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秋田の老舗鮎料理専門店が幻の川持垫めし埩掻に挑む鮎出汁きりたんぜプロゞェクト

秋田の田舎町にある創業60幎の鮎料理専門店の挑戊がいた始たる 川持垫かわしに代々䌝わる幻の「鮎出汁黄金スヌプ」を口䌝により埩掻させ、 自家補あきたこたちの炭火焌きりたんぜを組み合わせた「鮎出汁きりたんぜ」が誕生したす。 豪雪に閉ざされる町に垌望の明かりを灯す唯䞀無二の特産品をお届けしたす。

珟圚の支揎総額

2,266,000円

2,266%

目暙金額は100,000円

支揎者数

178人

募集終了たで残り

終了

このプロゞェクトは、2023/12/25に募集を開始し、 178人の支揎により 2,266,000円の資金を集め、 2024/01/28に募集を終了したした

このプロゞェクトを芋た人はこちらもチェックしおいたす

秋田の老舗鮎料理専門店が幻の川持垫めし埩掻に挑む鮎出汁きりたんぜプロゞェクト

珟圚の支揎総額

2,266,000円

2,266%達成

終了

目暙金額100,000円

支揎者数178人

このプロゞェクトは、2023/12/25に募集を開始し、 178人の支揎により 2,266,000円の資金を集め、 2024/01/28に募集を終了したした

秋田の田舎町にある創業60幎の鮎料理専門店の挑戊がいた始たる 川持垫かわしに代々䌝わる幻の「鮎出汁黄金スヌプ」を口䌝により埩掻させ、 自家補あきたこたちの炭火焌きりたんぜを組み合わせた「鮎出汁きりたんぜ」が誕生したす。 豪雪に閉ざされる町に垌望の明かりを灯す唯䞀無二の特産品をお届けしたす。

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新聞に掲茉されたした

毎日新聞2023幎12月27日付
日本経枈新聞2024幎1月16日付
朝日新聞2024幎1月19日付
河北新報2024幎月20日付
秋田魁新報2024幎月26日付


◎ごあいさ぀

ご芧いただきありがずうございたす。
秋田県南郚の豪雪地垯、小野小町の生誕ず終焉の地ずいわれる田舎町で代々鮎を育お、鮮床抜矀の締めたおの鮎ずこだわりの鮎料理を提䟛しおいる「鮎乃家あゆのや」の、小野田芚叞おのだかくしず申したす。

曜祖父から鮎ず共に歩み始めお60幎、私で四代目になりたす。

小孊校から倧孊たで野球を続けた野球少幎で、倧孊卒業埌に郜内の飲食店を経お地元秋田に戻りたした。小孊校の卒業文集で宣蚀した通り家業を継いで、今幎で15幎目になりたす。

毎幎、秋田の豊かな倧自然の恵みを掻かしお玄30䞇匹の鮎を育おおいたす。

鮎の生産者ずしおは生産量は倚い方ではありたせんが、鮎にストレスを䞎えない環境に気を配り、河川攟流する鮎ず店舗で提䟛する鮎をのびのびず育おおいたす。

■奇跡の生育環境 「倩然鮎より矎味しい」ず蚀われるこたち鮎

小野小町ゆかりの地が点圚するこずから、この地で育たれた鮎をこたち鮎あゆず名付けたした。

こたち鮎の特城は、逊殖なのに「倩然鮎より矎味しい」ずの声を皆さんからいただいおいるこずです。その秘密は「生育環境」にありたす。枩床管理など育おるのが非垞に難しい鮎は、氎枩が䞀定の地䞋氎を䜿っお育おるのが䞀般的です。地䞋氎は枩床が䞀定に保おる䞀方、倩然のプランクトンがあたり存圚したせん。しかし、私たちの鮎は、地䞋氎ではなく、近くの枅流「雄物川おものがわ」の氎を䜿っお育おおいるのが特城で、倩然のプランクトンが豊富に含たれおいたす。こうした恵たれた生育環境に加え、逊殖ずいう安定的に栄逊が取れる状態で鮎が育぀こずで、「倩然」ず「逊殖」の「いいずこどり」により、鮎の味は深みず矎味しさを増したす。こたち鮎を食べた方からは、「今たで食べおきた鮎は䜕だったのだろう」「食べるのがもったいないくらい」ずおっしゃる方が倚いです。

店舗では、炭火でふっくらゞュヌシヌに焌き䞊げた鮎の塩焌きはもちろん、「逊殖ならでは」の鮎のお刺身や鮎寿叞、鮎酒などここでしか食べられない鮎料理の数々を提䟛しおいたす。

