
こんばんは!
今日の活動報告記事では、神輿修理を担当した職人へのインタビュー記事です!
インタビュワーは私、事務局の里加子が担当しました。
「神輿修理の裏話、楽しく聞かせていただきました!」
お話をお聞きしたのは、彫金師の小池悠太さん、今回助っ人で入ってくれた相田偲紀子さんです。(相田さんの本職は蒔絵師です!)
(左:相田さん / 右:小池さん)
モンゴルへ寄贈される神輿に込められた想い、美しくなるまでの過程について、職人目線で語っていただきました。
【Q】神輿の修繕を終えての感想を教えてください。
【A】
(小池さん)
新たに彫り直す文様にはモンゴルの伝統文様のテイストを取り入れて、日本とモンゴルの架け橋となるよう願いを込めました。
出来る限り元々の素材を使う事を意識しつつ、これからもモンゴルの地で永く使ってもらえるよう綺麗に修繕できたかと思います。
細部までのこだわりに職人魂を感じます!モンゴルテイストを取り入れたのは流石の発想ですね!
(相田さん)
お神輿の修繕に携わったのが今回が2回目なので、未々勉強する部分があるなと思いました。自分の専門とは違う金属工芸としての部分を多く経験させていただき、金具の取り付けを行いました。取り付けに1週間程かかり、お神輿に対しての金具の量がこれだけあるのかと驚きました。
それだけ、神様に対しての"礼"がこれだけの装飾に籠っているのかなとも感じました。
すごい量です・・・!何個あるんでしょう。
【Q】今回の修繕で大変だったことを教えてください。
【A】
(小池さん)
船便で神輿を送る都合上、修理にかけられる時間が短かった事が大変でした。
また、金具の彫りが浅いパーツが多く、研磨の過程で模様が消えてしまうので、新しく彫り直す作業が必要だった事も大変でした。
磨くだけでなく、掘り直しも!見栄えが全く変わりますね!
(相田さん)
神輿の金具を全て取り外し、木材だけの状態で汚れを落としたときに汚れが拭き取っても落ちなく、木目に入り込んだり、思ったよりもバリが取れていなく手にササクレがひっかかったりと汚れ落としが大変でした。
長年使われてきたことで蓄積した汚れがあったようです!見違えるほど美しくなってますね!
【Q】最後に、本プロジェクト成功に向けて、一言いただけますか?
【A】
(小池さん)
これまで何度か海外向けの神輿の修繕や海外渡御に同行させてもらい、現地での想像以上の盛り上がりを体験させてもらいました。
今回も無事と成功を祈願します。
(相田さん)
海外でお神輿があがるというのはあまり想像できないのですが、それだけ日本文化が影響を与えていると思うと素晴らしく誇らしいことだな、と感じます。
なので、無事に神様が楽しめて神輿をあげる方々も楽しめる祭りになれば良いなと祈願します。
お二人とも、ご協力ありがとうございました!
たくさんの想いを込めて修繕してくださった神輿と現地で会うのが我々も楽しみです。
さて、出国まで一週間を切りました!
本プロジェクトをより多くの方に知っていただけるよう、尽力していきます。
ご協力いただける方は、SNSでシェアいただけると嬉しいです!
いつも応援いただき、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします!
次回は、リターンの詳細を紹介したいと思います!
text by 祭エンジン事務局 伊藤里加子