本日は布の織り手さん紹介第二弾です!
私たちは2024年9月にラオスに渡航して、布を調達して参りました。
ラオスの首都ビエンチャンから高速鉄道で3時間弱移動。
布産業で有名なウドムサイに到着し、
さらに車で2時間程の村に訪問しました。
今回は『Samgan村』についてご紹介します!
≪目次≫
①概要
②織り手さんの基本情報
③社会・生活の側面
④織り手さんの将来展望
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①概要
ラオスの布産業における重要な生産者の一人、Kaenさんは、
60歳近くで村の布産業の取りまとめ役として活躍しています。
彼のグループは、糸づくりから染め物(藍染)まで、
全ての工程を村内で行っており、地域の女性たちと共に
伝統的な技術を守りながら生計を立てています。
特に、藍染に力を入れている村で、様々な種類柄で染められている布がありました。
また、日本をはじめとする海外市場にも製品を提供しており、販路の拡大を目指しています。
この記事では、Kaenさんの活動や課題、そして将来への展望について深掘りしていきます!
②織り手さんの基本情報
Kaenさんは、村の布制作グループのリーダーであり、
彼のグループには約30人のメンバーが参加しています。
メンバーは全員女性で、平均年齢は50歳前後。
男性は農業を担当しているため、女性たちは布生産の全工程を担っています。
この村には、Kaenさんのグループを含む3つの布制作グループがあり、
それぞれが糸づくり、藍染、織りの工程を手掛けています。
③社会・生活の側面
布の生産は、全ての工程を村内で行うため、地域の経済に密接に関わっています。
特に、糸づくりや染め物(インディゴ染め)を含む製品は、
村の伝統技術を守る重要な役割を果たしているそうです。
現在、日本の顧客やタイを通じての輸出も行っていますが、
販路はまだ十分ではなく、今後はより多くの市場を開拓する必要があります。
Kaenさんは、定期的な取引先を増やすことが今後の課題だと感じており、
特に日本への輸出を増やすことを目指しています。
布の生産量にはまだまだ余裕があり、販路を広げることは、
グループ全体の収入増加に繋がると考えているそうです。
④織り手さんの将来展望
Kaenさんは、布制作を通じて村の経済をより豊かにし、
伝統技術を次世代に伝えていきたいと考えています。
特に、販路を拡大し、定期的な顧客を増やすことが目標だそうです。
現在の販路では十分な利益を上げることが難しいため新しい市場を見つけようとしており、
日本への布に輸出も、非常にポジティブに捉えてくださいました。
村全体で、布制作を地域社会の強みとして発展させるための
新たな展開を模索しています。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!!
次回は、Viengkham村の紹介をします!