のフードプロセッサー(ロボクープ)を使って一瞬で野菜をみじん切りにしています。家庭にある「ぶんぶんチョッパー」などの手動ツールでも代用できるそうですが、これを使うだけで調理時間が格段に短縮できるので、まかないのようなスピード勝負の現場には欠かせない相棒です!フレンチシェフならではの視点で、スパイスを入れる正しいタイミングについて詳しく解説しています。クミンやコリアンダーのように「油に香りが溶け出すスパイス」は、最初にしっかりと油で炒めて香りを引き出すのが重要なコツです。そして、一般的なカレールー(動画ではジャワカレーを使用)をベースにしながら、お店のような深いコクを出すための隠し味が「野菜ジュース」と「とんかつソース」です。これらを加えることで、何日も煮込んだような自然な甘みと複雑な旨みが一瞬でプラスされます。味見をした前後で、驚くほど深みとまろやかさが変わるのを実感しました!(ちなみに動画内で、子供の頃にカレーが好きすぎてルーをそのままかじっていたエピソードを話したところ、シェフにはかなり驚かれてしまいました……。)料理の基本は「誰のために作るか」動画の後半では、視聴者の方から寄せられた「お肉の焼き方」に関する質問にシェフが真面目に回答しています。技術的なテクニックも大切ですが、それ以上に「最終的にどんな人に、どう食べてほしいか(誰のために作るか)」を考えることが一番大切、というプロとしての視点。これは、私たちがお客様一人ひとりの好みに合わせたオーダーメイドのコースをお仕立てする、お店の原点にも通じる言葉だと改めて感じました。今回のキーマカレーは、作業的にも非常にシンプルで、シェフいわく難易度は星ひとつ ★☆☆☆☆余った野菜を美味しく消費したいときや、手軽に本格的なカレーを作りたいときにぴったりのレシピです。ぜひ動画を参考に、お家で試してみてください!https://youtu.be/sCLq9jR0laI?si=7e6Uzm-7DC-YZ932
こんにちは!フレンチレストランComme tu veux(コムトゥヴ) マダムのソプラノめいちゃんです♪バースデーディナーショーまで、いよいよあと1週間…!歌の練習はもちろんですが、実はその裏側では、毎日たくさんの準備が進んでいます。今年はグッズ制作もかなり力を入れました!今回の曲目をイメージして作った、数量限定のコンフィチュール。・南国果実のセレナーデ・妖精庭園の金柑ライム 名前も味も、今回の世界観に合わせて考えています♪さらに、喉ケアグッズとして・ジンジャーシロップ・しょうが飴 もご用意しました!こちらは、かずおシェフが心を込めて作ってくれたもの。私自身も毎日しょうが飴を食べながら、本番に向けて喉を整えていますそして、S席のお客様には、一人ひとりにメッセージも書きましたいつも応援してくださる皆さまへ、少しでも感謝の気持ちを届けたくて…。今日はコムトゥヴの定休日ですが、・オペレーション資料づくり・座席表作成・S席プチギフト制作・字幕操作の練習 などなど、歌以外にもやることが山盛り…!でも、「来てよかった」と思っていただける1日にしたいから、最後まで丁寧に準備を進めています。音楽も、お料理も、空間も。私たちらしい“心に響く体験”をお届けできますようにhttps://sopmei.hp.peraichi.com/birthday
こんにちは!フレンチレストランComme tu veux(コムトゥヴ) マダムのソプラノめいちゃんです♪令和の虎へ5月分の32回目の返済をしました!その際の4月分の報告をこちらでも書こうと思います。今月はかなり「コムトゥヴらしさ」が見えてきた1ヶ月だったなぁと思っています。4月は格付けチェックコースの日が2日ありました。 二軍版令和の虎の配信後、ありがたいことに一気にご予約が入り満席になったのですが、直前キャンセルもあったりして直前でバタバタする場面もありました。キャンセル料のご案内もしておりますが、連絡がつかなくなってしまうケースもあり、イベント系コースの運営については今後もう少し改善が必要だなぁと考えています。一方で、反響があったオーダーメイドコースの「ジョジョ好きのためのコース」。お客様がInstagramに投稿してくださった内容がかなり反響があり、そこから「漫画やアニメの世界観を料理にしてほしい」というご予約がたくさん入るようになりました。コムトゥヴは、ただのおまかせではなく、“物語を食べる”レストランなんだなぁと改めて感じています。最近は、・人魚姫コース ・レ・ミゼラブルコース なども考えているのですが、これも「イベント」として出すより、「その世界観に浸りに行くコース」として伝えた方が、もっとコムトゥヴらしさが出るのかもしれないなぁと思っています。「今日はこの物語を味わいに行く日」そんな空気感の方が、デートやご夫婦のお食事にも来ていただきやすいのかな、と最近すごく感じています。ランチについては、ミディ・シグネチャー(7,500円)デジュネ・ペルソナリゼ(11,000円)のコースがここ数ヶ月は人気です。新しく始めたコースですが、コムトゥヴのランチといえばこの2つという認識になってきたのかもしれません。しかし「デジュネ・ペルソナリゼ」は夜のオーダーメイドコースとの違いが少し分かりづらいのも今後の課題です。実際に、「ジョジョ好きです!」等と備考欄に書いてくださる方もいて、そのたびに「それはディナーのオーダーメイドで…!」というご説明をしています。笑どうしたらもっと分かりやすく伝わるのか、まだまだ試行錯誤中です。そして今月はいよいよ、バースデーディナーショーが近づいてきました。出演人数も増え、去年よりかなりパワーアップした分、稽古や交通費、人件費などもかなり大きくなっていて、「音楽で利益を出す難しさ」を改めて感じています。それでも、今年は本当に良い会になりそうです。お料理も、音楽も、「来てよかった」と思っていただける夜にできるよう、最後まで準備を頑張ります!
こんにちは!フレンチレストランComme tu veux(コムトゥヴ) マダムのソプラノめいちゃんです♪3月のオーダーメイドコースを一部紹介します♪にしむらゆうじコースフェルマーの料理コース中華×日本食材×フレンチコースFRUITSZIPPERの超めでたいソング〜こんなに幸せでいいのかな?でお祝いコース持ち込みの苺を使ったコーステイラースウィフトコース桜コースプーさん好きのオレンジイメージコース鬼滅の刃好きのためのコース南仏cassisのイメージコース格付けチェックコース家族それぞれのリクエストを入れたコース他にもジョジョやNANA、パラダイス・キス、スターウォーズなどのリクエストもありました♪