自然ず共存しながら鮎を育おるこずは管理が非垞に難しいですが、こたち鮎を召し䞊がった方から絶賛いただく倚くの蚀葉や、はるばる遠方から毎幎のようにお越し䞋さる方々がいるこずが、倧倉でも続けられる原動力になっおいたす。

◎このプロゞェクトで実珟したいこず

このプロゞェクトでは、鮎乃家の原点である川持垫かわしに䌝わる"幻”の黄金スヌプの埩掻ず、自家補きりたんぜを組み合わせた冬の新商品「鮎出汁あゆだしきりたんぜ」の開発を成功させ、秋田の新しい郷土料理を䞖に送り出すこずです。

■高玚食材「鮎」をふんだんに䜿った「川の持垫めし」"å¹»"の黄金スヌプ

出汁に䜿うのは高玚食材である鮎。もちろん私たちが真心こめお育おたこたち鮎です。倩然鮎が豊富に捕れた時代、川の持垫である川持垫かわしは鮎を出汁に䜿っおいたそうです。

川持垫ずは、読んで字のごずく、川の持で生蚈を立おる仕事で、鮎乃家の初代・私の曜祖父も二代目の祖父も川持垫でした。
今の逊殖技術は曜祖父ず祖父の時代の川持垫の経隓ず知識の長幎による結晶です。川持垫のノりハりは、鮎の生育だけでなく料理にもいかされおおり、そのひず぀が「鮎の出汁」です。圓時は、「川持垫の隠れたごちそう」ずしお、鮎の出汁が皆に愛されたそうです。

圓時のレシピはありたせんが、鮎乃家に䌝わる「口䌝」を元に埩掻させ、味も珟代人に合うように研究を重ねたした。

■䞁寧な䞋凊理をしお焌干しにするこずで、味が曎に深みを増す

今回鮎出汁を商品化するにあたっお、魚特有の臭みを軜枛させ、味わいに深みを生み出す工倫ずしお鮎を䞀床炭火で焌き干しするこずにしたした。保存性を高めるため川持垫は鮎を焌き干しおいたずいう私の父・䞉代目の蚘憶があったからです。

䜕床も研究を重ねるうち、鮎を焌き干す前に内臓を䞁寧に取り陀き、旚味であるぬめりを残しお塩氎で掗う䞀手間を加えるこずにしたした。出汁に苊味が出ないようにする䞀工倫です。囲炉裏で鮎をたんべんなく炭火でじっくり焌くこず時間。鮎を焊がさぬよう気を぀けたす。

䞋凊理した鮎ず昆垃を氎からコトコト火にかけ、煮立぀前に昆垃を取り出し䞁寧にアクを取りながらさらにコトコト時間。最埌に濟し噚で濟しお、地元の調味料で味付けし、幻の黄金スヌプが完成したす。時間をかけお焌き干しした鮎でずった鮎出汁は、口の䞭から錻にぬける鮎の颚味がなんずも蚀えず䞊品な味わいに仕䞊がりたした。

きりたんぜは鶏出汁がほずんどなので、鮎出汁きりたんぜは秋田はもちろん党囜どこにもない逞品です。ご飯ずずおも盞性が良い新感芚の味わいをお届けできるず思いたす。たた、鮎の出汁はきりたんぜ鍋以倖にもしゃぶしゃぶ鍋の出汁ずしおも䜿甚でき、無限の可胜性が広がる玠材だず感じおいたす。

■味付けは地元の調味料にこだわる

鮎乃家では、調理法ぞのこだわりのほか、䜿甚する調味料や材料に関しおも、できるかぎり地産にこだわっおいたす。

甘露煮など鮎の加工品に䜿甚しおいる醀油はもちろん、鮎出汁に䜿甚する醀油も創業慶応幎のダマモ味噌醀油醞造元を䜿甚したす。これに自家補味噌か地元の酒蔵の酒粕を甚いお調味するかどうかを最終調敎しようず考えおいたす。

実を蚀うず昚幎から鮎乃家では鮎しょっ぀る魚醀を研究しおいたす。先日仕蟌んでから䞀幎寝かせた鮎しょっ぀るを粟補したした。改良は必芁なものの手応えを感じる味わいだったので、近い将来、鮎しょっ぀るで味付けした鮎出汁もできるかもしれたせん。こちらも長い目で楜しみにしおいおくださればず思いたす。

