
本日は布の織り手さん紹介第三弾です!
私たちは2024年9月にラオスに渡航して、布を調達して参りました。
ラオスの首都ビエンチャンから高速鉄道で3時間弱移動し、
布産業で有名なウドムサイに到着し、
さらに車で2時間程の村に訪問しました。
今回は『Viengham村』についてご紹介します!
≪目次≫
①概要
②織り手さんの基本情報
③社会・生活の側面
④織り手さんの将来展望
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①概要
ラオスの小さな村で、伝統的な布生産に携わる
THA(ター)さんについてご紹介します。
家族や村の人々とともに営む布作りは、
自然由来の染料や伝統的なデザインを活かしたもの。
THAさんたちの工夫や努力、
そして地域を超えて広がる夢についてお話しします。
②織り手さんの基本情報
THAさんは村の取りまとめ役として、
13人の織り手さんを束ねています。
もともと別の村で生まれ育ち、
結婚を機にこの村に移住。
布作りは家族と営む本業で、
村の伝統を次世代に繋ぐ役割も担っています。グループの仕組みはエリアごとに分かれ、
それぞれが独立して活動しています。
布を作るだけでなく、
自分たちで販売する方法を模索しながら生計を立てています。
③社会・生活の側面
THAさんたちの生活は、布生産が主軸にありながらも、
農業といった副業に頼ることも多いのが現状だそうです。
村全体で染め物や織りまで一貫して行っていますが、
販路の確保に課題を抱えています。これまでマーケットでの販売を通じて収益を上げてきましたが、
マーケットでの販売が制限されてしまったため、
新たな販路が必要とされています。
現在では、観光客が多く集まるお寺にショップを構え、
販売を行っているそうです。
輸出は未経験ながら、
日本や国外への挑戦にも意欲を見せています。日常生活では、布作りに使う素材を村や近隣から調達し、
ナチュラルな染料を活用しています。
例えば、泥や木の皮、
山のフルーツなどを使った自然な色合いが特徴です。
④織り手さんの将来展望
THAさんの夢は、観光客の集まるお寺の近くにショップを構え、
地域の布文化を広めること。
現在も政府主催のイベントに参加したり、
布以外の品物も取り扱う計画を立てていますが、
十分な予算がない中での挑戦です。また、デザインの選定や製品づくりでは、
伝統的な模様に現代の感性を取り入れたアプローチも。
定期的に購入してくれる顧客がいれば
安定した収入を得られると期待しており、
海外輸送の可能性も視野に入れています。THAさんたちの布作りは、ただの仕事ではなく、
村のアイデンティティそのもの。
布生産を通じて地域全体の発展に貢献し、
より豊かな未来を目指しています。ここまで読んでくださり、ありがとうございました!!




