ご支援いただきました皆様誠に有難うございます。。無骨なパイロットミリタリーウォッチにもかかわらず、優れたバランスと装飾性で人気のマジェテックビックタートルですが、実は全体のバランスを決めている要はラグ形状だと思います。本文中にもありますが、この時計のラグ(ケースの上下についている、ベルト又はブレスレットとケースを連結するための、接合部分のこと。 角やホーンとも呼ばれる)は通常ベルト結合部分内側は左右平行です。しかし1935年につくられたロンジンオリジナルは、ラグ内側がYの字に拡がっています。ベルト製作上もとても不都合なのですが、オリジナルを忠実に復刻しました。試作段階で平行のものも試しましたが、何かが違いました。
無骨なままな印象が強かったのです。装飾性の感度を上げているコインエッジやコブラ(ベンツ)針とのバランスが悪く感じました。
こだわりのクレイジーホースストラップと厚めのナイロンストラップを両方採用するためにラグには2箇所ベルト付け穴があります。
これもこだわりの中のこだわりなのです。



