
皆様、いつも温かい応援を賜りまして誠にありがとうございます。
約2年の歳月をかけまして、無事に完全閉鎖循環型水耕栽培にてメロンの育成に成功致しました。
これも支援頂いた皆様からの応援があってのことと感じております。
また、新聞の取材対応などもあり、ご報告が遅れまして大変申し訳ございませんでした。
■収穫、検査結果
6月に入り急に高温が続きましたため予定収穫日が早まり、6/28に初収穫を行いました。
大きさは目標より一回り小さく、今後は改良を行いましたナノバブル発生装置を育成初期から導入しまして発根の促進に繋げて参りたいと思います。
糖度検査には2球を使用し、3点検査の平均をとり行いました。結果は11〜12度程度とこれも目標値には至りませんでした。
試験機関より液体肥料の濃度変化により水切りなしで糖度をあげることが可能という結果も出ておりますので、肥料濃度の見直しをかけて参りたいと思います。
※光学糖度検査を行いました

また、同条件にて、根を養液に浸すDFT式と根に養液を薄く浸すNFT式の比較としまして、DFT式の方が茎根の成長が大きいことから、今後はDFT式に栽培ユニットを改良していくこととしました。
共通して、育成後半に入りますとつる割れ等の病気の発生が見られました。取り出した株元を確認しますといずれの方式においても根本の損傷が見られました。
育苗スポンジに藻が発生しないようアルミシートにて遮光しており、湿度があがりやすいために根元近くの茎がカビや細菌に侵されやすくなることが原因と考えられます。
さらなる肥大、糖度向上に向け、ある程度の育成段階で予防的にトップジンなどの酢酸ビニルを基材とした殺菌剤を塗布して参りたいと思います。
※左DFT、右NFT

■現状と今後の流れ
現在次亜塩素酸によるユニットの洗浄を行っております。同時にユニット自体を組み替え、DFT式にて生産を行う予定です。
また、東根市全体での生産を目指し、6/23より「ひがしねメロン研究会」を立ち上げました。
以下、プレスリリースとなります。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000164290.html
東根ではありませんが山形市山寺の宿にて、東根市にゆかりのある方が、ひがしねクラリスの生産に入る予定です。
■メディア展開
6/17日、河北新報様より続報の形で掲載いただきました。

また、日付は未定ですが近日中に山形新聞様より、地域おこし協力隊の方と共に掲載予定となります。
日本の農業関係の方向けの日本育苗新聞にも掲載予定となっております。
多くの方に関心を持っていただき、研究会内で情報を共有していくことで、より高品質高糖度の「ひがしねクラリス」の生産量拡大を目指して参りたいと思います。
返礼のお届けが遅れまして誠に申し訳ございません。引き続き活動報告を続けまして、皆様にひがしねクラリスをお届けできるよう、また、ひがしねクラリスが新しい東根の名産となるよう引き続き邁進して参りたいと思います。
変わらぬ応援を頂けましたら幸いです。何卒よろしくお願い致します。



