この度のご支援、まことにありがとうございました
シェア文庫「本と舍(あらか)」へ、そして温泉津へ向けたみなさまの温かいご支援、本当にありがとうございました。
令和6年11月1日から始めたクラウドファンディングは、おかげさまで目標を達成することができました。重ねて御礼申し上げます。
これからのこと
これから「本と舍(あらか)」は以下のスケジュールで進行してまいります。
令和6年11月中旬 着工
令和7年1月中旬 クラウドファンディング終了
令和7年2月〜 内装、棚づくり開始
令和7年4月〜 所蔵はじめ
令和7年5月〜 収まり次第「本と舍」開店
遅くとも6月には開店を目指し、経過をこのクラウドファンディングにてお知らせしてまいります。
ご支援くださったみなさまにおかれましては、この場を借りてお伝えしていく進捗報告をご覧いただけますと幸いでございます。
さあ、ここからが本番です。
引き続き、本と舍(あらか)を、そして温泉津をよろしくお頼み申し上げます。
第二目標達成のお礼。最終目標への挑戦。
公開から本日までで、ネクストゴールとしていた300万円を達成させていただき、たくさんの方々からご賛同・ご支援を賜りました。200人もの皆様が、島根は温泉津町に関心と思いを寄せてくださっていること。それが何よりも嬉しいです。
本当にありがごうございます。
1月12日 夜間にネクストゴールとして掲げていた300万円に達成することができました。皆様からのご支援と、あたたかい応援メッセージの言葉に日々励まされながら今日を迎えることができました。
ここまでご支援をいただいた皆様に、改めて御礼を申し上げます。
今回、西田がクラウドファンディングに挑戦させていただいたのは、自分が惚れ込んで移住した「温泉津」が、100年経っても湧きに湧いているその個性を残しながら在り続けてほしい。そのための挑戦を皆様に知っていただきたいということ。
そして西田と共にこの新しい場所づくりに賛同し、仲間となっていただきたいと考えてのことでした。
ネクストに次ぐネクストゴール
クラウドファンディングは1月18日まで続きます。あと5日。たった5日、されど5日。
西田は残りの期間、ネクストに次ぐネクストゴールとして 3,500,000円を掲げていきたいと思います。
これまで挑戦してきた中で、直接ご支援をいただいた方を合わせると236名もの皆様にご支援をいただきました。
今回、ネクストゴールで皆様からいただいたご支援は、内装・什器制作費にかかる費用として、大切に活用させていただく予定です。どうぞ引き続き温かいご支援・応援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
(令和7年1月13日更新)
目標達成の御礼
本と舍のクラファンへのご支援、並びに本と喫茶のゲンショウシャを応援いただきありがとうございます。
11月1日より開始いたしました、西田 初となるクラウドファンディング『世界遺産と温泉の町 “ゆのつ” にみんなが集える「シェア文庫」を作りたい!』が、皆様からの多大なるご支援により、目標金額に掲げる200万円を達成することが叶いました。
この度いただいたみなさまとのご縁。予想を超える速さでの達成に、驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。
改めてこの場を借りてお礼を申し上げます。
皆様からのあたたかいお気持ちを胸に、シェア文庫「本と舍」が温泉津の一員としてあれるよう、精一杯取り組んでまいります。
ネクストゴールへのチャレンジについて
実は本と舍のオープンへ向けては改修費用と内装・什器制作費を加えると費用の面でまだ課題が残ります。
そこで今回、目標を達成させていただいたこの機会を生かし、ネクストゴール300万円を掲げ、挑戦させていただきたいと考えました。
西田が挑戦を行うことで、一人でも多くの方にシェア文庫が温泉津の新たな地域と人が繋ぐ結束点となることを願っています。どうぞ引き続きあたたかいご支援・応援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
(令和6年12月19日更新)
はじめまして、こんにちは。島根県の温泉街・温泉津(ゆのつ)にて、『本と喫茶のゲンショウシャ』を営む西田優花と申します。数あるプロジェクトの中から、当プロジェクトに興味を持っていただきありがとうございます。
