合同会社memo'tockの坂本です。
いつも応援ありがとうございます。
◆バスを北海道まで運びました!!
以前の活動報告で、関西の中古バス販売会社さんの車を購入したことをご報告しておりました。
今回は、その車を北海道まで運んだ際の様子をお伝えします。
◆飛行機で大阪/伊丹空港へ
道北を飛び出して、新千歳空港へやってきました。
かばんの中身は、バスの回送に必要な自賠責などの紙、そして、大型二種の運転免許証。
普段から飛行機には乗り慣れているのでワクワク感はありませんが、
まもなく大型バスを運転すると思うと、既にそわそわです…
夏ということで飛行機はかなり混雑していましたが、
何とか確保した大阪伊丹行きの飛行機に乗って出発です。
ということで、着きました。
大阪!!!!
蒸し暑いッネ!!!!!!!!!!!!!!!!!
この時、本州方面は連日35℃越えを記録しており、39℃台の地点も…
道北から来たら、もう生きた心地がしません\(~o~)/
ひとまず、東京から応援に来てくれた社員と合流し、ホテルで一泊して明日の朝に備えます。
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… 実は、今回の回送の日程が決まったのは2日前。
いつもギリギリに決まるのに、付き合ってくれる社員には感謝しかないです。
ありがとう……!!!!!
◆仮ナンバーを持ってバスへ…
明朝、8時過ぎにホテルをチェックアウト。
まずは市役所へ行って、回送用の仮ナンバーを借りる手続きです。
市役所職員「仮ナンバーですね。大型車… トラックですね!」
坂本 『バスです!』
市役所職員「あー… 観光バスみたいな…?」
坂本 『あ、路線バスなんです…』
とっても不思議な顔をされました()
カウンターで書類を提出し、待つこと10分ほど…
仮ナンバーの交付を受けることが出来ました。以外と簡単だったのが印象的でした。
(バスの出所が絞れてしまうので写真はありません!!!ごめんなさい…)
※詳しくは、活動報告「バス、買いました!」をご覧ください
市役所の近くで朝食を取り、いざバスを受け取りに。
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という訳で、こちらがバスです!!! これからの相棒ですね。
事務所で書類のやり取りをし、鍵を受け取り、電源を入れて…
… どぅるるるんんっっ、どどどどどどどどどどどど…
無事エンジン始動です。
よかったーーーー
ここから先は、北海道まで車が壊れず、無事に到着できることだけを神に祈りながらの作業です。
車検が切れた車なので、どこがいつ壊れるか分かりませんし、万が一立ち往生した場合は、車体が大きいのでレッカー費用も高額になります… 頼む…!
神頼みも程々に、仮ナンバーの取り付けと、出発前に確認できる範囲の車両点検。
既に気温は35℃を超えており、外でちょっと作業をするだけで汗はだらだらです 笑
車両点検の結果、問題は一点のみ。
「燃料がほぼ空っぽ」
これはあとでどうにかしましょう。
では、、、、
不安いっぱいな面持ちのまま、ゆっくりとサイドブレーキを解除。
エンジンの回転数を上げて、クラッチをゆっくり上げると…
出発!!!!!!!!!!!
大型二種免許を持っているとはいえ、バスで公道を走るのは2年ぶり。
しかも、販売店さんの駐車場に面している道路は、大型車が行き交う幹線道路。
ビビり散らかしながらも、北海道までの長い旅路のスタートです!!
◆本州で大型車は大変
さて、出発してすぐにやるべきことは「給油」
早速、最寄のガソリンスタンドにイン。
坂本 『軽油を… 満タンで…!』
店員さん「ほぼ空ですか?1回に全部入らないですね…」
坂本 『え??』
そのスタンドでは、軽油は1回に100Lしか給油できないそう。
そんなルールがあるんですね… 始めての経験は色々知れて面白いです。
2回にレシートを分ければ入れられるということなので、
バスの燃料タンクに155L入れてもらいました。
お会計は…
22,785円也
バスは何をするにもお金がかかりますねぇ…(苦笑)
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給油を終えて、いざ出発!
今日の目的地は、福井県の敦賀港です。
… と、走り出そうとして気づきました。
いや、正しくは計画段階から既に気づいていたんですが…
「バスを止めて休憩できる場所が、絶望的にない」
場所は大都会、京阪神都市圏の幹線国道。
大型車を止められるところが無いんです!!!!!!!!
久々のバス運転ということで、こまめな休憩を取りながら進みたいのですが、
都会すぎて大型車を止められません。
コンビニの駐車場は狭く、道の駅はもちろん無い。
絶望です…
そこで、補助員として関東から呼んだ社員が大活躍。
経路上を航空写真で全てたどり、バスを止められる可能性があるコンビニ等をピックアップ。
人間ナビゲーションに従ってバスを走らせます。
止められるかも!と思っていたスペースも、大型トラックが止まっている場合が大半でしたが…
日頃荷物を運んでいる大型トラック運転手の大変さを痛感した瞬間でした。
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なんとか休憩場所を確保しつつ、京都市内へ。
「せっかく京都に来たから、お寺でも~」と言いたいところですが、完全スルー。
大きな運転席から見える景色だけで我慢します。
ところでこの日は、あり得ないぐらいの猛暑。
暑いを通り越して、熱い。
走行中に窓を開けても、壊れかけのドライヤーみたいな温風しか入ってきません。
当然、バスの冷房に手が伸びる訳ですが、、、、
バスの冷房を全開にしても、全然冷えません!!!!!
冷房壊れてるのか????と言いたくなる暑さでしたが、どうやら後ろの客席部分は冷えているようで…
前面の大きな窓ガラスの影響なのか、運転席だけ明らかに暑いんです。
バスの運転手さんの隠れた過酷さを実感しました。
… あれ、つまりこれ、冬も寒いということでは、、、え?北海道で…??
うん、考えないことにしよう。今は夏だ!!!(たぶん解決)
バスは、琵琶湖の西岸を北上。
暑さを紛らわせるため、ちょっとだけ湖畔で休憩。
背中は悲しそうですが、これでも琵琶湖にテンションは上がっています(笑)
その後、峠越えをし、日本海側の敦賀に到着。
ここで遅めのお昼ごはんを食べようとして、またバスを止める場所に苦労したのは、言うまでもありません。。。
そしてちょうど日が暮れる頃、バスは敦賀駅にやってまいりました。
関東から来てくれた、補助社員はここでお別れ。
今年の3月に開通したばかりの北陸新幹線に乗って、自宅へと帰っていきました。
あぁ… 心細い…
◆いよいよ、フェリーに乗って北海道へ!
敦賀駅で補助社員を降ろした私は、そのまま敦賀港へやってきました。
さあ、高速道路を走れない路線バスは、ここから新日本海フェリーに乗って、一気に北海道へ…
… といったところで、今回はここまで!!
すいません
北海道まで1回で書ききるつもりだったんですが、改めて思い返すと非日常の連続過ぎて、果てしなく文章が長くなってしまいました…
文章量を削ることも考えたんですが、「なるべくお伝えした方が面白い…かな?」ということで、前後編に分けてお伝えします!
次回、後編「二度と乗りたくないフェリー編」(たぶんそんな題名はつけないけど)です。
引き続きの応援、よろしくお願いいたします。