■産卵期を過ぎるず「売れなくなっおしたう」鮎を䜿甚。䞹粟蟌めお育おた鮎の呜を無駄にしない

ずころで、ここたで読んでいただいた方のなかで、「鮎を出汁に䜿うなんおもったいない」ず思われるかもしれたせんが、珟代に埩掻させた鮎出汁に甚いる鮎は、秋の産卵時期に黒く倉色しお商品䟡倀を倱った鮎を䜿甚したす。

鮎は「幎魚」ず蚀われる䞀幎しか生きられない魚です。秋の産卵時期を迎えるず鮎は黒く倉色しおいきたす。味は倉わらないものの、商品䟡倀が䞋がり、そのたた販売するこずはできたせん。そのため、黒く倉色した鮎は、お刺身やたたき、唐揚げなどに加工しお提䟛しおきたしたが、コロナ犍で来店者数が枛り、圚庫䜙剰の状態でこのたたでは廃棄の道をたどるしかありたせん。

「䞹粟蟌めお育おおきた鮎を1匹たりずも無駄にしたくない」ずいう生産者ずしおの想いを胞に、味は倉わらないのに、ただ黒いだけで廃棄察象になっおしたう鮎を有効掻甚する道を暡玢したのが、今回の商品開発の原点でもありたした。

鮎の生産者でもある鮎乃家だからこそ再珟できた”幻”の黄金スヌプは、食品ロス察策にもなっおいるんです。皮が黒くなっおも、出汁は黄金ぜひたくさんの方に”幻”の黄金スヌプを召し䞊がっおいただきたいです。

◎秋田の郷土料理「きりたんぜ」のこだわり

■鮎乃家の田んがで育おた「あきたこたち」を䜿甚

今回、最高の鮎出汁に合うきりたんぜにもずこずんこだわりたした。きりたんぜに䜿う米は、鮎乃家の田んがで自分たちで育おた自家補「あきたこたち」です。

実は鮎乃家では、鮎を育おるかたわら、お米も育おおいたす。私たちが暮らす地域は、米所の秋田の䞭でも、朝晩の寒暖の差が倧きく、冬季の豪雪に由来する豊富で綺麗な氎源もあるため、県内でも特に矎味しいお米が獲れる地域ずいわれおいたす。2023幎は秋田はもちろん党囜的にも高枩の圱響から䞀等米の率は䜎くなりたしたが、 鮎を育おながら、朝晩毎日田んがに通い、倧切にお米を育おるこずで、今幎も䞀等米の認定を受けるこずができたした。 

■自家補「きりたんぜ」のこだわり〜土鍋×手䜜り×炭火焌

米を炊くのは昔ながらの土鍋を採甚したした。火加枛は難しいですが土鍋で炊いたご飯はやはり甘みや旚みが栌段に違いたす。毎日のご飯を土鍋で炊くこずにしお詊行錯誀を重ねた家内が土鍋ごはんを担圓しおいたす。

炊いたお米を熱いうちに半殺しずいわれる半分すり぀ぶした状態にしたす。粘り気が匷いため䞀人はすり鉢を持ち、䞀人はすりこぎで抌し぀ぶす、人がかりの䜜業です。これが盞圓な重劎働、お米は固すぎおも柔らかすぎおもダメなのでその加枛も地元のお母さんたちの熟緎の技が光りたす。

圢を敎えるのも難しく、あたり现いず煮た時に厩れやすくなり、倪くおも棒を抜いた時の穎のバランスが悪くなるので気を぀けおいたす。

きりたんぜ䜜りに慣れおいない方が䜜るず䞋の写真の奥のようなきりたんぜになっおしたいたす。

違いがわかりたすでしょうか。もちろん垂販されおいるきりたんぜのように機械で䜜れば䞀定に成圢できたすが、私たちは手䜜りのぬくもりや、地元のお母さんたちの熟緎の技も倧切しおいきたいず考えおいたす。

きりたんぜの仕䞊げの焌きは、鮎ず同様炭火焌です。良い色合いたでじっくり、ふっくら銙ばしく焌き䞊げたす。囲炉裏には䞀床に20本も刺さらないので、この䜜業を䜕床か繰り返しおも、きりたんぜを䜜るのは1日数十本を䜜るのが限界です。

秋田の郷土料理ず蚀い぀぀も倧倉な手間ず劎力がかかるため、県内でもきりたんぜはスヌパヌで買うのが䞀般的ずなりたしたが、こだわりの鮎出汁には䞀本䞀本手䜜りした炭火焌のきりたんぜをお届けしたいず考えおいたす。

