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こんにちは、ARCH共同代表の河西です。
本日7月19日の朝日新聞夕刊に、東京ストリートカウントの記事が掲載されました!
11日の事前チュートリアルに参加した藤生記者が、大々的に「1千人募集」と銘打ち、五輪を機に多様な人が支え合う東京へ、というストカンの主旨を伝えてくださっています。
デジタル版にもアップされているので、ぜひこちらからご一読ください!
また、17日の東京新聞にも記事を掲載していただきました。未読の方はこちらもどうぞ。
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「世界のストカンから ~シドニー編~」
さて本日は、世界のストカンからシリーズ第2弾、シドニー編をお届けします。
シドニーは南半球オーストラリア大陸の南東部に位置し、1.2万㎢の土地に国の人口の約5分の1にあたる500万人が住む、国内最大級の都市圏です。
その中心部に位置するシドニー市は面積25㎢の小さな行政区ですが、多くの企業や商業施設、オペラハウスをはじめとする観光スポットが集積しており、日中はビジネスマンから学生、旅行者まで、様々な人々が行き交う活気のある港町です。
そのシドニー市で私がストリートカウントに初めて参加したのは、2011年の8月(真冬です!)、留学中の一学生としてでした。
当時、昼間はよく大学の友人と食事などに出かけていましたが、ひっそりとした深夜の風景を見るのは初めてです。
カウント当日の夜、内心ドキドキしながら市のコミュニティセンターに行くと、50人~60人くらいの職員やボランティアの人たちが集まっており、お茶などを飲みながらフレンドリーに話していました。
本部は3か所あったので、全体では150人くらいのボランティアがいたと思います。
やがて時間になると、市の職員の方があいさつと簡単な説明をくださり、次に元ホームレスの方が登壇して、歩く際の注意事項などを教えてくれました。
「あ、さっき始まる前に市の職員の人たちと仲良さそうに話していた人、元ホームレスの人だったんだ」と思ったのを覚えています。
当たり前のように共存する彼らのその関係性が、自分が抱いていたイメージと違ったので驚いたんです。
その後、同じ班の人たちとあいさつをし、担当エリアを確認して出発、真冬のシドニーの夜を3時間程度歩きました。
実はこのとき、私たちの担当エリアの結果は0人だったのですが、着込んで歩き続けていても寒い真夜中の気温、静まりかえったまち、その中を蛍光ベストを着て歩き進む自分たち、班員とした色々な話、その時の不思議な気持ちがとても印象に残っています。
(写真:City of Sydney “Street Count Volunteer Manual”より引用)
シドニー市のストリートカウントにはその後も何度か1ボランティアとして参加し、2016年1月には東京で自分たちがストリートカウントを実施するに至りました。
昨年9月には約6年の時を経て、当時の市職員の方と、お互いストリートカウントの企画者として会うことができました。
都市から都市へとつながるストリートカウント、明日はニューヨーク市です。
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