この度、シェア文庫「本と舍(あらか)」のオープンに向けて、人生初のクラウドファンディングに挑戦します。
本と舍をどんな場所にしていきたいかをざっくりいうと、
・本を貸し出すだけでなく、さまざまな関係性が生まれる
・温泉津の未来を描く子どもたちとその親、家族が集まれる
・温泉津に暮らす人々と、温泉津を訪れる人とを結びつなげる
いわば、サードプレイスといったところです。
なぜこのような場所を作ろうと思ったか、この場所でどんなことをしていきたいか。
「湧くで温泉津」の合言葉通り、熱い思いを書き連ねました。
最後までお目通しいただき、そして、応援していただけますと大変嬉しく思います。
私が住む温泉津は、島根県の真ん中あたりに位置する港町です。
かつては石見銀の積み出し港として賑わいをみせており、この地に湧く湯は、鉱夫や運び手を癒やしていたそうです。
港から山側に伸びる温泉街は、古くから湯治場としても知られており、温泉町として全国で唯一、重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。温泉津温泉街には大衆浴場が2つありますが、私の行きつけは「元湯」。体を清め、あたためることが目的ではありますが、私にとっては、地域のみなさんとのコミュニケーションを楽しむ社交場にもなっています。
一方で、温泉津には地方ならではの課題もあります。
それは、人口減少と高齢化です。
総務省「過疎地域等における今後の集落対策のあり方に関する中間とりまとめ」によると、温泉津がある大田市の9割の地区で10%以上の人口減少が見られ、その半数は20%以上の人口減少となる見込みであるとされています。人口減少と高齢化が進むと、労働人口の減少はもちろん、地域住民がこれまで通りの生活を維持することが困難になることが予測されます。
大小さまざまな課題がありますが、私が一番危惧しているのはそうした人口減少から生じる「地域コミュニティの消滅」です。
シェア文庫の名称、「本と舍(あらか)」。
舎という言葉には、在り処、御殿、宮殿という意味があります。
この場所が、①地域自治、地域住民との関係性を育む場、②文化を育む場、③コミュニティが生まれる場になってほしいという願いをこめて「本と舍(あらか)」と名付けました。
温泉津には本屋がありません。地域住民が本と触れ合えるのは、市立図書館のみです。
現状として、“本を気軽に手に取れる場”は限られています。
本と触れ合う選択肢が少ないことは、読む自由、学ぶ自由、本を通じて得られる体験の機会損失につながると考えます。
私が営む『本と喫茶のゲンショウシャ』でも本を扱っており、テーマに沿った本を選書家がセレクトしてくれています。
温泉街で世界遺産でもあるという土地柄、当店には旅行者が多く訪れます。なかには、選書した本を読むために通ってくださったり、選書家がどんな人なのか興味を持って尋ねてくださる方もいます。本を借りて返しに来る地元の方は、「うちにある面白い本を持ってきたよ」と蔵書を当店に預けてくださることもあります。
本がある空間には、いろんな縁やつながりが生まれるー。
お店を始めてまだ1年半ほどですが、“何かが生まれてつながる瞬間”をたくさん目の当たりにしてきました。本と新しい出会いをしたお客様の発見に満ちた表情を目にするたびに、「もっと幅広く多くの人たちが“新しい発見と出会える場”を提供していきたい」という思いが募っていったのです。
「本と舍」は、本を貸し出すだけでなく、さまざまな関係性が生まれる場所にしていきます。
公益性がある場にするために、以下の3つの機能を持たせていきます。
1.サードプレイス機能〜気軽に立ち寄り、集える場所に〜
地元の方にとっては自宅や学校・勤務先との行き帰り、旅行者にとっては宿や観光地を目指す合間の“何でもない時間”。次の予定までちょっと時間を潰したい、今日は何だか寄り道したいーそんなときに、ふらっと立ち寄れる気軽さがありながら、行けば何か新しい発見がある場所を目指します。その場に居合わせる人も、あなたを待っている本も、全く同じ日はありません。「暮らし」と「観光」が交差する地だからこそ生まれる、偶発的な出会いを提供します。読書に没頭するのも、誰かと話すのも、ぼんやりするのも、自由です。思い思いの時間をお過ごしください。
