こんにちは。いつもCBBを応援頂きありがとうございます。
CBBメンバー、法政大学3年の新井綾乃です。
実は私、今年の春休みは初の一人旅、カンボジアへ10日間行ってきました。
何をしてきたかというと、できたばかりのCBBスクールチュンプレイ校での日本語・英語教師。
開校から1ヶ月も満たない中でのスクール勤務は大変でしたが、忘れられない10日間になりました。
(近所のわんぱく生徒たち。この笑顔に何度救われたか。)
本日は私の10日間についてご紹介します。
さぁ!授業開始!あなただったらどうやって日本語を教える・・!?
農村での生活はかなり時間がゆっくり流れます。ただ朝はとても早いです。笑
子供たちの授業は朝7時から始まります。
私はカンボジアについた次の日から早速子供たちに教えることになり、最初は何がなんだかわかりませんでした。
農村では英語がほとんど通じないので、コミュニケーションはクメール語とジェスチャー。
一番困ったことはシラバスがないことです。
毎晩、明日は何を教えようか、どうやったら楽しんでもらえるかというのを、その日の反省と共に考えていました。
できるだけ子供たちのレベルに合わせた授業をしようと試行錯誤の日々。
開校当初のため、教科書はもちろん、カリキュラム、先生、備品などもなく、全てを自分で考えなければなりません。
クメール語が分からない!でも・・・!
しかし、日を重ねるにつれて子供たちとの距離も徐々に近づいて行きました。
最初はお互いに緊張している部分があったのですが、休み時間に一緒に遊んだり、一緒に勉強をすることによって、それはとけていきました。
(子どもたちと。私のお気に入りの写真です。)
最初は授業をすることで手一杯でしたが、だんだんと楽しむこともできるようになりました。
自分が楽しいと思ってからは、授業も進めやすかったなと思います。
というのも、その時にみんながどんな形で勉強をしたいのかが何となくわかるようになったので、かっちりと授業内容や時間の使い方を決めすぎなくても臨機応変に対応し、授業を変えて、お互いに楽しめていたからだと思います。
さようならを迎えて。
(最後の日。現地スタッフとおじいちゃんおばあちゃん、お坊さんと。)
10日間は長いように思えて、実際はとてもあっという間でした。
最後は子供たちともっと関わりたいな、成長をみたいなという思いが強くなり、帰路につくのはとても寂しかったです。
言語の壁に悩まされることも多々ありましたが、こんなに笑顔な子どもたちに囲まれて、私が元気をもらっていました。
子どもたちは普段の私の日本の生活のありがたさに改めて気付かせてくれます。
私たちが日々どれだけ恵まれているかを改めて実感します。
だからこそ、私たちができることが少し、でも子供たちのためになっていたらいい、そうなりたいと思えます。
最終日に私は「あいうえおカード」を子どもたちにあげました。
少しでも早く日本語を話せるようになってほしい、そしていつか日本で再会できたらと思います。