皆さま、いつもあたたかいご支援・ご協力、本当にありがとうございます。
プロジェクト企画・実行者の松沼裕二です。
貧困に苦しむスラムの子どもたちの命を支え、その純真な笑顔を守るため、私たちは、地域に根差した草の根の活動をしています。そして、今回、クリスマスに実施する炊き出しや文房具、生活支援物資の配給を行うチャリティーイベントのためのクラウドファンディングを実施しております。
皆さまの温かいご支援に感謝しつつ、最後まで、応援をお願いできましたら幸いです。
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私は、フィリピンに現地事務所を置く国際協力NGOの代表を務めています。といっても、私自身も含め、日本人スタッフの活動はすべて無償のボランティアで、ふだんは日本で、生活のためと、現地の支援のために、それぞれ、(NGOではない仕事で)働いています。そして、現地スタッフやスラムの人々と協力し、日本と現地を行き来しながら、地道に支援活動を続けています。
先日、スラムの人々に、食糧支援としてお米を配りました。
そして昨日、このような投稿がfacebookにありました。
お米の配給を行ったスラムのある家族からです。
写真はその生活の窮状を訴えています。
NGOの支援によって、お米をもらうことができても、
そうやってお米をもらえて、とりあえずの飢えはしのげても、
目の前にはやはり厳しい現実があり、そこから逃れることはできません。
おかゆに、おかずはビスケット、
ライスに砂糖だけ、
これが、今、ありのままの現実です。
いくら食糧を配っても、結局はその場しのぎで、飢餓へと陥っていく流れに対して、どうしようもありません。
せいいっぱいのことをしています。
でも、自らのあまりの無力さに、途方に暮れる毎日です。
この写真に、
お母さんはコメントを付けました。
「もうこんなのがまんできない!」
と、、、
そして、彼女には、まだ小さい赤ちゃんがいます。
女の子です。
支援物資であげたぬいぐるみに囲まれて、安らかに寝息をたてています。
写真の隙間だらけの床は、べつに縁側とかではありません。
家族が生活する、狭い家の中です。
この過酷な現実を、変えられるような大きな力は、今の自分たちにはありません。
でも、たとえ「その場しのぎ」だとしても、今、失われようとしてる命を救わなければならないのです。
もちろん学習支援や就業支援等の自立支援活動は精力的に行っています。
だとしても、同時に、やはり今、目の前にある困難を乗り越えなければ、未来の希望を語ることもできません。
そして、その日々の支援の積み重ねが、きっといつか未来へと繋がること信じて、
たとえ、こんな小さな力でも、
今、できるかぎりの支援をし続けます。
アジアの片隅で、世界の誰もが注目していないような小さなエリアで、
それでもそこには、確かに宿るかけがえのない命があります。
その命の灯に、ずっと、いつも、寄り添い続けます。
飢えに苦しむスラムの人々のために、
子どもたちの未来のために、
今、この瞬間にも消えようとしている命を救うために、、、