神埼ジュニアの一年は超多忙、、、、
まずは九州のジュニアの大会の事情についてのお話。実はすでにここに秘密が。
神埼ジュニアのシーズンは年間通して全てです。
え?と思われた方もいると思いますが、基本的にオフシーズンはありません。
2月に福岡で開催されるサニックスカップから始まります。この大会では、すべての選手を出場させ、競わせ、今年1年戦えるメンバーを選出していきます。幼児から出られる個人競技、そして低学年の部と高学年の部に別れているため、その世代での最強が決定します。全員が、俺こそが!と王者の座を狙っています。
そして6月県中体連と九州小学生大会の県予選があります。これがとても重要で、この2つの大会のメンバーと、全日本ジュニアを目指すチームでは、曲もメンバーも変えなければなりません。すなわち神埼ジュニアの選手たちは、この時期、同時に2つの団体を並行して練習するんです( ゚Д゚)
夏休みの8月に、本選である九州中体連、九州小学生大会を終えたあとの9月。いよいよ全日本ジュニアの九州予選。(通称かささぎ杯)この激戦区を突破し、12月に開催される全日本ジュニアに出場します。予選で敗れたチームはすぐに、サニックスカップ、次年度に向けて始動という流れです。
この過酷な環境こそ選手たちが伸びていく秘密です。
いつもと違うメンバー、演技を習熟していく中での気づきがたくさんあるんだと思います。それぞれの地方大会を経験したあとの選手たちの成長は凄まじいです。
そしてその過酷な環境にプラスして、演技会を入れていきます。
5月にはオンライン演技会。6月には清明との合同演技会。12月に成果発表会。2月にKAGF。この発表の場をこれでもか!くらい踏ませることで経験値を上げていきます。
【百聞は一見に如かず】何事も体験することが重要です。
さらにイベントも経験させます。
5月のこどもの日遠足、夏祭り、3月と7月の体験会。これらのイベントの運営は選手たちに任せています。自主・自立・協働の心を学ぶことが集団では非常に大切になってきます。※演技会も一度は運営させます。
なぜここまで経験・体験をさせるのか、
エビングハウス忘却曲線を知っていますか?
人が何かを学んだ時、
・20分後には42%忘れる
・1時間後には56%忘れる
・9時間後には64%忘れる
・1日後には66%忘れる
・2日後には72%忘れる
・6日後には75%忘れる
・31日後には79%忘れる
というものです。
繰り返すことが、一つ一つの経験を自分の力にしていく最高の近道です。
教育現場では、スモールステップということもあります。小さい階段をどんどん駆け上がり、自信を高めながら突き進んでいってほしいと思います。