皆様、いつも応援ありがとうございます!公開以来、毎日おひとりづつは支援者様が現れ、本当に励みになっております。さて、今日は、ぶどうプラスチックがどのように産まれ、育っているのか。なにが課題なのか。について、改めて現状をお伝えしたいと思います。【配合度を上げたい】今年の6月に初めて摘果ぶどうを頂いたときは、植物プラスチック自体も”やれるかどうかわからない”が前提で。さらに、そんなにたくさんの量が必要だとも思わず。タンブラーの成形には成功しましたが、プラスチック材料の内訳は、石油由来95%、ぶどうはたったの5%。ほぼ石油じゃん…ダメダメです(笑)。そこで8月には20キロの摘果ぶどうを頂き、業者さんに(相当)ムリを言って、乾燥→製粉→ペレット化までお願いをしました。10月に初めて成形まで漕ぎつけ、出来たぶどうタンブラーは18%配合品!・・・しかし、成形がカナリ難しい。簡単に言うと、ピストンみたいに材料を金型内に押し出して形を作りますが、植物は熱を上げると分解してしまったり焦げてしまったり。上手く流れてくれません。また大量のガスを発生するため、無理やり押し出すと成形機や金型を痛めてしまいます。23年10月30日 東浦町の日高町長も、成形見学と応援に来てくださいましたそして課題はまだまだあり。あー、超えなきゃならない壁しか見えない(-_-;)【食器は試験がある】「タンブラー」は食器類なので、安全を保障する必要があります。”溶質試験”なるものに合格しないと、ツールスタントや植木鉢などの雑貨としてしか世に出せないんだとか!あと出来れば「レンチンOK」「食洗器OK」がいいです…わたしも。うう、けど、検査代金も、たかい。しかも1回に付き10ヶは必要です。たくさん数が打てないと検査にも回せないんですよね…。【ロゴが打ちたい!】成形品が出来ると、やっぱりロゴを入れたい衝動が抑えられず。しかし我が社には印刷技術はないし、そもそも植物由来のインクじゃないと意味が無いんじゃないの・・・というお声も出てきそうで(-_-;)そして職人カタギの会社ですから、できるだけ「彫刻」に拘りたいのですよね…それは仕方ない。だってDNAだから。でも、一般のプラスチックって、レーザー彫刻が入らないんです…。基本、ムリ。何故か、お米をたくさん配合した黒タンブラーにだけは出来るのですが。なので、やっぱり植物配合度を上げなきゃ、もっと研究しよう!に繋がります。そんな中!奇跡的にできたひとつがコレ!!なんというかわいらしさ! 【東浦町観光協会さんのインスタグラムより】たまたま出来た『ぶどう配合度18%』のタンブラー。まだ溶質試験には合格してないからタンブラー”もどき”ですが(笑)、実は、ロゴ入れのために、ちょっと細工が。成形の直前に、レーザー彫刻が可能になるという特殊な添加剤を混ぜました。材料メーカーさんから、ご厚意でサンプル提供を頂いていたのです。早速、東浦町のマスコットキャラクター「おだいちゃん」でレーザー刻印に挑戦。アレ?何か、上手くいった…感じ!?嬉しくなって、東浦町役場に差上げたところ、すぐにインスタへ投稿してくだり。。。ここにもミカエルがいました^^願わくば、”もどき”でなく、この「ぶどうタンブラー」を 支援者の皆様にお届けしたい。2月までに、もっと進化させよう!






