黒澤明 のライフワークハリウッド製英語版リメイクプロジェクトのクラウドファンディングも支援額が50万円に!ここからが皆様の力のみせどころです。『乱』の製作記録を世界の映画人に見てほしいというのは河村光彦の夢というよりも自分の映画作りを後世に伝えたい、という黒澤明監督ご自身の願いです。その思いを是非皆さんのご支援で実現させてあげてください!※クラウドファンディングの終了は10月13日です。
黒澤監督晩年の超大作「乱」のドキュメンタリー映画、ハリウッド版製作の応援をしています【私が応援する理由と、長い長い物語】①1983年。今から40年前。 私が27歳の頃。 最初に入社した小さなCM制作会社に 制作のアルバイトがしたいと 一人の大学生が訪ねてきました。 河村光彦くんという名の青年でした。 (撮影現場写真のカメラマンの右にいる若者)②いくつか現場を手伝ってもらったあと しばらく顔を見せなかったと思ったら すごいニュースが飛び込んできました。③黒澤監督晩年の超大作「乱」の現場に この河村くんと若いカメラマンの二人が乗り込んで ドキュメンタリー映画を撮影していいという 許可が黒澤プロからおりたというのです。④殆ど経験のない若者に、そんなことをさせる? と当時は半信半疑でしたが、黒澤監督が 河村くんの純真さに心打たれ 後身を育てたいという思いで許されたことが あとでわかりました。⑤その後、私が次に入社した太陽企画(株)の ビデオ編集室でも、この素材をつかった 編集(黒澤プロ主導)がはじまったことを 知りました、⑥しかし、河村くんが、作品を仕上げたという ウワサは聞かずじまいでした。⑦それから、40年が経ち、今年の2月。 40年ぶりにFBで、この河村くんとつながりました。 そして、これまでの経緯を詳しく聞きました。⑧聞けば、その時、収録したビデオテープは 黒澤エンタープライズが使用したあと、制作関連会社を 行き来しているうちに、大部分が行方不明に なってしまったというのです。⑨しかし、近年になって、膨大な素材の一部の所在がわかり 河村くんは、低予算ながら、作品を一度仕上げました。⑩そして、この度、更に見つかった素材もふくめて 最新の技術で100時間をデジタイズし、ハリウッドの監督を 起用して、彼の納得のいく、後世に伝えるべき作品(英語版) として仕上げることになったのです。 クラファンの目的は、このデジタイズの費用にあてられます。⑪製作協力するのは、黒澤監督の偉業をたたえてアメリカに 設立された映画学校「アナハイム大学」です。⑫この大学は、オリバー・ストーン、マーティンスコセッシ、 リチャードギア、ジョージ・ルーカスなど 黒澤監督を尊敬するアメリカの蒼々たる 映画人が応援している大学です。⑬「乱」の取材当初、河村くんは23歳。 今年、彼は、63歳。40年の時をこえて、この大きなチャレンジに 挑もうとしています。⑭彼を突き動かしているものは、黒澤監督の偉業、 監督本来の姿を後世に伝えたいという情熱と もうひとつ大きな理由があります。⑮それは、彼は今、胃癌、悪性リンパ腫との 壮絶な戦いの真っ只中にいるのです。⑯命をかけて、大きな挑戦をしている河村くんを 私は応援したいと思っています。⑰ですので、冒頭にお知らせした、クラファンサイトから応援してあげてほしいのです。本投稿のシェアもお願いします。私も素材を見させていただいてますが、映画、俳優たちにとっても大きな学びがあると思います。~お忙しい中、最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
『Life work of Akira Kurosawa』クラウドファンディングハリウッドで黒澤明監督のドキュメンタリー映画をリメイクするプロジェクトまだご支援いただけてない方必見でございます。
このような映像が残っていることにびっくりいたしました。しかも大変な分量です!今年(2018年)デビュー50周年を迎えた私にとって、『乱』という作品は大きなターニングポイントです。ノーメイク、地毛での狂阿弥役。それまでの「ピーター」という「着ぐるみ」を黒澤監督が脱がせてくださいました。そして『乱』以後、役者としては本名の池畑慎之介を名乗っています。今回この映像を拝見し、撮影当時の数々の事・・・、ロケ現場の光景や思い出が次々に脳裏に浮かんできました。 今、デジタル化がこんなに進み、映画の作り方も変化してきています。そんな時代にこれだけのものが保存されていて、接することができるのはとても貴重な事と思います。「ありがとう!」
私は、『乱』撮影時の自分のところのメイキングが残っているとは、全く思っていなかったので、 今回それを見ることができたのは、新鮮な驚きでした。何度ダメだしをされても、なかなかそれに 応えられない自分がじれったく、黒澤監督の御苦労を思うと、胸が痛くなります。時間が経ち、 客観的に見ると、黒澤監督の繊細さがよくわかります。あらゆるパートに気を配り、最良のものに していこうとする集中力と忍耐力に、本当に頭が下がります。そして、全てのスタッフの動きの良さ!黒澤組の、あのピーンと張りつめた緊張感と、OKが出た時の喜びが懐かしく、今でも時々、黒澤組の現場に戻りたいと思ってしまうのです。そして、今の若い俳優さんやスタッフに、その現場を体験させてあげたいとも。 だから、このメイキングビデオが保存され、それを見るチャンスを残しておくことは、本当に貴重な財産になると思います」