BOWDOCKブランドデザイナーの吉田です。弊社はオーディオ業界のデザイーナーズブランドとして、エンジニアとは異なるデザイナー視点で製品開発を進めています。すべての商品のデザインは、機能させるためのアイディアや利便性を追求して、それを実現するための機構から生まれたデザインです。
スピーカーインシュレーターという製品を知っている方は非常に少ないと思います。たぶんオーディオに詳しい方以外は「?」になってしまいます。ニッチなニーズのため販売数は見込めませんが、スピーカーシステムの必需品と考えていますのでクラウドファンディングを通してスピーカーインシュレーターを広めたいと開発しました。
BOWDOCK INSULATOR / バウドックインシュレーター(以降はBOWDOCK INSULATORと表記)は「神秘性と可能性をデザイン」というコンセプトで、ピラミッドの形状をモチーフに三角をポイントとしています。また、面を作るには図形として三角からはじまり四角・五角・六角と角を増やしていくと採取的には角が取れて円になると想像できます。はじまりの「三角」と終わりの「円」による組み合わせが、神秘性が強く可能性を感じるデザインになると創造しました。
機能面ではいかにスピーカーから接地面に伝わる振動を少なくすることができるかという課題に挑戦しています。
私が尊敬するエンジニアが、スピーカーシステムの構造を考える際には、目に見えない波動をイメージするよりも、目に見える水の流れを想像しないさいと助言をいただきました。つまり比喩的なイメージでものごとをわかりやすく理解する方法です。
スピーカーインシュレーターの「振動=熱」に置き換えて熱を抑える方法としてPCなどに採用されているヒートシンクをイメージしました。
ヒートシンクとは、金属の高い熱伝導性を利用して放熱、排熱を行う部品です。空気に触れる面積が広ければ広いほど放熱効率が向上するので、単なる一枚板ではなくフィン形状の複数の板が付いた形状が一般的です。
三角=トライアングルと円=サークルの組み合わせたデザインに神秘性と可能性を感じます。トライアングルのまわりにサークル上のフィンを3つ巻きつけた形状がBOWDOCK INSULATOR / バウドックインシュレーター です。
BOWDOCK INSULATORは振動吸収→振動放出→振動圧縮を繰り返す形状をイメージしてデザインしているので、今までのスピーカーインシュレーターとは異質に感じると思います。
BOWDOCK INSULATORは浮かんだリングの上にスピーカーシステムがあるようなインテリア性を兼ね備えた機構デザイン製品です。木材ブロックなどでリフトアップしてもそれなりの音質改善はできますが非常にカッコ悪いです(笑)
かつてない形状のBOWDOCK INSULATORが4つ装着された手持ちのスピーカーシステムを、ぜひ、想像してみてください。
CAMPFIREに出品していますBOWDOCK BLACKの現在の年間生産計画は40台です。数量限定モデルのような小ロット生産ですが、量産品ではなく部品ひとつひとつを製作しています。発明特許認定され、国も認めた製品なのでもう少し生産数を上げられると材料と運送価格高騰の中でも売価を維持できます。
みなさまからのご支援をお待ちしています。
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