naturadistillのロゴに辿り着くまでの道のり
ロゴマエストロの下出誠(しもでまこと)と申します。
今回 、「 naturadistill」の ブランディングデザイン ・ ロゴデザイン ・ クリエイティブディレクションを担当させていただいております。
今日は、ロゴデザインに込めた想いと、ロゴに辿り着くまでの経緯をお話しいたします。
ロゴ制作に至った流れ
まず、なぜこのプロジェクトに関わることになったのか。
2023年 夏 、活動の幅をさらに広げたいと思っていた僕は、知人の紹介である人に出会うことになります。この紹介してもらった人が繋いでくれたのが、本プロジェクトの代表である大島草太さんです。とは言っても、出会ってすぐにこのような大役をいただいたわけではありません。
先ずは大島さんから彼が描いている未来の話を聞きました。福島県川内村というところに蒸溜所を作りたいこと、そこで作る蒸溜酒を世界で届けたいこと、だからこそクリエイティブに関して確かな人材を求めていること。
少し話は逸れますが、僕はロゴデザインの依頼を受ける際、そのロゴが必要とされる場所を訪れるようにしています。ロゴが育ててもらう環境を見て、人に出会い、空気に触れることで、ロゴを生み出す僕自身にもその雰囲気が少しでも纏えたらと思っているからです。
なので今回も、1番最初に行ったことは福島県川内村に足を運ぶということでした。
二日間をかけて大島さんと現地を見てまわり、案内していただく中で、本当にたくさんの言葉を交わしました。
その結果大島さんから、約3ヶ月後のクラウドファンディング実行のタイミングでのロゴの完成を見据えた、ブランディングデザインを含めてのご依頼を正式にいただきました。
ロゴに込めた想い
いざクラウドファンディングの時期が近づき、いよいよロゴデザインに取り掛かろうとしていた2023年の秋、僕はこんなふうに思っていました。
これから生み出すロゴデザインは、この数ヶ月への感謝をこめるような、そんな所作なのではないか。
二度訪れた福島県川内村では、大島さんと多くの時間を過ごさせていただくだけでなく、多くの人に出会い、様々な場所を見せてもらいました。その中で、これが今回とても大事だったのでは思っていることがあります。それは、
大島さんが「naturadistill」のことを他者と話している時間も共有できたことです。
もちろん、大島さん自身ともたくさんのコミュニケーションを重ねていただきましたが、それに加えて、誰かに大島さんが話している場面にも多く立ち合わせていただいたことで、”大島さんの人となり”を色々な角度から体感することができました。
それは、ロゴだけでなく「naturadistill」の世界観を作っていくためにも、とても重要なことだったと思います。
「naturadistill」が世界へと向かい、多くの人たちに届いていくことで、ロマン溢れる歴史が紡がれていってほしい。そんな願いとともにロゴを生み出すという入口に立っていました。