こんばんは!出口農園です。いつも温かい応援を、本当にありがとうございます。今回は、無農薬のお米づくりの“山場”とも言える「除草作業」についてご報告いたします。田んぼに生える草を放っておくと、稲に行き渡るはずの栄養分が草に取られてしまい、稲が十分に育たず、収穫量がぐっと減ってしまうおそれがあります。そのため、多くの農家さんでは除草剤を使って、草を生やさない工夫をされています。実際、目の前で除草剤の効果を見ていると「これは魔法か・・・?」とすら思ってしまうこともあります。稲だけを残して、他の草はすべて枯れていくのですから。文明の力、化学の進歩のすごさを思い知らされます。でも、私たちが目指すのは、農薬も除草剤も使わない、自然の力で育まれた逞しくて美味しいお米です。だからこそ、どれだけ大変でも、私たちは手を使い、機械を使い、根気強く草と向き合っています。この地域では珍しい乗用型の除草機や、エンジン式の手押し除草機など、様々な道具を駆使して草を取り除いていきます。↓↓こちらの写真は乗用型の除草機です。↓↓こちらはエンジン式の手押し除草機です。田んぼで作業していると、近所の方から「それ、何の機械?」と声をかけられることも。「除草剤を使わない稲作をしているんです」とお話しすると、「そんな機械があるんだね」と驚かれます。また、田んぼの縁(畦道)や脇道にも草はどんどん生えてきます。こちらも2週間に一度は草刈りを行わないと、見た目だけでなく、虫の住処となり、稲に悪影響が出てしまいます。私たちの稲作は、言ってみれば「地道の積み重ね」です。一つひとつの手間には意味があり、時間をかけて向き合った分だけ、稲も応えてくれる。そんな実感を日々の作業の中で、何度も味わっています。次回は、稲づくりの大切なステップ「中干し」についてご報告いたします。どうぞ引き続き見守っていただけたら嬉しいです。皆さまの応援が、私たちの原動力です。本当に、いつもありがとうございます。
こんばんは。出口農園です。今回は、無農薬でのお米づくりにおいて、最大の難所とも言える「草」との向き合い方について、ご報告いたします。一般的な稲作では、田植えの前後に除草剤を撒いて草を抑えますが、私たちは農薬や除草剤を使わずに栽培しています。そのため、草をいかに生やさず、稲を守り育てていくかが、とても大きな課題になります。草の発芽を防ぐには、「田んぼにしっかり水を張っておくこと(深水管理)」が基本中の基本。田植え後、私たちは毎日すべての田んぼを巡回して、水が抜けていないかを細かくチェックしています。とはいえ、田んぼごとに状況は本当にさまざまで・・・。バルブをひねればすぐに水が出る恵まれた場所もあれば、ポンプを使って一所懸命くみ上げなければならない場所もあります。水が抜けていく原因の一つが、ザリガニなどの生きものが開けてしまう小さな穴。これが曲者で、水はどんどん抜けていき、見回っていないと、知らないうちに土が乾いてしまいます。そうすると草の種にスイッチが入り、あっという間に芽が出て、生育途中の稲の大敵になってしまうのです。だから私たちは、水の音を聞き分けたり、田んぼの表面を目で観察したり、穴を探し当てて、スコップなどで塞ぎ、また次の田んぼへ見回っていく・・・。田んぼとの“対話”のような日々を繰り返しながら、稲の居心地のよい環境を整えています。今年は昨年の5倍、約10町歩の田んぼを耕作しており、初めて経験するトラブルにも直面していますが、「このお米が、未来の子どもたちの給食に届くかもしれない」そんな希望を胸に、一歩一歩進んでいます。次回は、そんな草との本格的な格闘戦「除草作業」の様子をご報告させていただきます。ぜひ、楽しみにお待ちください!!いつも応援してくださる皆さまに、心からの感謝を込めて。
