機械を使わずに牛のおっぱいを搾るためには、1頭50分程度かかります。機械を使えばわずか5分です。搾乳機械は今の酪農で必須なのですが、地震の後、長期間停電が続き搾乳ができませんでした。牛はおっぱいが張り裂けそうで、四六時中苦しそうに鳴いていました。酪農家にとって、心を引き裂かれるような辛さでした。1月3日の20時に父と兄が片道6時間以上かけて、1頭ずつ搾るための小さい搾乳機械を持ってきてくれたので、そこで震災後初めて搾乳することができました。暗闇の中での搾乳は3時間半に及びましたが、ようやく牛たちを楽にしてあげられたのです。●牛舎の再建には7千万円以上必要なため、今回のクラウドファンディングでも最終目標は7千万円としています。ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
牛はやはり四本脚のため強いもので、震度7の強い揺れの中、人は倒れて転がっているのに、牛は踏ん張って倒れずに耐えていました。この写真の牛も同様で、発災直後は驚いて飛び跳ねていましたが、倒れたりはせずに踏ん張っていました。踏ん張りながらボエー!と叫んでいました。恐ろしかったと思います。今はのんびりした様子に戻っていますのでご安心ください。目標達成に向けて、より支援の輪を広げたく、ご無理のない範囲で周りの方にお声がけや、SNSで拡散いただけると幸いです。
ご支援ありがとうございます!皆さまのおかげで、牛舎再建のクラウドファンディング初日にして、目標金額の10%以上を達成することができました。心から感謝申し上げます。珠洲市の自然豊かなこの地で、未来へとつながる酪農を続けるため、そして被災した牛舎の再建に向けて、皆さまの温かいご支援が大きな力となっています。震災後の厳しい状況の中で、皆さまのご支援は私にとって希望の光です。引き続きご支援・ご声援の程よろしくお願い致します。松田牧場株式会社 松田徹郎