ゴールデンウイーク明け、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
5月半ばとなり、具志堅農園ではくんじゃんコーン(スイートコーン)の収穫・出荷がすべて終わりました! そして一息つく間もなく、今年はもうひとつの「トウモロコシ」収穫が待っています。
『タコスの皮専用のトウモロコシ』の収穫です!!
・・・・・・チョッと補足・・・・・・
トウモロコシにはいくつかの種類があります。日本で一般的なスイートコーンは、「スイートコーン」という種類の種を使い、未成熟のものを青果として食しますが、タコスの皮(トルティーヤ)の原料となるトウモロコシは、「フリント種」や「デント種」と呼ばれる種類で、成熟したものを乾燥させてから使用する「子実トウモロコシ」の部類に入ります。
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このタコスの皮専用のトウモロコシですが、昨年12月、スイートコーンより少し早めに種を植え、4月頃に成熟期を迎えました。さらにそのまま畑の中で乾燥させ、ようやく収穫できる状態になりました! 本日は、一部のトウモロコシを収穫し、乾燥のために作業場の屋根下に吊るしました。鮮やかな黄色とぷっくりとした形が、なんとも可愛らしいですね!
今回のクラウドファンディング・プロジェクトでも触れているように、私たちの農園では、地域おこし協力隊が活動しています。その協力隊といっしょに作ろうとしているのが、沖縄・国頭村産トウモロコシ100%のトルティーヤなんです!
彼女はメキシコで6年間生活していたことがあり、メキシコシティなどの都会での生活も、トウモロコシで自給自足をする農村での生活も経験しています。彼女がもつメキシコ料理やトウモロコシ、トルティーヤについての現地での経験、知識を役立ててもらいながら、一緒に子実トウモロコシの生産や、トルティーヤの加工などを行っていきたいと考えています。タコス専用に作ったトウモロコシは、主に飲食業向けの販売を予定しています。これが、具志堅農園の「トルティーヤ・プロジェクト」です!
初回は試験栽培として、異なる種類の子実トウモロコシを植え、沖縄での生育や、トルティーヤにした時のそれぞれの味などを確認します。これを踏まえ、今年の冬には、種類を限定し、規模をもう少し拡大させて、生産を行う予定でいます。
トルティーヤ・プロジェクトは、まだ試行錯誤の連続になると思いますが、そんな様子も含めて活動報告にてみなさまにお話ししていければと思います。ちなみに、メキシコ料理に欠かせない唐辛子、ハラペーニョは、今年から販売を始めました!
私たちの新たなチャレンジを、一緒に楽しんでいただければ幸いです。
具志堅農園