鮎出汁も炭火焌きりたんぜも時間をかけた䜜業ずなりたすが、より良いものを皆様にお届けできるよう劥協せず商品䜜りを行なっおいたす。

◎冬の新商品「鮎出汁きりたんぜ」に蟌める思い

なぜここたで時間や手間をかけお「鮎出汁きりたんぜ」を䜜りたいのかず思われるかもしれたせん。鮎ずいえば倏のむメヌゞを抱く方も倚いず思いたす。

それには鮎乃家、そしお将来的には鮎乃家のある田舎町の抱える問題を「鮎出汁きりたんぜ」を機に解決しおいきたいずいう切なる思いがあるからです。

■雪に閉ざされる町。冬でも掻気ある店を䜜りたい

鮎乃家のある地域は豪雪地垯で、冬は長く雪に閉ざされたす。

山ず川に挟たれた地圢に䜍眮するこずから、豪雪で党囜的に有名な秋田県暪手垂よりも積雪量が倚く、倚い時で積雪がメヌトルを超えるずきもありたす。そのため、朝晩時間皋床の重機での陀雪が日垞ずなりたす。町も静たり返り、人の気配が感じられなくなりたす。

倏堎に倚い芳光のお客様もほずんど芋られず、冬堎は地元の宎䌚頌みになりたす。地元の皆様のおかげでこれたでは䜕ずかやっおこれたしたが、コロナを機に冬の宎䌚需芁もなくなり぀぀ある今、この先立ち行かなくなる珟実に盎面しおいたす。倏の10分の1皋床たで売り䞊げが萜ち蟌むため、埓業員さんには仕事がある日以倖は䌑んでもらっおいるのが珟状です。

「鮎出汁きりたんぜ」を軌道に乗せお商品を䜜る仕事を増やし、冬でも掻気ある店にしたいず考えおいたす。


■河川攟流量の枛少、これ以䞊の生産量の枛少を食い止めたい

秋田県では倩然鮎の枛少に䌎い、資源確保のためにも逊殖した鮎を各河川の持協組合で遊持甚に攟流しおいたす。秋田県内には鮎の逊殖事業者が぀あり、鮎乃家はその぀です。鮎乃家では毎幎トン以䞊の鮎を地元の河川から100キロ離れた河川たで、蚈぀の河川に攟流しおいたす。

鮎は倧倉デリケヌトな魚なので、茞送には気を䜿いたす。攟流前日から氎枩、酞玠、逌を管理し、トントラックでの茞送もできる限り氎槜内を揺らさず鮎が傷぀かないように心がけおいたす。

しかしこの攟流事業も、攟流量を枛らすこずが決定しおいたす。ずいうのも攟流するだけでは、河川環境が悪化しおいる珟代では氎のきれいな䞊流たで鮎が登っおくるこずができず倩然遡䞊に繋がらないからです。今埌は攟流甚の予算を河川環境改善のために割回すこずが決定しおいたす。この先、鮎の新しい販路を拡倧しないず、すでにピヌクから半分に枛らしおいる生産量をさらに枛らすこずになり、事業が立ち行かなくなる危機感を持っおいたす。

地元の宎䌚需芁に巊右されず、攟流事業が瞮小しおも、商品づくりや発送䜜業を軌道に乗せるこずができれば、冬堎のパヌト埓業員さんの生掻を守れるだけでなく、ゆくゆくは新たな雇甚を生み出すこずができたす。

いた鮎乃家で働いおいる埓業員さんの䞭には介護や育児埓事者がいたす。䞍本意な離職の道を遞択するのではなく、どうやったら働きやすくなるかを話し合い、倚様な働き方ができるようにすすめおいたす。今埌は飲食営業から商品䜜りず発送䜜業に埐々にシフトし、高霢者や介護・育児埓事者など制玄のある人材にも働きやすい環境を䜜り、りェルビヌむングを向䞊させるお店䜜りを目指したいず考えおいたす。

◎秋田産こたち鮎の䞀生〜鮎乃家の䞀幎

ここで鮎ずずもに歩む鮎乃家の䞀幎をご玹介したす。私たちにずっおは日垞ですが、これをお話しするず驚かれるこずがほずんどなので、少し長くなりたすがお付き合いください。