2.サロン機能〜人と人との交流拠点に〜
「本と触れ合える場をなくさない」と言いつつも、あくまでも本はきっかけで、一番の目的はコミュニケーションが生まれる場を作ることです。私は、こんな光景が日常になってほしいと願っているからなのです。
本を読みたいと思う方が本と舍を訪れたとします。
そこに近所の方がいれば話しかけたり、あるいは、観光客から話しかけられたりするかもしれません。
例えば、こんな風に。
「その本、面白いですよね」
「温泉津は初めてですか?」
「私もそこに泊まっているんです」
「最近できたお店のカレー、食べに行った?」
「旅するキッチン、今月はイタリアンらしいよ」
あそこに行けば誰かに会える。観光ガイドにはない温泉津のディープな楽しみ方を教えてもらえる。
そんな認識が広がれば、自然と人が集まり、さまざまな出会いが生まれていきます。
言葉を、心を交わすひとときを過ごすことで、暖かく気持ちに満たされていくのではないかと考えます。
3.教育・ケア機能〜子どもと親と。家族が訪れられるスポットに〜
温泉津のお隣、大森町では保育園留学が始まり、都心部から移住してくるご家族が増えつつあります。そして、この「本と舍」の建設予定地のすぐ側に、小児科医が子ども食堂と、そして将来的には発達障害を持つ子どもたちの診療所を作ろうとされています。
町として未来を育もうとする気運が高まり、それを成し遂げようとする人々がいる。
身近で素晴らしい試みを行おうとしている人の姿に刺激を受け、私も何か役に立ちたいと心から思いました。
そこで、温泉津温泉街で、温泉津の未来を描く子どもたちとその親、家族が集まれるもう一つの場所を作ろうと考えたのです。
本と舍がオープンした暁には、「本と舍に寄ってから子ども食堂に行こう」「診療所の待ち時間に本と舍で本を読もう」というように、それぞれの場所を行き来する流れが生まれるでしょう。
「シェア文庫」では、棚主が自分専用の本棚を作り、そこに選んだ本を置くことができます。
棚主になれる条件は、温泉津在住であること。ただそれだけです。
本の専門知識は必要ありません。老若男女問わず、棚主をやってみたい気持ちがあれば誰でも挑戦することができます。
シェア文庫には、自分が選んだ本を置けるだけではなく、それについて来訪者が感想を書き残せる仕組みを作ります。
ゲストハウスなどでみる、ゲストノートのようなもの、といえばわかりやすいでしょうか。
棚主たちのセンスが光る、シェア文庫。ここに訪れたAさんは、ある棚に心が惹かれます。
「この棚にある本、私が好きなものばかりだなぁ。棚主のお名前は…臼井ふみ。臼井さんという方が選書しているのか」
Aさんは臼井さんにどうしても想いを伝えたくて、メッセージを書き残します。
明くる日、面白い本を見つけたので棚に置こうとやってきた臼井さんは、メモが置かれていることに気付きます。
そこには、Aさんからの熱いメッセージが。臼井さんは自分が選んだ本がAさんに届いたことに胸が熱くなり、
「またオススメしたい本を見つけたら棚に置こう」とこちらが贈り物をもらったかのような気持ちになるのでしたー。
地域住民が棚主になることで「◯◯さんが選んだ本、読んだよ!」「この前シェア文庫で読んだ本を手元に置いておきたくて、本を買ったよ」といったコミュニケーションが生まれるでしょう。もし棚主さんが温泉津温泉街で商いをされている方であれば、そのお店に足を運ぶきっかけになるかもしれません。住民にとっても、“棚主の自分”といった新しい発見と楽しみが生まれます。
旅先での本との出会いは格別です。日常から離れて手に取る本はいつもは選ばないような本だったり、帰ってから旅先で読んだ本を目にすると余韻に浸れたりします。温泉津は湯治場でもあるので、中長期滞在者が多く訪れます。リモートワークできる方も長期滞在することがあります。シェア文庫があることで、中長期滞在者に温泉津での滞在をより楽しみ、新たな出会いと発見をできる機会を提供できるのではないかと考えています。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
シェア文庫「本と舍」を作りたいという温泉よりも熱い思い、それに至るまでに経緯についてお伝えさせていただきました。
