三輪代表からのメッセージが届きました。
今回は、歴史の中で、平氏の焼き討ちで焼失した東大寺の復興のために資金あつめ(勧進)に奔走した重源上人について書いています。
重源上人は、国宝の東大寺俊乗房重源上人座像としてその姿が今日までに伝えられていて、彼女は藝大大学院時代に修了制作でその像を模刻しています。冒頭の写真はその時のものです。
まだ学生で何も知らなかった彼女はなんの手続きも無しに、いきなり東大寺の俊乗房の裏手に陣取り勝手に作業を始めたそうです。ただその情熱と技量の確かさに、東大寺のお坊さんたちが本来難しいはずの許諾の手続きを全て取ってくれ、三輪代表が書類に署名するだけで完成まで見守ってくれたとのこと。完成した像は、その素晴らしい出来ばえもあり、東大寺におさめられ、その後東大寺から菩提僊那像の彫刻制作を正式に依頼されることになります。
ぜひお読みください。
「勧進みんなとつながる上毛かるた88」
こんにちは三輪です。クラフアンも後10日あまりとなりました。現在メノキの福西さんと商工会議所めぐりをしています。予想をしていましたが、対応は様々です。でもこちらはお金を頂く立場ですので、すべてを受け入れて参ります。人からお金を頂くのは重い作業です。
800年ほどまえ平氏によって焼き討ちあった東大寺は大勧進職の重源上人によって再興しました。重源は全国を勧進、勧進と呼びかけながら行脚して周防の国から檜を切り出し、まだ売り出し中の慶派の仏師集団に仕事を出しました。この仕事の代表格が南大門の仁王像です。
金も東北からご寄付を頂きました。大仏様を鋳造するには大量の金、銅などが必要でした。
鎌倉時代から800年過ぎた後残念ながら東日本大震災が起きてしまいました。東北地方を励ますために宮城県で東大寺展が開かれました。この展覧会を請け負った理由は鎌倉時代に東大寺がお世話になったお礼だと当時の管長狭川普文さんは語っています。この方も令和の大勧進職です
人に頂いた想いは時を超えてつながるようです。私は今回のクラファンが今月末に終わったのちも、上毛かるたの読み札88枚が協賛者のお名前ですべて刻み込まれるまで県内を勧進して参る所存です。
皆様から協賛いただいたお金は必ず社会貢献として還元したいと思います商工会議所の次はロータリークラブ訪問を考えています 企業様からお声がかかれば出来るだけ早くご説明に上がります。クラファンという言葉よりも個人的には勧進という響きが好きです。
「勧進みんなとつながる上もかるた88」で参ります。もうしばらくお付き合いください。
過去の三輪代表からのメッセージはこちら
第10回
https://camp-fire.jp/projects/734721/activities/557526#main
第9回
https://camp-fire.jp/projects/734721/activities/557252#main
第8回
https://camp-fire.jp/projects/734721/activities/554608#main
第7回
https://camp-fire.jp/projects/734721/activities/554259#main
第6回
https://camp-fire.jp/projects/734721/activities/553901#main
第5回
https://camp-fire.jp/projects/734721/activities/550339#main
第4回
https://camp-fire.jp/projects/734721/activities/550064#main
第3回
https://camp-fire.jp/projects/734721/activities/549819#main
第2回
https://camp-fire.jp/projects/734721/activities/549169#main
第1回
https://camp-fire.jp/projects/734721/activities/548029#main