日本が高度成長期の真っただ中にあった1970年代後半、長南町立西小学校にも600人以上の児童が通っていた時代。校庭の南側の小高い丘に「わんぱくランド」が誕生しました。
ターザンロープや、木を組んだアスレチック遊具の数々。「わんぱくランド」は、当時のPTAが中心になって、1年の月日をかけて整備した児童の遊び場でした。
「休み時間も放課後も、いつだって子どもたちの笑顔で溢れていました」
西小学校の元校長先生は、当時の様子を懐かしそうに話してくださいました。
「児童の父兄はもちろん、地域と学校が密接に結びついていたことの象徴がわんぱくランド。平日は児童たちが元気に過ごし、土日はお父さんたちが登校して、遊具づくりをする。いつでも誰かがいるにぎやかな学校でした」
時を経て、西小学校が「ちょうなん西小」となった今日。かつてのにぎわいとまでは行きませんが、地域の子どもたちや、ここを訪れてくださるお子さんたちに、笑顔で過ごしていただけるスペースを作りたい。
ちょうなん西小の大型遊具の設置の夢は、小学校と地域の絆。その素敵な文化を継承するという思いが込められています。