少しでも興味を持っていただけたら、大変うれしく思います。
「ところで西田って何者なんだ?」とお思いの方、自己紹介が大変遅くなりました。
私、温泉津在住の西田優花(にしだゆうか)と申します。
西田優花(にしだゆうか)
1984年京都府生まれ。2015年 株式会社オールアバウト入社。官公庁及び自治体におけるインバウンド・アウトバウンド事業に従事。企画立案、クリエイティブディレクター、ウェブ・アプリ開発ディレクションを担当。
日本の地域支援事業(伝統産品などを始めとするものづくり関連)に携わる中で、石見地方に魅せられる。2019年に渡独し、島根の石州和紙を活用した日本の自然美を伝える作家活動をする傍ら、帰国後2021年に「日本の地域の魅力や、ものづくりの価値が最大化され、循環する仕組みづくりに寄与する」をミッションに、合同会社 現象舎を設立。2023年には島根県・温泉津町へ移住。現在、『本と喫茶のゲンショウシャ』を夫と営む傍ら、島根県西部地方の伝統芸能「石見神楽」の習得・継承を行う団体 石見神楽温泉津舞子連中に所属し、稽古に励んでいます。
温泉津に移住をした2022年に、100人を超える町民のみなさまとともに「温泉津100人会議」を実施し、温泉津のタグライン(スローガン)とステートメントを策定。現在も地域ブランディングの実践を行っています。
リターンについては、主に応援プラン、体験プランの2種類をご用意しています。
「温泉津に行ってみたいけどなかなか難しい」という方は、応援プランをご検討ください。喜びます。
「温泉津を実際に訪ねてみたい」という方は、体験プランをおすすめします。熱烈に歓迎します。
温泉津の魅力はもちろん、ここ数年で温泉津がどのように変化していったのかなどをお伝えするプランもございます。
温泉津愛と未来への想い、是非とも語らせてください。
スケジュール
令和6年11月中旬 着工
令和7年1月中旬 クラウドファンディング終了
令和7年2月 内装づくり
令和7年4月 本の所蔵
令和7年5月 「本と舍」開店
資金の使い道
空き家修繕費:約220万円
内装・什器制作費:約20〜50万円
手数料(17%+税):約38万円(目標金額200万円に対する金額)
長く人の住んでいない空き家資源をアップサイクルするかたちで施設を作るため、クラファン以外にも補助金や自己資金も組み合わせて実施予定です。(上記 空き家修繕費は想定している補助金分を抜いた修繕費です)
最後に
リターンにある宿泊クーポン、温泉津に滞在する日数が長めのものが多いなあと思われたでしょうか?
そうなんです、温泉津の魅力を知ってほしいがため、ちょっと長めの期間設定にしています。
1泊2日ではわからない、何にも追われないゆっくりとした時間があるからこそ気づける温泉津の魅力を感じてほしいのです。
とびきり熱く濃い源泉掛け流しの湯に浸かり、岩礁の連なる海や猿が行き交う山に遊び、山陰の海の幸や山菜など自然の恵みを食し、石見神楽のダイナミックな舞と囃子に酔いしれ、石州瓦の家屋や寺社仏閣が軒を連ねる町並みを歩き、次代の担い手たちが灯す明かりで憩い、土地の文化を育んできた優しくも熱い人々と触れ合う。
温泉津を五感で味わい尽くせば、日々の営みの中でこわばった体や張り詰めた心はほどけ、自分の中からふつふつと何かが湧いてくるのを感じるはず。
ひとつひとつの細胞がみなぎるような活力が。
視界がすっと開けるようなアイデアが。
変化を恐れず一歩を踏み出すための勇気が。
温泉津の町は、いつでもあなたをお迎えします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る第二目標達成のお礼と挑戦。由布院 Farm to Table 視察報告