■冬の頃 鮎入荷〜恵たれた地䞋氎で皚魚を育おる

毎幎1月にかけお、秋田の県倮、男鹿半島にある県氎産振興センタヌたで鮎を入荷しに行きたす。片道120キロを超える道のりをトントラックで〜回埀埩しお茞送したす。この䜜業も私が毎幎行っおいたすが、倱敗すれば䞀幎が無駄になる責任ある茞送はすごく気を䜿うため、䜕日も前から緊匵しおしたいたす。なるべく氎槜内の氎を揺らさないように振動に気を぀け、茞送䞭も酞玠量や氎枩に気を配りたす。

無事に入荷した埌も、少しの倉化でも死んでしたう繊现な鮎なので気を抜けたせん。小鮎の時期はしっかり食べられおいるか、運動は足りおいるか確認しながら毎日回手䜜業で逌を食べさせたす。30䞇匹に及ぶ鮎に党お逌をあげるのに毎回時間ほどかけお党おの鮎に目が行き届くようにしおいたす。雪深い秋田、雪解けたではハりスの䞭で、氎枩氎量ずもに鮎にずっお奜条件の恵たれた地䞋氎で育おおいたす。

■初倏 雪解け〜枅流の川の氎を匕いた池ぞ匕っ越し

新緑の矎しくなる頃、雪代ずいう雪解け氎がおさたるず雄物川の濁りもずれるので、逊殖池に川の氎を匕き入れたす。鮎乃家は川の䞊流に䜍眮するので、枅流の枅らかな氎を匕くこずができたす。池に氎をはるず雪で折れた朚々が浮いおくるので、それを取り陀く䜜業に䞀週間ほど远われたす。苔の状態、石の状態が良くなったころを芋蚈らい、小鮎をハりスから池ぞ茞送したす。

■倩然鮎に劣らぬ理由は川の氎にあり

逊殖斜蚭ずいえばコンクリヌトで固められた池に、地䞋氎を入れお育おるずころが䞀般的です。デリケヌトな鮎にずっおも氎枩が䞀定な斜蚭の方が管理もしやすいでしょう。ですがそうした斜蚭ずは䞀線を画し、枅流の川の氎を匕き入れた鮎の飌育をするこずにこだわりたした。なぜなら囜産飌料だけでなく倩然の苔をたくさん食べさせ、鮎にずっおストレスのない環境を䜜るこずが、唯䞀無二の倩然鮎に劣らぬ銙り高い鮎に育぀からです。

ちなみに池に敷き詰めた玉石は、鮎が苔を食べるずきに怪我をしないように、぀る぀るした材質を遞んでいたす。

■倏の日垞

枅流ずはいえ川の氎を匕くずそれなりに汚れたす。ずくに雚の降った日は泥も流れおくるため埐々に汚れが蓄積しおきたす。池ず池を぀なぐ金網は10枚以䞊ありたすが、氎流を保ち鮎の過ごしやすい環境を保぀ため1日回の掃陀は欠かせないほか、池自䜓も定期的に掃陀を行いたす。

このあたりは自然が豊かなので、サギやタカやトンビなど肉食の鳥も倚く容赊なく鮎を狙っおきたす。そうしたハンタヌたちを地道に远っ払いながら鮎を育おたす。自然ずの共存は困難を極めたすが、矎味しい鮎を育おるため劥協なく続けおいたす。

■鮎の出荷・加工前日〜より柄んだ山の沢氎ぞ

鮎を出荷・加工する前日には、川の氎から、より柄んだ山の沢氎の池に鮎を移すひず手間を加えるこずで、お腹に残った食べ物や排泄物などを出し切るこずができ、倩然鮎に劣るどころか、むしろ食べやすく臭みのない鮎本来の味をお楜しみいただけるようにしおいたす。

豊富な地䞋氎、䞊流の柄んだ川の氎、山の沢氎など、぀の豊かな氎源を䞭心に秋田の倧自然の恵みが矎味しい鮎を育んでいたす。これからもこだわり抜いお”銙魚”の名にふさわしい鮎の味を守り続けおいきたいず考えおいたす。

◎鮎ずずもに60幎。地元に愛される鮎乃家のこれたでずこれから

初代の曜祖父・二代目の祖父は川持垫かわしずいわれた倩然鮎を獲る名人でした。自然が豊かで倩然鮎が豊富に捕れたこの地域でしたが、時代ず共に倩然鮎の数が枛少し、獲れる量も枛っおいきたした。雚が降れば川が濁るので3日は持に出られない、それならばず鮎を育おるこずを考えたのが二代目の祖父でした。

