さて、初顔合わせやスチール撮影等を終えた翌日、本読みを開始しました。
私は相手が外国人とはいえ彼らがどの程度できるのか知りたかったし、何より自分が表現してもらいたいことを最優先させたかったので、まずは台本の内容はそのままでお願いしました。
が!正直にいいましょう、思った以上に難航していました。
そりゃそうだよね、ひらがな、カタカナ、漢字......しかも普段言わないようなセリフにそのニュアンス。
日本人の俳優でさえその言葉の意味をちゃんと理解して演じるというのは決して簡単なことではない。
日本人、そして幼少時代より日本で生まれ育った外国人たちはまだしも、ずっと外国で生まれ育った本当の『外国人』たちからすればどれほど難しいことか。
自分が彼らにやってもらおうとしていることはやはり無理があるのか、これは非常に困難なことなのだろうか?
心配と不安ばかりが残るまま終えたこの日、果たして......撮影本番はどうなる⁉︎
どうなんのよ⁉︎
続く(なんか物語風に終えてみた)