
新年あけましておめでとうございます!
本日は令和7年1月3日(金)石見神楽温泉津舞子連中「新春神楽」についてと、年末にこっそり進めていた2階壁の意匠づくりについてのご報告でございます。
足袋のサイズが合っていないのか、右足中指がやや腫れている西田が今日もお送りいたします。
令和7年の新春神楽は‥?
石見神楽温泉津舞子連中では、毎年1月3日に新年を神楽で祝う新春神楽を開催いたします。会場は今年も龍御前神社です。
↑開場前から列をなし、始まるや否や外まで溢れ出る人・ひと・ヒト!ありがたいことでございます(写真:Mikio Tokura)
神社境内では温泉津温泉飲食店組合(仮)によるうどん、唐揚げ、ベロベロこんにゃく、ホットココア、熱燗など屋台出店もご用意いただいています。
↑寒空の下ありがとうございました‥!(写真:Mikio Tokura)そして本年の演目は以下の通りでした。
塩祓い
龍神
塵輪
頼政
大江山
恵比須
大蛇
西田はというと、塩祓い、大江山、大蛇で役を頂戴し務めさせていただきました。
↑初めて能面の小面風の面を着用。体躯とのバランスがより整ったような気がしました。(写真:Mikio Tokura)
今年の新春神楽はそこいらで笑いが巻き起こった会でした。龍神にさらわれても泣くことなくなんとなく手を振る子や、頼政では猿らに絡まれゲラゲラ声が聞こえるシーンも。
↑最後はお客様からスタバの袋に入ったいただきもののをいただくことも
天候にも恵まれ多くの人が駆けつけ笑顔を見せてくださったおかげで、自分も新年にエネルギーをちょうだいできました。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
こっそり仕上げの2階の意匠
↑妖怪柿渋ばばあ
さて、工事進捗です。
2階上がってすぐの踊り場にて、古民家あるあるの「砂壁新聞」の保定作業の一部をご覧にいれています。
この「砂壁新聞」、本当に古民家あるあるで、自ら古民家の解体をする人は必ず目にするだろう光景です。(これの類例に「畳と座板の間新聞」というのもございます)
何が面白いかというと、明治〜昭和5年の新聞が貼り付けられており、その記事の内容が当時物なわけですから、もちろん使われている言葉や表現が当時のまま。今ではなかなか見ることや聞くことのないビビットな表現や小学生時分に教科書で見たトピックスが記載されており、もう歴史的価値資源だよと思わざるを得ないわけです。
この「砂壁新聞」は、この古民家に長く住まわれ暮らしを守ってこられた先人その時代を生きた一つの証で、その息づきあって現代まで残ってきてこれた。そしてときと自然の流れのひとときに、西田がお邪魔させていただくことになった。ということで、町の経過の一部を担当する身としては「意匠」としてこれらを残していこうと思います。
ぜひこちらは完成した際にゆっくりご覧になってみてください。
それでは令和7年、一発目の投稿ではございますがいかがでしたでしょうか。
新春神楽に参加をさせてただくようになってから、年末年始は稽古に励み規則正しい毎日を年始から送れるようにとても気持ちがよいです!
来年も楽しみ!引き続き、石見神楽温泉津舞子連中を、そして本と舍をよろしくお願申し上げます。