こんにちは!出口農園です。このたびはクラウドファンディングにて温かい応援とご支援をいただき、誠にありがとうございました。5月以降、怒涛の田植えシーズンに突入し、毎日土や水と向き合っているうちに、あっという間に季節が進み、梅雨も明け、夏の日差しが本格的になってきました。活動のご報告が遅くなってしまったこと、まずは心よりお詫び申し上げます。おかげさまで、今年は約10町歩(10ヘクタール)という過去最大規模の田んぼに無事、田植えを終えることができました。これは昨年の5倍の広さです。私たち農園にとっても大きな挑戦でしたが、それを支えてくださったのは、間違いなく皆さまのご支援と励ましです。正直に言いますと、田んぼの管理は、田んぼ一つ一つがまるで違う生きもののようです。「ここの田んぼは水がすぐ抜けるから、朝と夕方にしっかりチェックを・・・」「こっちは水を溜めた時、ズボッと足が深くハマるほど深いから、乗用の除草機ではなく手押しの機械でやらないと・・・」など、毎日ひとつひとつの田んぼと向き合いながら、土屋稲の声に耳を澄ませるようにして作業を進めてまいりました。稲は、静かに、でも確かに成長しています。その姿を見つめるたびに、「このお米が、いつか子どもたちの給食や、たくさんの方の食卓を笑顔にしてくれる日が来るんだ」と思い、胸が熱くなります。これから数日にわたり、皆さまに私たちの「お米づくりの舞台裏」を少しずつご報告させていただきます。まずは「水の管理」について。命の源でもある水が、稲にどれほど大切な存在なのか。そのことをお伝えしたいと思っています。どうぞ楽しみにお待ちください。改めて、深く、心からの感謝を込めて。皆さまのご支援が、今の稲たちを育て、私たちの希望を広げてくれています。いつも本当にありがとうございます。
おはようございます!出口農園です。 いつも温かなご支援と応援、本当にありがとうございます。今年のコシヒカリの田植えが終盤に差し掛かっています。毎年のことながら、この瞬間はいつも胸がぎゅっとなります。田んぼに並んだ苗たちを前に、まるで命を土に託すような気持ちで田植えをしていきました。↑(写真は苗を田んぼに運び出す時のもの)田植えは、稲作の“はじまりの一歩”。ここでしっかり根付くかどうかが、その後の成長、そして秋の実りを大きく左右します。青々とした苗たちが、水面にきらきらと映える風景は、私たちにとって“希望そのもの”です。自然の力と、人の手と、そして何より、皆さまの応援があってこそ描けるこの風景。そう思うと、何とも言えないあたたかい気持ちになります。一粒のお米を育てるには、実にたくさんの手間と時間がかかります。でも、その一粒が、誰かの元気のもとになったり、食卓の笑顔につながったりする。そう信じて、今年もまた、心を込めて育てていきます。自然はときに厳しく、計算通りにはいかないことも多々あります。それでも、土を信じ、苗を信じ、自分たちの手を信じて、一歩一歩、進んでいきたいと思っています。次回は、田んぼでぐんぐん育つ稲の姿をお届けできるように、またコツコツとがんばってまいります。これからも見守っていただけたら嬉しいです。いつも本当にありがとうございます。
こんにちは!出口農園です。 いつも温かく見守ってくださり、本当にありがとうございます。この春は、例年に比べて冷え込む日が多く、苗づくりにとっては決して楽ではない季節でした。3月にまいた種は、寒さの中でもけなげに芽を出し、少しずつ背を伸ばし立派な苗に育ってくれました。地域の農家仲間の中には、冷え込みの影響で苗がダメになってしまった方もいらっしゃいました。そんな中、うちの苗たちは病気もほとんど無く元気に育ってくれたのです。毎朝苗の様子を確認するたび、「今日も無事でありがとう」と、自然に声をかけたくなるような愛おしさが湧いてきます。苗づくりは、お米づくりの土台です。この小さな命の積み重ねが、やがて秋の黄金色の稲穂につながっていくと思うと、改めて一日一日の大切さを噛みしめます。そして、田植えの前にやる大切な作業、「代掻き(しろかき)」です。水を張った田んぼの土を、トラクターで丁寧に砕いてならしていく作業です。これは苗が根を張るための、いわば“ふかふかのお布団”を整えるようなもの。見た目には地味かもしれませんが、この作業の丁寧さが秋の出来を左右します。雑草の芽も抑えられるので、無農薬の田んぼにとってはとても大切な工程なんです。見えないところを整えること。それが、自然と向き合う農業の基本であり、何よりのやりがいでもあります。皆さまからいただいた応援の気持ちが、こうして一歩一歩形になっていくことに、日々感謝の気持ちでいっぱいです。実はもうすでに田植え真っ最中。コシヒカリ終盤に差し掛かりました。次回、田植えの様子をご報告させていただきます。心からの感謝を込めて。