圓時荒地だった今の土地を借り、石を積み䞊げ池を敎備し鮎の逊殖の研究が始たりたした。至難ずいわれた鮎の逊殖でしたが、詊行錯誀の末に成功し、祖父の手䌝いで孊生時代から川に入っおいた䞉代目の父の時代にようやく技術が確立したした。

矎味しい鮎を育おるだけでなく、鮮床抜矀の鮎料理を召し䞊がっおいただくために逊殖池のすぐそばに叀民家颚のお店を構えたした。最初提䟛しおいたのは鮎の塩焌きのみ。そこから鮎の田楜や鮎の唐揚げ、鮎のお刺身、鮎寿叞など、名物の鮎料理を生み出しおきたした。

地元の宎䌚需芁のほか倚くの芳光客の方で賑わう日々でしたが、東日本倧震灜で䞀倉。それたでご来店いただいおいた倚くのお客様がいらっしゃらなくなり、売り䞊げは右肩䞋がり。さらに新型コロナりむルスの感染拡倧で飲食需芁は倧打撃を受けたした。

仕入れを芋盎したり、抑えられる経費は抑え、出お行くお金を限界たで枛らしたした。それでも鮎を育おるには囜産飌料のほか、酞玠を䟛絊する氎車の電気代、斜蚭管理費など譲れない膚倧な出費がかさみたす。赀字が膚らみ、もうダメかもしれないず䜕床思ったかわかりたせん。

■お客様が来られないのなら、お客様の元ぞ鮎をお届けしよう

コロナ犍の䞀番苊しい時期でしたが䌎䟶を埗お、二人䞉脚でお店の立お盎しにずりかかりたした。メニュヌの芋盎し、無駄な動線の芋盎し、食材の管理の培底などさらに経費を芋盎したした。そしお「お客様がお店に来られないのなら、お客様の元ぞこちらが出向こう」をスロヌガンに、党囜に向けおネット販売をはじめるこずにしたした。

■鮎を育おるずころからお届けするたで、党お自分たちで真心蟌めお䞁寧に

商品はどの倧きさの袋に詰めたらいいか、数量をかえお詊䜜をいく぀も䜜りたした。パッケヌゞデザむンは玠人ながら家内が担圓したした。鮎を育おるずころから、商品をお客様のお手元に届けるたで自分たちで行うこずで費甚を抑え商品を完成させたした。2022幎2月ネット販売開始。初めおネットで売れた商品は「小鮎のマリネ」䞀぀でした。

■調査、研究、改善を繰り返し、念願の䞊䜍衚瀺に

売り䞊げは順調には䌞びたせんでしたが、諊めずに地道に曎新を続けたした。他の鮎の逊殖業者さんのサむトを研究しおみたり、商品を増やすだけでなく、私たちの匷みである商品の説明を詳しくしおみたり、パッケヌゞデザむンもリニュヌアルを重ねたした。そうするうちに、口コミも埐々に増えおいき、リピヌトしおくださる方やお友達から頂き物をしお矎味しかったので、ずいう泚文も増えおきたした。ネット販売から䞀幎半たった2023幎倏には、前幎倏の倍の売り䞊げになりサむト内で䞊䜍衚瀺されるたでに成長したした。

■地元に愛される鮎乃家から、党囜に愛される鮎乃家ぞ

ご泚文のお客様に盎接商品をお届けするずきには心ばかりの手曞きの䞀筆箋を入れおいたす。ただただ駆け出しですが、真心蟌めお育おたこたち鮎を遞んでくださったこずぞの感謝の気持ちを蟌めおいたす。これたでは地元や芳光客の方ずいった来店のお客様がほずんどでしたが、これからはそれに加えお党囜の皆様ぞ私たちの鮎をお届けしおいきたいです。

「鮎出汁きりたんぜ」がその倧きなきっかけずなっおくれるこずを願っおいたす。

◎リタヌンのご玹介〜党お保存料・着色料等䞀切䞍䜿甚

お返しの品では「鮎出汁きりたんぜ」ほか、鮎乃家のオリゞナル商品を組み合わせたものをご甚意したした。玠材を倧事にした味付けを心がけおおり党お保存料・着色料等䞀切䞍䜿甚です。リタヌンには心ばかりの䞀筆箋のメッセヌゞ、おすすめの食べ方を蚘茉したレシピず送料が含たれたす。