2025/01/14 08:30公開から本日までで、ネクストゴールとしていた300万円を達成させていただき、たくさんの方々からご賛同・ご支援を賜りました。200人もの皆様が、島根は温泉津町に関心と思いを寄せてくださっていること。それが何よりも嬉しいです。本当にありがごうございます。クラウドファンディングは1月18日まで続きます。あと4日。たった4日、されど4日。西田は残りの期間、ネクストに次ぐネクストゴールとして35,000,000円を掲げていきたいと思います。これまで挑戦してきた中で、直接ご支援をいただいた方を合わせると236名もの皆様にご支援をいただきました。今回、ネクストゴールで皆様からいただいたご支援は、内装・什器制作費にかかる費用として、大切に活用させていただく予定です。どうぞ引き続き温かいご支援・応援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。さて、今回の活動報告は‥?この活動報告をしたためている今日の私は、今年入って初めての視察ということで関東に来ています。所沢からはじまり、昨日から真鶴に入っています。真鶴ではお目当ての1つである、真鶴出版の川口さんにお会いすること。まず何よりもこれが楽しみです。とかとか言いながら、今日の活動報告では、今回の関東の視察に関してではなく、12月末に行った湯布院でのレポートをしたいと思っています!関東エリアの視察による活動報告は‥こうご期待!!です。一次産業から私たちの食卓まで。前職のオールアバウトでは大変多くの方にお世話になってきました。その中の1人に、「ゆきえ」と言う、ない商品を作って売ってくるとんでもない営業マンの上司がいました。私は20代の頃、なかなか厳しい職場勤めをしておりましたが、オールアバウトでもことさら大変忍耐力と向上心を鍛える良い職場におりました。このゆきえさん、独立後、西田が温泉津へ移住した時を近くして九州に移住をされ、これまで築き上げられてきたネットワークやスキルを活用し地域のコンテンツ造成事業の推進をされています。まさに今の西田にとっても地域の魅力あるコンテンツの再発見をする仲間であり、先輩のような存在であるわけです。↑久しぶりにあったゆきえさんとパチリ今回はこのゆきえさんが企画をされた ENOWA YUFUIN で実施されたモニターツアー "Farm to Table" に、㈱WATOWAの近江さんと参加をしてまいりました。「Farm to Table」(農園から食卓へ)は、アメリカ発祥の日本の地産地消とも類似した食の概念。その「Farm to Table」を提案するオーベルジュ、由布院の『ENOWA YUFUIN』を起点に、農園の収穫でその日のメニューが決まるという食体験を堪能できるツアーです。↑「Farm to Table」実践店として名高いNY「ブルーヒル・アット・ストーンバーンズ」副料理長であったタシ・ジャムツォ氏と共に巡るどういうツアー内容なの?めちゃめちゃシンプルに言うと、まずはホテル直営の畑にメインシェフとともに訪れ、その日宿泊するメンバーみんなでその滞在でいただく食材をともに収穫します。`↑近江さんとの収穫の様子。激寒で震えながらですが、この日はまさかのケールを5種類もいただきました。1日目のディナー、2日目の朝食にランチに、全てにこのタシシェフが寄り添い料理を担当してくれます。このタシシェフと行動を共にする機会がとにかく貴重。食材の知識はさることながら、どういった方針でお仕事に取り組んでおられるか、西田の些末な質問にすら強い意思を感じる真っ直ぐな眼で微笑みながら教えてくれます。プロフェッショナルとこれほど同じ時間を一緒に過ごせるってすごいこと。この人の手にかかった料理をいただくのだと思うととにかくまじめにこちらも食材と向き合いたくなるわけです。お料理はすべて野菜がベース。ソースもムースもすべて野菜。これがとにかく絶妙な野菜それぞれの個性を活かした味わいでおいしくてたまらない。そしてこれらには地元の酒造場の焼酎を使ったカクテルやワインのマリアージュを楽しむことができるわけです。↑参加者みんなでパチリ。まじでみんないい人ばかりでなんらかのプロフェッションをお持ちのかたばかりでした「Farm to Table」(農園から食卓へ)振り返り今回の視察では、地域食材やその活用方法を巡るガストロノミーツーリズムの参考としたく参加しました。豊富な山と海の幸に恵まれる温泉津。この食のあり方をこれまでと異なる角度で見直し、提供の手法に食のプロが伴う特別感を与え適切な知識が同時に身につく後味の良さ。これを「温泉津ならでは」と言わせしめる考え方や手法ってあるのかな、こうしたら出来そう、私達がするならこういうところに気をつけよう。そういった会話を帰りの車で近江さんと話していました。まだまだ温泉津における食を通じたコンテンツ造成には可能性があるはず。じわじわとリサーチながら取り組んでいきたいと思います。本日の活動報告は以上です。クラファン終了まであと4日となりましたが、活動報告は定期的に綴るのと、これをもってシェア文庫の進捗と町の変化をお知りいただきたく必ず継続していく考えです。今後は具体的な広報ツールや工事進捗もよりお披露目していけることと思います。引き続きみなさまからのご支援とサポートに感謝です。不束者ではございますが、どうぞよろしくお頼み申します◎ もっと見る
