春!
向クリニックの駐車場で春を見つけました。小さな枝に かわいいピンクのお花 これは桜でしょうか?
1月1日 新春 今日のようにお天気が良く、例年にないポカポカと あたたかく おひさまに見下ろされながら 素敵な1年の始まりに胸を弾ませていました。
午後4時10分を迎えるまでは・・・
あれから3か月が経過し、気がつけば4月、季節は春に~
いまもあの日と変わっていません。倒壊した家も 倒れた灯篭も 見渡す限りのブルーシートも・・・。
発災から4か月目に入り、少しずつ生活が戻ってきている人、いまだに水の使用が出来ずトイレは爲水を使用している人、倒壊した家の片付けや、壊れた屋根の修理も手付かずになっている人、それぞれの生活が震災前と同様になる日が 再び訪れるのでしょうか?
(当院もチラーの破損で1階の1部、2階全域はエアコンが使用できません。建物は古く、備え付けられた機器もまた古たため 壊れても修理に必要な部品が手に入り難いのです。)
同じ被災者だからこそ、その不安、悩み、支援してほしい事に共感できると信じ、当院が「できる事」を模索しています。富来地域だけではなく能登地域全域で医療と介護の提供 を必要とされる方にご利用いただけるようにする事だと思いました。
入所では手続きに時間が掛かってしまいます。そこで「避難」という形で受入れられれば 準備が整い次第お預かりできます。
これから少しずつ家の片付けも始めたくても、在宅でご家族様の介護をされている方にとって、安心して作業を行うには預けられるところが必要です。
また、総合病院で治療を終えた方の受入れ先がないと、本来病院での治療が必要な方に支障がでてくるため、当院のように医療の提供ができる介護医療院で引継げればその課題は解決できると考えました。
当院は介護医療院です。医療も提供でき介護も行える施設として 入所という形にこだわらず、お一人でも多くの患者様、要介護者をお預かりしていこうと話し合いました。
それはみんな「能登がすき」だから・・・
どんなに悲惨な状況でも
どんなにつらい毎日が続いても
どんなに不安でも
季節は春へと移り変わります。時は流れていくのですね。
誰かが何かをしてくれるのを待つのではなく
何もしてくれないと嘆く前に
必要としている誰かのために 自分達ができる事をする
<当院の理念>
「医療・看護・介護を通じ、利用者の思いに寄り添った
ゆとりある生活を支援します」
いつかこの理念にある
「ゆとりある生活 」が1日も早く皆さんに訪れますように・・・
今 私達にできる事に全力で向き合い、患者様が少しでも居心地よく生活できるようにこれからも一生懸命頑張ります。
目標は「安全・安心」を提供できる施設にする事 患者様もスタッフも安心して生活できる環境を作る事 この町に 能登を災害に強い 魅力ある地域作りに協力する事
「能登がいい」
「能登に居たい」
皆様のご支援を心より感謝申し上げます。プロジェクトの進捗や状況については、こちらで(プロジェクトページの「活動報告」にて)投稿していきます。
目標金額達成のためプロジェクトのシェア等、支援者様のさらなるご協力をしていただけますと幸いです。
こちらのリンクをシェアいただければと思います。
https://camp-fire.jp/projects/view/752000