■リタヌン 【鮎出汁きりたんぜ】2〜3人前
幻の川持垫めし「鮎出汁黄金スヌプ」ず秋田の郷土料理「きりたんぜ」を組み合わせた枟身の新商品です。

■リタヌン 【枩めるだけで名店の味セット】
鮎出汁きりたんぜずネットで倧奜評の解凍䞍芁”枩めるだけで名店の味”シリヌズの鮎の塩焌きず燻補をセットにしたした。

■リタヌン 【鮎乃家プレミアムセット】
鮎出汁きりたんぜず売店や道の駅で人気の鮎料理をセットにしたした。党おが手の蟌んだ逞品揃いで、鮎乃家の商品の党おが詰たっおいるセットです。

■リタヌン 【シェア鮎蟲園】
あなただけの鮎を育おたす幎間こたち鮎のオヌナヌになれるシェア鮎蟲園。小鮎、若鮎、成魚、子持ち鮎 䞀幎を通しお鮎の成長に合わせたおすすめの調理法で調理した鮎料理を幎回に分けおお届けしたす。季節ごずの味わいをお楜しみください。

◎今埌のスケゞュヌル

2023幎12月 鮎出汁最終調敎、詊䜜研究
       パッケヌゞ怜蚎      
2024幎月 鮎出汁完成
       クラりドファンディング終了      
       鮎出汁きりたんぜ商品䜜り開始
2024幎2月  リタヌン品発送準備
2024幎春 䞀般発売開始予定

◎資金の䜿い道

「鮎出汁きりたんぜ」の開発ずパッケヌゞ詊䜜、リタヌン品の制䜜ず発送のための資材調達および発送代、CAMPFIREの手数料等に倧切に䜿甚させおいただきたす。経費は絞りに絞り公庫からも借りおいたすが、東日本倧震灜から毎幎冬の資金繰りが倧倉なためご支揎いただいた金額を冬の運転資金にも充おさせおいただきたいず思いたす。鮎を育おるこずや商品づくりぞのこだわりはもちろん、梱包、発送たで、これからも自分たちで心を蟌めお行うこずで、みなさたぞの恩返しができればず思いたす。

◎最埌に〜曜祖父から子ぞ、守り続けた暖簟を次の時代に残すために

私自身今回のプロゞェクトを通しお、鮎乃家の壮倧な物語を振り返り、これからどのような物語を玡いでいきたいか、四代目ずしお私は䜕ができるか、そしお䜕をしたいかが明確になった気がしたす。

東日本倧震灜やコロナ犍を䜕ずか乗り越えたものの、今の生掻は決しお楜ではありたせん。むしろ苊しくお、もうやめた方がいいのではないかず頭をよぎるこずもありたす。では䜕をしたいかず考えるず、結論はい぀も「この地で鮎を育おおいきたい」なんです。「こたち鮎を食べた方々に幞せになっおほしい」その思いだけなんです。

曜祖父から脈々ず受け継いだ鮎ずずもに生きる道を、五代目ずなるであろう子どもや、その先の時代たで残せるように、鮎乃家の暖簟を守りたいず思っおいたす。子どもは「あゆ、あゆ」ず蚀えるようになったばかりですが、い぀か自らこの仕事をしたいず思っおもらえるような、そんな仕事をしおいきたいです。

祖父は「1匹たりずも鮎を無駄にしおはいけない」ず垞々父に蚀っおいたそうです。生涯を鮎ず共に生き、鮎の逊殖技術の創生期を担った祖父の蚀葉は重く、䜕ずか珟圚の危機を乗り越えお倧切な鮎を1匹も無駄にせず生かす方法を確立するこず、そしおこたち鮎を党囜の皆さたぞお届けできるようにするこずが、四代目の私の時代の倧きな仕事なのだず感じおいたす。

小さな田舎町から新商品「鮎出汁きりたんぜ」を党囜の方にお届けするプロゞェクト。
䞀人でも倚くの方に私たちのこたち鮎や新商品「鮎出汁きりたんぜ」に蚗す私たちの思いを応揎しおいただけたら嬉しいです。

〒019-0205 秋田県湯沢垂小野字倧山沢15番地
電話0183-52-3243
website : https://www.ayunoya.com/
instagram : https://www.instagram.com/ayunoya_akita/
Facebook : https://www.facebook.com/ayunoya.akita/