【敬頌新禧】新春神楽を終えました!2階壁の意匠づくり一部公開
2025/01/04 10:56新年あけましておめでとうございます!本日は令和7年1月3日(金)石見神楽温泉津舞子連中「新春神楽」についてと、年末にこっそり進めていた2階壁の意匠づくりについてのご報告でございます。足袋のサイズが合っていないのか、右足中指がやや腫れている西田が今日もお送りいたします。令和7年の新春神楽は‥?石見神楽温泉津舞子連中では、毎年1月3日に新年を神楽で祝う新春神楽を開催いたします。会場は今年も龍御前神社です。↑開場前から列をなし、始まるや否や外まで溢れ出る人・ひと・ヒト!ありがたいことでございます(写真:Mikio Tokura)神社境内では温泉津温泉飲食店組合(仮)によるうどん、唐揚げ、ベロベロこんにゃく、ホットココア、熱燗など屋台出店もご用意いただいています。↑寒空の下ありがとうございました‥!(写真:Mikio Tokura)そして本年の演目は以下の通りでした。塩祓い龍神塵輪頼政大江山恵比須大蛇西田はというと、塩祓い、大江山、大蛇で役を頂戴し務めさせていただきました。↑初めて能面の小面風の面を着用。体躯とのバランスがより整ったような気がしました。(写真:Mikio Tokura)今年の新春神楽はそこいらで笑いが巻き起こった会でした。龍神にさらわれても泣くことなくなんとなく手を振る子や、頼政では猿らに絡まれゲラゲラ声が聞こえるシーンも。↑最後はお客様からスタバの袋に入ったいただきもののをいただくことも天候にも恵まれ多くの人が駆けつけ笑顔を見せてくださったおかげで、自分も新年にエネルギーをちょうだいできました。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。こっそり仕上げの2階の意匠↑妖怪柿渋ばばあさて、工事進捗です。2階上がってすぐの踊り場にて、古民家あるあるの「砂壁新聞」の保定作業の一部をご覧にいれています。この「砂壁新聞」、本当に古民家あるあるで、自ら古民家の解体をする人は必ず目にするだろう光景です。(これの類例に「畳と座板の間新聞」というのもございます)何が面白いかというと、明治〜昭和5年の新聞が貼り付けられており、その記事の内容が当時物なわけですから、もちろん使われている言葉や表現が当時のまま。今ではなかなか見ることや聞くことのないビビットな表現や小学生時分に教科書で見たトピックスが記載されており、もう歴史的価値資源だよと思わざるを得ないわけです。この「砂壁新聞」は、この古民家に長く住まわれ暮らしを守ってこられた先人その時代を生きた一つの証で、その息づきあって現代まで残ってきてこれた。そしてときと自然の流れのひとときに、西田がお邪魔させていただくことになった。ということで、町の経過の一部を担当する身としては「意匠」としてこれらを残していこうと思います。ぜひこちらは完成した際にゆっくりご覧になってみてください。それでは令和7年、一発目の投稿ではございますがいかがでしたでしょうか。新春神楽に参加をさせてただくようになってから、年末年始は稽古に励み規則正しい毎日を年始から送れるようにとても気持ちがよいです!来年も楽しみ!引き続き、石見神楽温泉津舞子連中を、そして本と舍をよろしくお願申し上げます。 もっと見る
「本と舍」ブランドロゴ初公開!!ゆっくり解説 & 工事進捗報告
