8月4日14時、能登の古民家宿 TOGISOで輪島塗漆器ランプシェードの開発会議が開催されました。プロジェクトに関わりのある全員が顔を合わせ、実際に試作品の照明を手に取りデザインや質感を確認しました。輪島塗の大平椀をベースとして、真鍮の削り出しで灯具をデザインしています。能登の伝統工芸と最新の金属加工技術を融合させることで、新たな可能性が見えてきました。椀の曲線美を生かした美しいフォルムに仕上がりました。自信を持ってプロジェクトを進めることができます。プロジェクトメンバーを紹介します。【灯具のデザイン・設計】愛知県みよし市の金属加工会社、進興金属工業株式会社様に灯具製作のご協力をいただいております。生産技術課の松浦潤さんに輪島塗の漆器に合うよう、真鍮の削り出しで専用品をデザイン・設計していただきました。【輪島塗り漆器の穴あけ加工】輪島塗は表面がガラスのようにコーティングされています。塗装が割れないよう穴あけ加工は特殊な技術が必要となり"ろくろ"を使った手作業で行われることになりました。依頼しているのは 木漆工をき 代表の木地師、田中俊也さんです。能登半島(志賀町笹波)に移住し椀木地師の職人として暮らしていました。自宅も工房も被災しましたが諦めずに一緒に再起に向けて活動している大事な仲間です。松浦さん、田中さんと一緒にプロジェクトを進められることを光栄に思っています。引き続き、応援よろしくお願い致します。