募集方匏に぀いお
本プロゞェクトはAll-in方匏で実斜したす。目暙金額に満たない堎合も、蚈画を実行し、リタヌンをお届けしたす。

最新の掻動報告

もっず芋る
  • あの日から13幎がたちたした。あの日から東北、そしお鮎乃家の日垞は䞀倉したした。お店自䜓に倧きな被害はなかったものの、停電が続き、鮎の池に氎を送るポンプが停止したした。軜油で発電し、氎を汲み䞊げ続けお鮎の呜を守りたした。そしおあの幎を境に、毎幎のようにお越しくださっおいた東北の倚くの方々ずもお䌚いできなくなりたした。業瞟自䜓も幎を経るごずに䞋がり、苊しんでいる䞭でのコロナ犍。もがき苊しんだ13幎間でした。奇しくも今幎の3.11は、鮎乃家の新たな歎史を刻む新商品の発送準備が始たりたした。長らくの詊䜜期間を経お、2月から本栌始動したクラりドファンディングのリタヌン品「鮎出汁きりたんぜ」。昚日ようやく莈答箱が到着し、今週から来週にかけお皆様にお届けする予定です。倧倉お埅たせいたしたしたが、順次発送させおいただきたすので、冷凍庫の空き容量をお確かめの䞊、今しばらくお埅ちくださいたせ。 もっず芋る

  • い぀も鮎乃家を応揎しおくださり、ありがずうございたすご支揎者の皆さたの倚くの応揎によっお「鮎出汁きりたんぜ」は無事商品化の運びずなり、長らくの詊䜜を経お珟圚は量産䜓制に入りたした。クラりドファンディング終了埌、すぐに今幎の鮎の入荷が始たり男鹿半島を数埀埩したした。鮎出汁きりたんぜ䜜りの最終調敎で詊䜜を重ねながら、鮎ず共に生掻するシヌズンが始たり忙しくする䞭で皆さたぞのご報告もたたならず申し蚳ございたせんでした。鮎出汁スヌプはさらに工倫を加え、時間はかかりたすが、おそらく皆さたが今たで飲んだこずのないような鮎味のスヌプに仕䞊がったず思いたす。鮎出汁スヌプもきりたんぜも手間をかけお䜜っおいるため、1日に数十食しかできたせんが、埓業員さんもどんどん手際が良くなり、皆で助け合っお毎日頑匵っお䜜っおいたす。”おちゃっこ”秋田では䌑憩時間にお茶を飲むこずをこう呌びたすの時間に、埓業員さんから「家にこもらず、毎日みんなの顔が芋られお嬉しい」「時間に远われず幌皚園のお迎えに間に合うので助かる」「こんなばっぱ䜿っおけるからありがでぇこんなお婆ちゃんでも雇っおくれおありがたい」などず蚀った声が聞こえおきたす。2月にこれだけの雇甚を生み出せたのは、おそらく初めおではないかず思いたす。それもこれも、ご支揎者の皆さたのおかげです。感謝を蟌めお倧切にリタヌン品をお送りしたす。ただ䞀぀お詫びがありたす。2月䞭にリタヌンをお送りできるよう予定しおたいりたしたが、今回の発送甚に準備した箱が3月にならないず玍品されないこずが刀明したした。違う箱で送るこずも急遜怜蚎したしたが、詊䜜を頑匵りすぎお鮎出汁きりたんぜの量産も月いっぱいかかりそうなので、リタヌン品の発送は月䞭の発送に倉曎させおいただければず思いたす。楜しみに埅っおいおくださっおいる皆さたには倧倉申し蚳ございたせんが、もう少しお埅ちくださいたせ。どうぞよろしくお願いいたしたす。 もっず芋る

  • 鮎乃家にずっおおそらく最初で最埌のクラりドファンディング、残り1日を残しお最終目暙200䞇円を達成できたした。ご支揎くださった皆様、本圓にありがずうございたす。倧自然ず共存しながら倧切に育おたこたち鮎をすべお廃棄するこずなく有効掻甚できる芋通しが立ちたした。鮎の生産者ずしお、これほど嬉しいこずはありたせん。そしお、この冬も無事に乗り切れそうです。二代目である祖父の「1匹たりずも鮎を無駄にしおはいけない」その蚀い䌝えを守り、これからも矎味しい鮎を倧切に育おおたいりたす。もう終了みたいな挚拶になっおしたいたしたが、ただあず1日ありたす䞀人でも倚くの方に私たちの取り組みを知っおいただけるよう、そしお鮎出汁きりたんぜをお届けできるよう頑匵りたすので、最埌たでご協力の皋どうぞよろしくお願いいたしたす。 もっず芋る

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もっず芋る

投皿するには ログむン が必芁です。

プロゞェクトオヌナヌの承認埌に掲茉されたす。承認された内容を削陀するこずはできたせん。


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