今日は身長と採点の関係についてお話
身長は大きい方がいいです。
理由は見栄えと移動距離です。
身長が大きい選手と小さい選手は、一歩の大きさが違うので、演技中の移動の見え方が変わります
また、大きい選手は、上挙の姿勢をとるだけで大きく見えるので、得です。
ただし、スピード感と運動量は、身長は関係がなく、むしろ体が小さいジュニアの方が良く見えることもあります。
あくまで新体操は、身体の可動域で運動量が決まります。大きいから大きく動けてる訳ではないのです!ぜひ身体可動域に着目して見てください。
僕たちは、身体の【極限性】を追求しています
次に身長差があるのはどうか!?
これはメリット、デメリットあります。
今年の神埼ジュニアは、中学3年生と小学4年生がメンバーにおり、その身長差は大きいです。
この差を存分に生かした構成を作りました。おそらくどのチームにもマネできないでしょう。特に組み技。今年は、大小合わせて、5個の組み技を入れています!
デメリットとして、跳躍が合わないということです。同じジャンプをしてもどうしても身長差でずれが生じます。しかし、ジュニアでは、これを合わせるのがとても面白い所なんですね!
神埼ジュニアはこれまでも身長差があるチームがたくさんありました。でこぼこのチームを合わせるの、、、得意です( ̄▽ ̄)今年のクラ選を見られた人は、おそらくそこまで身長差を感じなかったのでは?
ここで大事なのが、身長が合っているから動きが合っているのではなく、動きのスケールが一致しているかが大事となります!
上級の審判の先生たちは、実はここをちゃんと見てくれてるんですね!
私の感覚ですが、でこぼこなチームほどその違いを生かした面白い構成が作れます!
例えばタンプリングが全員強かったら、ドーン、ドーン、ドーンと大技を見せればオッケーですが、タンプリングが苦手な選手がいれば、隠したら良く見せたりと工夫が見られます。
今年も身長差が大きい。これはチャンスだと初めから思っていました!
後にも先にもこの団体構成ができるのは、この5人だけだと思っています。
ただの面白い構成ではなく、選手の特性を生かした面白さへ!
全日本ジュニアぜひ会場でご覧ください!!