治療3日後 治療三週間後
この子は、日本人の4歳の女の子でした。
嘔吐をきっかけに、1ヶ月ほど紫斑病にかかり、日本の病院では治療法がないとのことで
駐在先のチェンナイに戻られ、私がインターンをしていたチェンナイのシッダ国立病院で治療を受けました。
1ヶ月ほどかゆくて夜も寝づらい状況だったのが、
内服薬を処方した後3日ほどで「かゆい」と言わなくなり、
10日でほとんど湿疹がひきました。
数週間の治療は必要でしたが、
数ヶ月経った後、「肌は陶器のよう」に完治したそうです。
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年齢:4歳
性別:女の子
国籍:日本
症状:足にかゆみと出血を伴う湿疹が出て、治らない状態(1ヶ月以上)
はじめに下痢と嘔吐、その後湿疹が発症。かゆくていつもかきむしっている状態
診断&以前受けていた治療:
はじめはチェンナイのアポロ病院に入院、その後Henoch-Schonlein Purpuraと診断を受ける
日本の病院でも診察を受けるが同じ診断を受ける。
特効薬がないと言われ、かきむしったときの傷につける抗生物質(塗り薬)を処方され、
腎臓炎の定期検査のアドバイスを受ける。内服薬はなし。
シッダ医学での診断:オヴァンマイのピッタ型
(オヴァンマイ:特定のアレルゲンに対する過敏反応
ピッタ:出血を伴う型。現代医学でいうと熱の代謝という説もあるが
とにかくこの生理学は果てのない世界なので、ここでは
「出血」「赤み」を伴っていることを重要視して診断されたと知っていただければと思います)
治療:
内服:
Parangipattai Choornam ー皮膚病に使われる代表的な薬、サポニンという植物性ステロイドを含む
Eladi Choornamーカルダモンをベースにした薬で、ピッタや皮膚病に使われる
Vallarai Tablet (Centila asiatica)ーこの場合はピッタに対して処方された
1日2回食後蜂蜜とともに服用
外用:
内服薬3日後から・・・ Arugan Thylam (Cyanodan ductylon)
2週間以降・・・ココナッツオイル