2024/12/24 18:01みなさんこんばんわ!ハッピー・クリスマスイブ!西田です。ご心配をおかけしていた扁桃腺炎がなかなか治らず長くしゃがれ声でした西田ですが、葛城ユキさんくらいになってきました。気にかけてくださったみなさま、本当にありがとうございました…!さて、本日の活動報告は何よりも、「本と舍」ブランドロゴ初公開!!でございます。そして本日も工事進捗の一部をお知らせいたします◎お待たせしました、お待たせし過ぎたかもしれません‥!「本と舍」ブランドロゴ、このように仕上がりました!さっそく公開!詳しく見ていきましょう。予てよりお伝えしておりました、「本と舍のブランディング」において重要な要素になるのがこのロゴです。ロゴは、そのアイデンティティや理念を表現する象徴的な役割を果たします。そのためしっかり今回もスパイスおじさんであり、グラフィックデザイナーでもある夫と話し合いながら作成いたしました。おおよその背景はこちらにまとめてあるとおりですが、「舍(あらか)」が難読であることから、るびのロゴも規定すること。名称の意図や背景、上記のような「本」以外のあり方の余白を含ませること。このあたりを要件に据えての制作となりました。明々白々な「本舍」。よく見えると「と」結びであることから、A and B 両翼は並列の構成要素となること。そして旧漢字であることのねらい。このあたりをお読み取りいただけますと喜びます。版のようなデザインであることもまた特徴です。物理性を伴う「書籍」が集まる場であることは、その装丁も関心の範囲内になろうかと思います。今回の蒐集においては寄贈から始まり多くの古書が集まっています。前回の活動報告でも触れましたが、マジモンの活版印刷の書籍も織り交ぜられています。まさに版。今後、こちらのブランドロゴを掲げて、ブランドツール開発を行ってまいります!オープン記念にはあんなアイテムが使えたりこんなアイテムが配布されたり‥!?(妄想中)どうぞ楽しみにお待ちください。今日の工事進捗はというと ‥こちらは2階 大工の和田さんが水平に根太を打ってくださったあとに無垢の床材を敷いてくれています。↑こちらはやや新しめの、1階の梁が露出された余計な部分の高さをのみで処理されている時の姿。無垢板の足触り最高。そして床が水平じゃない不安定さって地味に精神に響いてくるんだなって、水平になって初めて気づきます。こちらは石田さんがトイレの引き戸に着手されています。曲がり柱を現しにしたくて真壁をお願いしたがために面倒をおかけしていますが汗、大工さんのとても丁寧なこしらえを見ることができて溢れんばかりに幸せです。こだわりのおまけこちら、解体時に床下から出てきた石の流し台です。福光石かな‥?こちらはキッチンのシンクとして再利用します。水道屋さんの坪内さんにはご面倒をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします…!こちらの建物にもともとお住いだった方の物物が、解体時に姿を現します。その面影を、なんとなく随所に感じる仕舞にしたい。今はお住まいでなくとも、脈々とこの地域を守り続けて来た人の思いの断片が見えたら、これから新しく温泉津を訪れるひとも、今日(こんにち)までに息づくいのちの流れを感じられるかも。そんなこんなで古いものも活かしながら作ってこうと思ってます。今日の活動報告は終わりです!メリークリスマスイブにご精読いただきありがとうございました。また次の活動報告で会いましょう!!ボヘミアン! もっと見る
活動報告第17弾(1月14日)を拝読しました。 年末年始にかけて各地でエネルギーチャージして、充実した日々を過ごしていらっしゃるご様子。何よりでございます。 今、優花さんの身体の中では沸々と湧き上がる泉が勝手に踊り出しているのではないでしょうか? チャオ👍
活動報告第16弾(1月4日)を拝読しました。 2025年、明けましておめでとうございます。 新春神楽での姫面、美しいですね💐 本と舎2階踊り場の「砂壁新聞」。明治・大正・昭和と、百年の時を隔てて、壁の中にひっそり隠れ忍んできた新聞が今新たな住人の手によって、日の目を見ているわけですね✨
活動報告第15弾(12月24日)を拝読しました。 扁桃腺炎、なかなかの曲者ですねえ……。 ブランドロゴ✨ 可愛いです! 華奢な可愛らしさではなく、 骨太ゆえの、 肝の据わった、 ちょっとやそっとじゃ、へこたれない、 そういう頼もしさを内に秘めた、 可愛らしさです❢ とっても、とっても、楽しみです。 優花さんにも、スパイス夫君にも、👏👏👏👏👏 そして、工事進捗。 床下に葬り去られていた石の流し台。 それに光を与え、蘇らせようとする優花さん、グッドジョブ!グレイトジョブ!! ボヘミアン♪ (ユキさんの嗄れ声は勿論素晴らしいのですけれども、ユーカさんはやはり本来のユーカさんの声に戻った方がよろしいかと思います……)