
皆さま、ご支援ありがとうございます。モンゴルへ神輿を贈り、現地で担ぐこのプロジェクトも実行まで1ヶ月をきりました。この記事では、神輿のビフォーアフターを紹介します!モンゴル、ウランバートルで神輿があがる日は、8月17日と18日。我々は、8月16日から現地、ウランバートル市に入ります!すでに神輿はウランバートルに到着したとの連絡が入りました。(ピカピカのお神輿!トラックに乗る直前の様子。)横須賀の神輿が横浜へ、そして会津へ修理した神輿は、横須賀市のとある神社で役割を終え、使われなくなったお神輿です。モンゴルで2度目の神輿をあげたい!でも神輿は無い・・・と悩んでいた頃、「使い道が無く、このままだと処分になってしまう。何か有効活用できないか。」と声かけがあり、この神輿をモンゴルに贈ることが決まりました。宮田が神輿を受け取り、明日襷の作業場(横浜市栄区)にて状態を確認。金物も木工部品の細部も年季が入っていました。モンゴルと日本の友好、そして平和の象徴として贈る神輿は、一番美しい状態で贈りたい。そして贈った後も長く美しい状態で保てるように。ここは金物職人に相談しようと、会津に向かいました。相談相手は明日襷の金物職人、彫金師の小池さんです。(左:宮田、右:彫金師 小池さん)修理をお願いしに行った日から、モンゴル行きの船便に出すまでは約2ヶ月。タイトなスケジュールでの依頼でしたが、「できることは全てやってみるよ!」と、修繕を受けてくれました。まずは、解体作業から。お神輿は細かいパーツがたっくさんついていて、分解するだけでも一苦労なのです。(金物パーツは、こんなにたくさん!)修繕前(Before)の様子お神輿の修繕前の写真は、こちら。▼屋根(光沢がなく、くすんだ状態)▼鳥居、囲垣(埃、チリ、錆など多数。木の部分が白くなってしまっています。)▼台輪(台輪の金物もくすみ、彫り物は削れて浅くなっています。)修繕中の様子お神輿の修繕中の写真は、こちら。(外した金物を超音波洗浄機に入れ、古い汚れを洗浄)(細かい隙間に接着剤を注入して補強)(鳳凰のくちばしに瓔珞を付けて仕上げ)(綺麗になった金具を取り付け。)全ての工程は載せきれませんが、このように丁寧で細かい作業を積み重ね、ピカピカのお神輿が仕上がりました!小池さんと一緒に、蒔絵師の相田さんも手伝ってくれました!ありがとうございます!モンゴルへ贈るということは、今後日本に持ち帰って修繕できないということ。念には念を入れて、強く美しく担げる神輿になるよう心を込めて修繕してくれました。なんと神輿金具の取り付けだけで1週間かかったそうです。お神輿の構造って本当に細かくて繊細です。修繕後(After)の様子お神輿の修繕後の写真は、こちら。(金物はピカピカに、木の部分も美しい姿に蘇りました!金物の彫りにも注目!)(トラックのお迎えが来た日。堂々としているお神輿がカッコ良いです!)小池さん、相田さん、本当にありがとうございました!お二人のインタビューは次回の活動報告にてお伝えします。実は今回、モンゴルに贈るということで、小池さんが一つこだわった点があるそうです。裏話をお楽しみに!※皆さんからご支援いただいたお金は、この神輿の修繕費に活用いたします。※この記事をシェアいただけるだけでも大きな応援になります。よろしくお願いします!(text by 祭エンジンメンバー 伊藤里加子)