みなさんこんにちは。やす工房です。
この度は私のプロジェクトにご賛同いただき、たくさんの方にご支援、拡散を頂き、本当にありがとうございます。頻繁に経過報告ができておらず申し訳ないのですが、ここで現状と、今の私の気持ちをお伝えしたいと思います。
2024年1月1日の震災から1月半が経ちました。
石川県ではいまだに落ち着かない様子のところもありますが、徐々にしかし確実に日常を取り戻しはじめております。
能登地方の方々は辛酸を舐めるような日々を過ごした段階から希望を感じれる段階へ移りはじめていることを切に願います。
現状の自分にできることを考え、やはり鍛冶屋の魅力、石川の魅力を発信する事が最善だと感じました。
金沢は比較的被害が少なく観光にきても大丈夫な程です。
県外からいらっしゃるみなさんには自粛や恐怖と言う気持ちを感じる必要がない事をここでお伝えいたします。
鍛冶屋としてこのような時だからこそ槌を振り鉄を鍛えるべきだと考えます。
己の仕事に向き合い、必要とされる方々へ親身に向き合い全力で応えるべきだと考え、炉に火を焚べ鉄を鍛えております。
今回の震災がきっかけというわけではありませんが、人々が現状と向き合い、自分が如何に幸せであるかを感じるきっかけとなったと思います。
失ってもいい物で身を囲むのでは無く、失いたくない物に囲まれて生きる幸せを感じてもらいたい。
その為に本当に欲しいものを手にし、その価値を味わって頂きたいです。
そこにやす工房が携われれば至上の喜びです。
皆が目を向けなくなってきているものづくりが、再度生活を真の意味で豊かにし、人生により多くの彩りを与えてくれると確信しております。
生きる喜びや幸せを手の中の道具から感じれる、そんなきっかけ作りに貢献できればと思います。
多くの企業が諦めてゆき、失われてきている、物と作り手と使い手が共有できる空間を今一度この令和に広め、当たり前の物となれるようこれからも尽力してゆきます。
やす工房 工房長 八杉ヴィニシウス
やす工房HP