はじめに
東京都足立区、西新井大師と荒川に近い元木東というところに義母の実家があります。そこは下町の風情を感じさせる街並みの中にあり、懐かしさや癒しを感じることができます。
一人暮らしの高齢の義母を引き取ることになり、築40年を超えている義実家をこれからどうするか?2022年の夏位から考え始めていました。
こんなものを実現したい
義実家の敷地は公道に接しておらず、取り壊してしまうと再び新築することはできません。いずれにしても築40年を超えている建物ですのでゆくゆくは取り壊すことになるのですが、それまではこの建物を有意義に生かしていきたいと考えていました。不動産管理会社さんや建築メーカーさんは収益性や安定性を優先するので売買や駐車場への転換を提案してきましたが、わたしたちはもう先の見えている老朽化したこの建物だからこそできることがあると思い模索を続けてきました。
そんな中で、心を癒す猫との暮らしを楽しめる戸建貸家にリフォームしてはどうか?と考えました。猫と暮らせる賃貸は世に広く出回っているように感じますが、実際に猫との生活を「ほんとうに」楽しめる戸建貸家はほとんど存在していないのが現状です。家賃が高く猫の健康面まで考え良い設備を完備した高級賃貸は存在しますが、そうではなく、都内でも一般の方が負担なく猫との生活を楽しめる戸建貸家を作りたい。築40年を超えたこの建物だからこそ、それが実現できるのでは?と考えました。
夢を打ち砕いた事件の発生
2022年秋から猫との暮らしを楽しめる戸建貸家のプランニングを開始しました。12月から着工、2023年2月には工事完了の予定で動いていました。しかし、同時にわたしたちの夢を打ち砕く事件も進行していたのです。わたしの妻と妻の母の思い出が詰まっていたこの建物は悪徳リフォーム業者によって使用不能な状態と化してしまいました。壊れたユニットバスを入れられ、ダクトは屋外まで通じておらず天井に置いてあるだけ、水栓の湯水/冷水は真逆に設置、ついにはフローリングも捲り上がってしまいました。515万円という大金をかけたにもかかわらず、結果50か所以上の手抜き工事をされ人が住める状態ではなくなってしまいました。リフォーム業者は現在音信不通、訴訟も考えましたが勝ち目がないと感じているのか弁護士も逃げ腰です。人が住めるように再リフォームをかけようにもその資金もありません。リフォーム詐欺の被害者の9割が泣き寝入りと言われていますが本当にその通りでした。私たちの夢は完全に打ち砕かれてしまいました。
クラウドファンディングに期待すること
この先どうしたら良いか分からず途方に暮れていたとき、知人からクラウドファンディングの話を聞きました。老朽古民家の再生で建物を所有している人と建物を利用する人双方の夢が実現できるという内容を見たとき、わたしたちもこれに当てはまるのではないかと感じました。老朽化した建物ではありますが、リフォームをかけて猫との暮らしを本当に楽しめる形に変え、都内でも経済的な負担が少なく猫と生活できるという夢を実現する。
リターンについて
リフォーム工事完了から入居者が入るまでに期間を設け、猫との暮らしを本当に楽しめる戸建貸家を体感して頂ければと思います。猫を飼われている方であれば、ぜひ一夜を過ごしてみてください。
スケジュール
2023年12月 プランニング開始
2024年1月 クラウドファンディング開始
2月 クラウドファンディング終了
3月 リフォーム工事開始
5月 リフォーム工事終了
リターン発送
資金の使い道
リフォーム工事費用と物件宣伝費用として運用させて頂きます。
最後に
犬を飼っている人口よりも猫を飼う人口が増えたといいます。猫の方が経済的な負担が比較的軽く飼えるからなのでしょう。それだけ犬も猫も人間の経済に左右されるということです。現在住んでいる賃貸ではペットが飼えたが新たに引っ越す先でペットが飼える賃貸が見つからずペットを手放したり棄ててしまったりする現象も起きています。
また老朽空き家の問題も深刻です。
そしてリフォーム詐欺やトラブル問題も・・・
今回の事例が、このような社会問題の解決に繋がることを切に願います。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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