ご支援くださった皆さまへ

前回の活動報告から一月が経ちました。前回は商談会前の活動報告でしたね。

その後、商談会も無事に終わりました。もちろん、ジンジャービールの試作2号を試飲して頂きました。とにかく大好評です。試飲して下さった皆さまから、このビールの可能性を高く評価してもらっています。

ここまでは、当然というか、これを目指してレシピ開発に取り組んだので、当たり前の結果なのですが、問題はここからです。今、販売価格の見積を作成しています。概算で1300円（税抜）は下らない。通常の掛け率だと1500円超えます。どんなに美味しくても、この価格で売れるのか。。この壁を超えなくては、打ち上げ花火で終わってしまいます。この打開策は三つ。

１、1500円でも売れるPRをする

２、製造ロットの大きな醸造所に変える

３、自社醸造所をもつ

３は現実的でない、、少なくとも現段階では現実的ではないです。初回ロットでは１に取り組みます。

表題の件ですが、冊子制作に活用できる補助金の最短スケジュールとふたこビールでの醸造スケジュールが噛み合うタイミングから、6月下旬仕上がりで醸造を行うことになりました。当初の予定から一月余り遅れてしまう事をどうぞ許して下さい。申し訳ないです。加えて、ラベルデザインを少し変更します。理由はディティールと商品名に新たなアイデアが浮かんだからです。

そんな事で、現在、最後の詰めに取り組んでいます。リターンお届けが遅れて大変申し訳ありませんが、最高のリターンを高鮮度でお届け出来るよう引き続き取り組んで参ります。

今日から2025年の生姜作付けが始まりました。今年は当初の予定作付け面積を増やす事にしました。弊社では、反収2トンから2.５トンを狙う栽培モデルに取り組み続けています。この数字は、13年自然栽培で生姜作付けを行ってきた私たちが導き出した、有機生姜農家がビジネスとして成り立つ最低限の数字です。常にこの数字を出すには、この業界はまだまだ未熟です。無農薬の生姜栽培は、他の作物に比べて格段に難しいのです。この数字を安定して上げるには、幾つもの試験モデルを栽培レベルで実行し続け、データを取り続ける必要があり相応の時間がかかります。ですので、事業を継続する一つの手段が加工品の製造であり、本プロダクト「ジンジャービール Himan Ale」なのです！

多くの有機生姜生産者は、栽培モデルを確立するまでに潰れるか、もしくは、他の農法に手を出すか、副業をして生活を維持します。しかし、それではこの業界は発展しません。私たちがこだわり抜いたマインドは、有機生姜の専業農家として事業を成功させる事です。だから、プロダクトに妥協はあり得ないのです。

「この商品なら応援したい」

「この商品なら、農業に変革をもたらせるに違いない」

他ジャンルのプロから、そう思ってもらえるよう諦める事なく取り組み続けます。

そんな事で、どうか皆さま最後までお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いします。

冊子や変更後のラベルが出来ましたら都度報告します。